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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 松戸】 大勝 松戸店「チャーシューメン 小(1080円)+味付け玉子(100円)」

老舗3代目の挑戦。大勝が松戸に2号店を

JR常磐線・松戸駅の西口から駅前大通りを歩いて4分ほど。県道5号=鮮魚街道の交差点手前に2021年6月24日にオープンした「大勝 松戸店」へ。おとなり柏市で創業40年以上を数える永福町大勝軒系の老舗「大勝」の2号店で、3代目が切り盛りしている。これで松戸には東に「まるき」、西に「大勝」と永福町系の人気店が揃った。

店内はカウンターのみ8席。麺メニューは基本「ラーメン」「つけそば」の2種のみで、麺量を小=1玉から1.5玉、2玉、3玉と増やすことができる。それぞれ本店より30円お高い値段設定だ。もちろん追加でメンマ、チャーシュー、味玉、ネギをトッピング可能だ。今回は「チャーシューメン 小(1080円)」に味付け玉子(100円)を加え注文した。

ラーメンは本店の様なステンレス製とは違い、木目のトレイに乗って到着。スープは煮干しに玉ネギ・人参などの野菜、背脂などを加えて炊いたもの。ひと口啜れば煮干しの鮮烈な香りが鼻に抜けるが、エグみや苦味は抑えてあり旨い。永福町系おなじみの表面に張られたラードも量が控えめで、アッサリと啜ることが出来る。

カエシの加減か、ちょっとしたチューニングなのか、個人的には本店よりも好きな味である。麺は永福町系御用達、本店と同じく「草村商店」中細縮れ麺を合わせている。プリッとした食感でスープとの相性も抜群だ。大判厚切りのチャーシューは豚肩ロースを特製醤油ダレで煮込んだもの。スープの熱で脂が柔らかくなり絶品だ。

醤油ダレのしっかり染みた味玉は黄身ネットリで良いお味。ほか、歯ごたえあるメンマ、刻みネギが乗る。非常に満足度の高い一杯、あっという間にスープまで飲み干してしまった。3代目はSNSで「柏大勝は継承 松戸大勝は挑戦」と仰っているが、本店と食べ比べると確かに違いを感じられる一杯だった。松戸にアツい夏が来たなぁ。

<店舗データ>

【店名】 大勝(だいかつ)松戸店
【住所】 千葉県松戸市本町7-17
【最寄】 JR常磐線「松戸駅」西口徒歩4分

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