緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

新燃岳降灰は郷土史のヒント

2011年01月31日 19時13分33秒 | 歴史
1月31日(月) 

 新燃岳の火山活動が気になる日々が始まり、霧島の方角を眺めますと火山灰が上空三千メートルまで立ち上がり膨大な塊が視界を遮っております。城盆地より眺める霧島が優美な山容を現すのはいつの日なのか?明日か?十日後か?住民には予測不能です。一部報道によりますと直径五百メートルのマグマが、地底より火口に盛り上がり、形成されているとあります。マグマが膨らみ新燃岳火口縁を越えますと、或いは火口縁が崩壊しますと、マグマが火砕流となり、東は高原町方面へ、西は大浪池との谷間を埋め尽くす事になり、被害は甚大になる事が予測されております。すでに高原町では住民の公共施設へ避難も始まっております。

予想される東西火砕流の道筋は、かって霧島登山で体験したルートでもあり、その上に両方とも高崎川と霧島川の源流でもあり、霧島登山のメインルートからしますと表現がややオーバーになりますが秘境ルートでもあります。東側ルート周辺には前回(数百年前?)の火砕流で発生した炭化木がつい最近まで確認できました。霧島登山に馴染んだ者として報道映像で登山した日々の光景や登山仲間が浮かびあがります。両ルートには砂防ダム築造も数カ所におよびますが、それらは永年の土石で埋もれた箇所が大半であり、また、火砕流を想定していませんので如何ほど食い止めるのか、素人判断ですが不安材料でもあります。

目を都城市に向けますと、まだ、気象状況は本格的な降雨量もありませんので、雨による二次災害、市街地排水施設等の埋没による機能不能は発生しておりません。降灰処理をどのようにするか、各家庭では小さなビニール袋に詰め込んだ程度で、大半の市民は降灰処理に判断をしかねております。

幸いにして行政レベルでは鹿児島市より申し出があり、救急援助隊、路上の除雪車ならぬ除灰車が市内幹線道路の除灰に取り掛かっております。鹿児島市は永年の桜島降灰に悩まされており、降灰対策もそれなりに重機機材やマニュアル等が充実しているとみます。いずれ、舗装された駐車場や私有地や公共用地等の降灰を清掃して、定められた放棄場所へ集める必要が発生します。どれ位の容積を必要とするのでしょう?その上に火山灰の特性がまだ充分に把握されておりませんので、一概に放水で清掃する作業が適切であるかどうか?判断に迷う部分があります。

新燃岳の噴火、かっては桜島の活動に対照して静かな火山と称せられた霧島連山。そこから想いを何に馳せようか?災害地域の皆様にはご無礼があるやもしれませんが、この城盆地を始めとした周辺地域の歴史を考える機会でもあるのかと、ふと考えます。霧島火山活動の歴史はうろ覚えですが数十万年続いており今に始まった事ではありません。当然の如く、ご先祖様も永い年月の中で火山災害に遭われたと思います。かっては広大な湖でもあったと言われる城盆地、盆地中心部に人々が居を構えるようになったのはさほど歴史が永くないと、これも想定します。つまり、古の寺社仏閣が存在する地域は人々が安寧に暮らす地域でもあったろうと思います。その安定した場所とは火山活動の降灰が少なかった。その様な事を考えますと、余り、振り返られる事の少ない郷土の歴史ですが、閃きの一筋が浮かび上がるようでもあります。

1月30日(日)のつぶやき

2011年01月31日 01時02分29秒 | twitter
18:01 from goo
日向市駅での待ち時間 #goo_higasi_may http://bit.ly/gCCiJE
19:51 from web
デカンターに注ぎ込んだ赤ワインを暖炉、つまり、薪の炎で温めて、一杯いただきますと、やはりほろ酔い味に変化します。
19:54 from web
ショッピングセンターの酒類コーナーは三分の一はワインコーナー、加州・トスカーナと世界のワインがならんでいます。
19:57 from web
日本に輸入される赤ワイン、それなり酸化防腐剤が混入しているのか、初めてチリで飲んだビ~ニアとは味が少し異なるか?自分なり美味しい飲み方を見つけねばなりません。
by higasimay on Twitter