この著者の本は「語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ」も読みましたが、大変参考になりました。でもやっておられることは全然「手抜き」じゃなくて、これでは一所懸命に英語を勉強するほうが楽じゃないでしょうか。文中に出てくる実例を見ただけで、この方の調査能力と根気にはほとほと感心させられます。仕事なら当たり前と言ってしまえばそれまでですが、一般人はそれほど仕事にのめりこんではいないと正直思います。いずれにしても産業翻訳を志す者はもちろん、およそ外国語習得を志す人は、自分が何のために勉強するのかを考えておくためにも、必ず読んでおくべき本でしょうね。