背脂+自家製麺の話題店「ラーメンみなみ」
東京メトロ東西線・葛西駅から環七沿いに北へ歩いて10分ほど。桑川町バス停そばに2023年10月31日にオープンした「ラーメンみなみ」へ。ご主人の南氏は西千葉の家系の行列店「裏武蔵家」での修行を経て独立創業。家系ラーメンではなく、背脂チャッチャ系スープと自家製麺の一杯でオープン早々人気を博している。
店内はカウンターに9席。店奥には製麺スペースがあり横山製粉の北海道産小麦粉・特ニングルの袋が積まれている。麺メニューは「背脂中華」一本勝負で、チャーシュー、半熟味玉、有明産もみのり、ほうれん草、コーン、辛ネギ、わかめ、メンマを追加トッピング可能だ。なおニンニクと生姜はそれぞれ30円と有料である。
一方の飯モノにはライス、辛ネギ丼、鰹節に温玉が乗った「ネコたまんま」を用意。ビールを飲ることも出来る。今回は「味玉背脂中華(950円)」と「おろしニンニク(30円)」を注文。なお、背脂の量はさっぱり、普通、多め、ギタギタの4段階から、味の濃さも薄め、普通、濃いめから選べるが、どちらも「普通」でお願いした。
待つこと7分ほどで着丼。スープは豚骨と鶏ガラが主軸で、そこに醤油のカエシをしっかり効かせている。背脂は「普通」だと丼全体を薄く覆う程度。これでも十分コクがあり旨い。合わせる麺は前述の通り自家製で、ご主人曰く「ぷにもち」っとした多加水の中太麺だ。さすが旨い麺である。そしてスープとの相性も抜群だ。
チャーシューはややレアな仕上がりの肩ロース肉が3枚。肉の旨味をしっかり楽しめる。味玉は黄身がトロリとして美味だ。ほか歯ごたえあるメンマ、ほうれん草、刻みネギが乗る。最後は小皿で提供されたニンニクを溶いてジャンキーに完食。重過ぎず、旨味たっぷりの一杯で中毒性高し。今度はチャーシューを追加しよう。
<店舗データ>
【店名】 ラーメンみなみ
【住所】 東京都江戸川区中葛西2-19-15
【最寄】 東京メトロ東西線「葛西駅」徒歩10分