コダワリ光る鶏白湯が旨い「らーめん 詩」
JR京浜東北線・蕨駅の東口から歩いて4分ほど。塚越大通り沿いにある人気店「らーめん 詩(うた)」へ。ご主人の名倉崇弘氏は調理師学校を卒業後、竹ノ塚「しおの風」や、製麺会社「浅草開化楼」などで修業を重ね、2013年9月に独立創業した。なお2018年には岩槻に2号店「塩らーめん 凛」をオープンするも現在は閉店。
店内はL字カウンター10席。麺メニューは醤油、塩、味噌、鶏白湯のそれぞれラーメンとつけ麺を用意。また担々麺が魚介ベース、鶏白湯、汁なしから選べるほか、油ソバも提供している。さらに壁メニューには生姜チャーシュー麺、辛味塩らーめん、梅塩つけ麺、辛つけ麺の文字も。お得なセットメニューもある。
追加トッピングには味玉やチャーシューのほか、白髪ネギ、万能ネギ、揚げネギ、メンマ、あおさ、海苔をラインナップ。焼ギョーザと水ギョーザ、ネギチャーシューごはん、牛すじごはんといったサイドも充実しており、一杯飲ることも出来る。今回は人気No.1という「濃厚鶏白湯らーめん(1000円)」を注文した。
少しトロみのあるスープは大山鶏を100%使って仕上げているという白湯だ。嫌な臭みや脂臭さは皆無で旨味がしっかり凝縮されている。塩味はやや強めだが旨いスープだ。そこに、ご主人の修業元でもある浅草開化楼製の中細ストレート麺を合わせている。加水率低めで小麦の風味が良く、スープとの相性も抜群だ。
チャーシューは豚バラと豚肩ロースが1枚ずつ。ほか、黄身がサラリと解ける味玉、柔らかな茄子、メンマ、海苔、揚げネギ、万能ネギ、笹切りの白ネギが乗る。卓上にはニンニク、柚子胡椒、ネギ油、酢、魚粉などがあるのでお好みで。丁寧に作られた無化調の一杯、美味しく完食した。次はコダワリの醤油らーめん狙いで再訪しよう。
<店舗データ>
【店名】 らーめん 詩(うた)
【住所】 埼玉県蕨市塚越2-4-1
【最寄】 JR京浜東北線「蕨駅」東口徒歩4分