緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

印象に残る留学生の言葉

2011年01月17日 18時23分42秒 | 外国
1月17日(月) 

 寒波到来と恐れられた昨日は風こそ冷たくて頬を刺すような寒さが有りましたが、曇り空でないのが幸いして日の照る下で朝の散歩を二時間遅れで田園広がる萩原川へと緑道公園を南へ下りました。眼前が広がりますと、霧島はすっかり冠雪しておりカチカチに凍り付いた山頂付近の光景が浮かんできます。高千穂河原から高千穂峰山頂まで標高差約五百メートルで、程よい登山コースです。冠雪の登山も南国ではおつなものです。



そんな昔の登山を振り返る想いで霧島を眺めますと、眼前を通り過ぎる野鳥の群れに出会います。日光の加減で鳥名を判断できずに後を追い掛けて見ますと、ツグミの群れで飛び降りた先は田圃の落ち穂拾い。かねては単独行動が多いツグミが群れとなるのは、餌が少なくなる冬場ならではの光景です。



手前の緑道公園が人家に囲まれた区域ではメジロの群れが多くて、歩行を留めて身じろぎせずに目だけを動かして観察しますと、人の気配を気にせずに小さな桜のつぼみを啄むのに夢中になっております。寒風の中でも飛び交う野鳥の群れ、何かしら元気を頂くと言うか、さっぱりとした家の中では味わえない自然の香りを感じます。冬場に身近な場所で英気を養う散歩と野鳥観察、双眼鏡すら持たずにカメラで野鳥を追い掛けるのも四季を問わず気分転換になる一つの方法です。



また、眼前に広がる五〇ヘクタール範囲で耕地を掘り起こすトラクター、稲の切り株が消えて一面に鋤耕された耕地は農閑期に耕土を太らすミニ天地替えしかな!耕土に日光が差し込む事により微妙な変化、最近使われる言葉で微粒元素が作物の中に入り込む一過程と見ます。こうして農業を身近な場面で眺めますと、農業から手を引く地域社会の姿は到底に見えて来ません。ひたすら農業に勤しむ姿が見えて来ます。耕作者と農地の所有者が昔通り自作農家で無いだけで、農業に関してひとときも手を緩めない地域社会の姿が現れています。



寒風と野鳥観察でさっぱりして、夜は城高専留学生二人を囲んだ21世紀研究会新年会を平原会長宅で開催しました。二人の留学生は今年四月で高専在籍一年になる新入生でしたので、二人を囲んで日本語の復習と宗教や人生観の違いを二つの車座になり、それぞれごとに留学生を囲み討論しましたが、これもなかなか新鮮な新年会となりました。



ラオス留学生との車座の中で出て来た留学生発言は自国の環境を気遣う内容でした。内容は年間降雨量の多い北部山岳地帯に於いて水力発電を主目的としたダム建設は長期的展望に立てば環境保全を阻害する要素が有ると言う内容でした。東南アジアには雨期と乾期の二季節しかありません。環境保全と言う意識が次世代の中で定着している事を東南アジア留学生の言葉で知りました。自国の将来を担う優秀な若者たちが世界から高専へ留学生として在籍している事実、何かまだ手を差し伸べられないか!です。これも地元で身近に世界を知る手がかりの一つです。



1月16日(日)のつぶやき

2011年01月17日 01時02分01秒 | twitter
13:36 from web
今朝は遅めの散歩、都城市緑道公園を萩原川迄下ると、寒風の中を野鳥が飛び交っています。最初はツグミの群れ田圃に降立ち落穂拾い、街路樹クロガネモチの実は大半が食べられてメジロは桜の小芽をついばんでいます。冬の晴日は空気が済みきり冠雪の霧島が浮び上がってます。
by higasimay on Twitter