金町で知っておくべき、間違いない店
ラーメン不毛地帯から一転、激戦区の様相を呈してきた金町。その中でも、とりわけラーメンファンに人気なのが「國分ラーメン食堂」である。ご主人は、つくばの人気店「はりけんらーめん」出身。この肩書を聞いただけで、啜ってみたくなるのがサガというもの。
メニューは清湯、白湯で、ともに醤油・塩から選べる。白湯の方が「はりけん」に近い雰囲気だが、清湯もまた旨い。スープは鶏ベースで、カエシには土浦の老舗・柴沼醤油を使用している。また、通常は菅野製麺の中太麺なのだが、在庫切れか今夜は細麺での提供に。
面白いのはタマゴボーロのような形の玉麩。口に含むと柚子のような香りが。また、TOKIOの長瀬智也氏が絶賛したホロホロの煮豚に、ゴマ油の風味が良い穂先メンマ、軟骨の食感が良い鶏つくね。トッピングはどれもレベルが高い。
店舗自体は居抜きで古いが、卓上のラーメンが映えるよう、席ごとにスポットライトが設置されるなど工夫が凝らされている。何気にSNS向きである。初めての方は、まず鶏そば(白湯)から。魅了された方は中華そば(清湯)、つけそばへという流れが美しいだろう。
<店舗データ>
【店名】 國分ラーメン食堂
【住所】 東京都葛飾区東金町1-25-5
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」北口徒歩3分
★2018年7月をもって閉店。残念。