highdy の気まぐれブログ

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錯覚とだまし絵とアイディア

2020年06月20日 | 雑学知識

錯 覚
 ヒトの目は物凄く精密にできていて、視神経が正しく信号を脳に届けますが、時として脳が勘違いをして認識することがあります。 つまり、錯覚します。
また、私たちが動的物体を正しく認識できるのも、適度な残像があるために可能なことです。しかも、それらの微妙な感じ方は、ヒトの五感すべてで言えることですが、脳は過去の経験なども加えて現在の情報を判断しています。それでも、間違って認識することがあります。
 以下の図の中央の黒い部分を5秒以上凝視してください。そして、今度は絵に対して顔を近づけたり離したりしてみてください。



いかがでしたか? 内円と外円ともそれぞれ反対方向へ回って見えませんでしたか? 錯覚ですね。
 次の絵もヒトにはが勝手な思い込みがあります。それは脳がヒトの横顔はこんなものだと過去の経験から認識しようとすることで、脳の混乱が起こります。
じっくり眺めてみてください。どちらが正しい判断?



いかがでしょうか? あなたには、正面から見た顔に見えましたか? 横顔に見えましたか?
そうです。 これは正面の顔を横顔に見えるようにカットしているだけです。横顔であれば、瞳の位置と耳の形が違いますよね。目の錯覚を利用しただまし絵(トリックアート)の一種です。


感じ方で見た人の年齢が判る? 
 次の絵は、どちらも心理学ではよく使われる典型的なだまし絵の例です。
見た人の感じ方でその人が若い方かそうでない方、あるいは現在の心理状況が判ると言われるものです。



でも、初めに感じたイメージが強く、言われないと、どちらの絵も 2種類の見え方に気づかない方もいます。特に左は、老婆と少女のようにギャップの大きな違いがあります。観察者の年齢により、判断が変わると言われています。


子供に受けるマジック的なだまし絵
 次の絵は、だまし絵では有名な無限階段というものがありますが、絵(図)の描き方のトリックで発生する予想外の錯覚です。だまし絵の最も基本的な考え方の一つです。
highdy は仕事柄 CAD で設計をしますが、 CAD を使うまでもなく、少々乱暴でも WordExcel で簡単に描けますので作図してみました。

 
  丸棒ではなかったの?          角材が横に並んでいたのに・・・

中央の四角の部分を除いたものを作図して、左右いずれかを手で隠し、見えている方に手を移動させて見せます。ある程度の年齢の子供さんならビックリされるでしょう。数分程度で描けますので、描いてみてください。


パッと見に脳が判断しますが・・・
 さて、ヒトの脳は多くの経験情報を基に瞬時に判断しますが、よ~く観察すると、実はとんでもない勘違いなのです。次の絵を [Ctrl] キーを押しながらマウスホイールを(自分の方へ)回して小さくしてみてください。
どう見ても普通の人の顔に見えます。が、ご覧のように鼻は人だったり、耳は女性の帽子、女性のドレスは襟を表現したり、民家の窓が目だったりと、とても楽しいものです。

ウクライナのアーティスト Shupliak Oleg 氏による作品。

タイトルの階段の絵は、1枚の紙に描いてあるもので、上部のドアと階段の 2段目のみ紙よりはみ出して切り抜いてあるだけで、他はすべて紙に描かれた絵です。
以下の動画も同じです。



アイディアにも共通点
 自称発明家の highdy は自分の専門(本来は機械設計)分野外でも多数の各種発明・考案をしてきましたが、これらのだまし絵に見られるように、勝手な思い込みや想像だけでは、良いアイディアは生まれないものです。
「失敗は成功のもと(または母)」などと言われるように、先ずは思考そのものですら何度も何度も失敗を繰り返して、斬新なアイディアが生まれます。









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