行徳ラーメン街道の実力店「分田上」
東京メトロ東西線の南行徳駅から北へ歩いて5分弱。県道6号=市川浦安バイパス沿いで2011年9月から営業する「支那そば 分田上」へ。これで「わけたかみ」と読み、田を分け共に成長するようにとの思いが込められているそうだ。なお、2022年6月には仙台に2号店をオープン。行徳の店も派手さはないが、根強い人気を誇っている。
店内はL字カウンター8席と4～5人が座れるボックス2卓。麺メニューは濃厚支那そばを筆頭に、濃厚つけそば、海の塩そば、塩つけそば、濃厚味噌そばをラインナップ。またこの日は期間限定で「背脂豚骨醤油らーめん」も提供していた。一方、ネギ豚めし、肉味噌ごはん、特製ぎょうざなどのサイドメニューも用意している。
今回は人気No.1という「濃厚支那そば」を特製(1000円)でオーダーすることに。スープは鰹節や煮干し、海老など数種類の魚介の出汁と、豚骨や鶏ガラの動物系出汁を重ねたもの。濃厚とは言いながら粘度は高くなく、魚介出汁が前面に出ているので重すぎず。オイリーだがサラッとした飲み口に仕上がっている。
カエシの甘みが立っており後半食べ疲れる感があるが、完成度の高い豚骨魚介である。そこに麺肌ツルツルでモッチリした中太麺を合わせている。スープとの相性も良く旨い麺だ。チャーシューは噛み応えのあるバラ肉が3枚。ほかタレ染みた味玉、メンマ、海苔、ネギが乗る。突出した個性は無いが、しっかり作られた一杯。次は塩を啜りたい。
<店舗データ>
【店名】 支那そば 分田上（わけたかみ）
【住所】 千葉県市川市欠真間2-19-17
【最寄】 東京メトロ東西線「南行徳駅」徒歩5分
