肥宝館 -貧すれば丼する-

【東京駅】 孫鈴舎「つけチャーシュー 中(1000円)+味付玉子(100円)」

新橋「孫作」が移転し、丸の内「孫鈴舎」に

東京駅の丸の内南口を出て、有楽町に向かうJRのガード沿いを徒歩3分。はとバス東京営業所の乗り場前に2020年1月31日にオープンした「孫鈴舎」へ。こちらは、つけ麺のパイオニア「六厘舎」グループの新店。新橋にあった「孫作」が、屋号を「孫鈴舎」に改め移転した形だ。ビジネスでも観光でも立ち寄りやすい立地である。

麺メニューは、昼が「つけめん」専門で、夜は「つけめん」と「らーめん」の二枚看板だ。追加トッピングには味付玉子、ネギ、チャーシュー、メンマ、辛味が用意されている。今回は「つけチャーシュー」の中盛に味付玉子(100円)を添えてオーダーした。ちなみに、つけめんの麺量は並が350g、中450g、大600gとなっている。

待つこと10分で着丼。麺は中盛でも結構な量があるが、一方でスープの器は小さめで、追加した具が溢れているので啜るのが難しそう。スープは六厘舎の代名詞とも言える豚骨魚介と違って、孫作と同様に魚介不使用の動物系。豚と鶏の旨味が主軸だが動物一辺倒ではなく、野菜の旨味も重なりコンソメスープの様な飲み口に。

麺は六厘舎グループらしさのある、ムチっとした食感の中太麺。麺肌はツルツルで喉越しも良い。スープが思いのほかシャバシャバ系なのだが、旨味が強いので麺との相性も悪くない。そして基本のスープに入る具材はメンマ、刻みチャーシュー、キャベツ、ネギ、大葉、海苔。そこに、今回追加したチャーシューと味玉が乗る。

追加トッピングのチャーシューは4枚。脂身のしっかり付いたバラ肉だ。嫌な臭みは無いが、煮豚のようで適度な獣感も残っており食べ応えも十分。黄身がゼラチン状の味玉も悪くない。大葉は主張は強すぎず、程よい清涼感を与えてくれていて良い。卓上には胡椒、一味、酢があるのでお好みで。最後はほうじ茶でスープ割して完食。

2つ不満が。1つは、つけ汁がヌルいこと。味は良いだけに残念だ。もう1つは、オペレーションが上手く回っていない点。私のオーダー品が、後客に先に配膳され、特にお詫びなどのリカバリーも無かった。六厘舎ブランドだけに、初訪問でも一定の期待を持って訪れる人が多いだろう。今のままではもったいない。今後に期待か?

<店舗データ>

【店名】 孫鈴舎(まごりんしゃ)
【住所】 東京都千代田区丸の内1-10-9
【最寄】 JR東海道線「東京駅」丸の内南口徒歩2分

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