流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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響け! ユーフォニアム3 第二回 を語る

2024-05-02 15:30:22 | <響け! ユーフォニアム3>

OP。
くみれい色が強い印象。
音楽の風を浴びる出だしが印象的でしたが、
憂いにみちた表情を見るとちょい引っかかる感じ。



春夏秋冬の写実的な風景から淡い形へ。
こういった表現はユーフォだとあまり見かけないので、
OPは全体的に目を引かれますね。
麗奈の瞳からでる星がカラフルなのも。




冬が終わり春が来る。
冒頭からの青い風景の中にいた久美子は冬の中にいたのか。
季節が巡る中で眠ってしまった麗奈が目覚める、
というのは原作読んでるといろいろ意識してしまう部分かも。


瞳の中の光は白く。
1期OPとは逆の瞳で麗奈とは違う星を宿しているのがわかる。
1期OPとは逆の教壇側なのが示唆的な感。
割と自分の中でハルヒと地続きだと感じているので、
実質ハルヒのアニメ最終作だという位置づけで見ています。
まあこれは個人的裏テーマ鑑賞みたいなものですが。


1期1話的な感じで集まってるぞという感じ。



からの久美子が離れてる絵。
黒江真由が久美子の牙城を崩しにかかっているような印象、
という風に誤認させるような読ませるような絵。
実際はつばめの位置が久美子の位置っぽいので、
そういう意味でもちゃんと外しているという感。
でも状況はそうではない、みたいな。

原作読んでると久美子が追い込まれるところはちょっと気にしてしまう感。
いやーしかし黒江さん、
楽しく吹きたいのに巧くないとダメって意識高すぎない?という感。



何気ないおっぱい比べとか。
自分は肉付きが少ない方が好きですね。


お、首切りレイアウト珍しいみたいな。
2期最終話でもやっていたけど、また違う文脈かな。
黒江さんの楽しい演奏とは真逆の厳しい口調?の麗奈みたいなフリ。
そもそも1期で滝先生が楽しく演奏するか高い目標を掲げて厳しくするか、
みたいな二者択一を迫ったわけですが、
黒江真由は楽しくて巧い演奏をしたいわけで、
この辺で引っかかりを覚えるわけですね。



ここでもどことない疎外感。
今回は久美子を部員から引き離す絵が多い感じ。




鍵盤楽器を見せる時は不穏な空気の時、
というのが1期のときからの印象ですが、
真俯瞰で見せるのとか1期でやったのに触れてきたな感あって、
ちょい気になったな。
映り込みは今回は凝っていこうという趣向なのかな。
足見せるのとか、ちょいちょい意識してしまいますね。


葉月が指導してるの、なかなかハラハラする感。
美鈴がちゃんと指導してるのを聞いているのは信頼関係の形としてグッとくるかな。
ただつばめ妹の成長度合いを意識するとハラハラしてしまう。


これは逆Aフレーム、つまり∀フレームってこと?
∀ということは今作は実質∀ガンダム!?みたいなボケた見方。

おっぱい比べとかこういう微エロをやるあたりに石原節を感じるとかある。


このカット、光の感じもいいですが、
カーテンのなびきはどういう処理なんでしょうね。
個人的にはもっとカーテンの主張が強いくらいが好きですが、
あくまでユーフォニアムが主役だから控えめなのかな。
しかし次のカットのカーテンの揺らぎによる反射の変化など、
一連が綺麗な描写で良いですね。
BGMもややポップな印象で深刻度はあまり感じさせない感じだけど、
聞いてるだんだんそうでもない感じか。



矛と盾かという感じのせめぎ合いを感じるような。


ここ、印象が2期最終回のアイキャッチのあすか先輩っぽいんですよね。
銀のユーフォニアム奏者ということで意識してる感。
あのアイキャッチはかなりインパクトがあったので、
似たようなカットを持ってくるのが強いと感じるかな。


部長には話しかけるけど黒江真由には特に話さない滝先生、という図。
兼用の絵だけどアップでそのままいって、またこの絵を挟む必要ないよね、
という気がするところがポイントなのかなという感。
今回は予兆というか静かな煽りの回という印象が強いです。


電車内の描写、映り込みと窓から見える景色の変化でおなか一杯という感。
割とこの話の肝だからか力入ってるなという感。

駅の俯瞰の絵やコンビニの絵なんかは今までになく新鮮かな。


麗奈の存在感を強く意識してしまったかな。



電車の使い方がまたこれまでとも違った感じ。
あまり秀一に響いていなさそうな感じの使い方とも思える。


せっかく久美子のためを思っていろいろやっているのに、
秀一が全然答えないの図、
だけど男子に優しくされてちょい嬉しい、
みたいなアンニュイな印象もあって新鮮だったかな。

この一連エピソードは2期8話へのアンサーとして印象的かなと。
この時は久美子の問題を麗奈は秀一を通して知ってしまったので、
秀一の久美子を思いやらない態度を責めるのがこのときの意趣返し、
ではないけど、麗奈の歯がゆさ、みたいなのが意識させられるかなと。
秀一は久美子とずっと深く関わってきたのに、みたいな。
そういう久美子を思う気持ちが秀一を通して強く出たので、
やっぱ2期のここかなと感じたというか。

あとイヤフォンを通じて二人で曲を聴くのとか、ああ正に、という感じで。
そういう意味で積み重ねた時間に感じ入るところがありました。


手前に物を置いてキャラを奥に、とか、
奥行きを作ろうという手間を意識させられるのは気になったかな。




曲を選ぶことと将来を選ぶことのダブルミーニング。
あまり物語として主張してないけど徐々に触れていく感じなのかな。


ここもAパート終わりと似たような意識かな。


クラリネット練習。
八重歯ってなのはA'sの時にメチャクチャいちゃもんつけてるコメントを見てからそわそわしてしまうので実に罪深い。


男子バレーボール。
スパイクに合わせて求くんが怒るの、カミーユっぽい気がしたな。
俺は男だよ!主張がスパイクに乗ってる感じが。




部長として離れてる絵と黒江真由。
学校に、部活に染まらないという意味で制服が違う感。
本人曰くズボラなだけ、ということですが。
やんわりと拒否している後輩奏ちゃんかわいいというシーンでもあり。


いろんな描写にハラハラさせられる話数でしたが、
一番ハラハラしたのはここかもしれない。
タラップ降りるの危なくない?みたいな。
アングルがよりそれを伝えてる感ある。
リアリティの追及としてわかるけど、ここは見せなくても、
という気分になってしまったな。
新鮮でいい絵なんですが。


やや長尺での芝居とかが目立つ一連だったかな。


一難去って。
久美子のつかれて雨で濡れたベンチに座る精神に共感するところあるかな。
いつものところにいたい、みたいな精神とか。


川の流れ。
流れてくる葉なんかが示唆的かなと。
映り込みを含め贅沢な絵のように感じられたな。



入射光からの影の変化が合わさって綺麗ですよね。
スマホの淵に反射する光も良い。
クラリネットが久美子のイメージでしたけど、
そういえば音合わせもクラリネットからやっていたっけと思い出す。

曲を聴くというシーンは1期1話の滝先生を思い出すかな。
あのシーンは久美子が過去に思いを馳せるシーンでしたが、
ここは未来への思いが描かれていて、
対になるシーンかもなと思えたりも。
そういう意味ではちょっと演奏シーンを見たいポイントではあったかな。



麗奈。
差し込む光の厚みが感じれるようでグッと来たな。
肝心のクラリネット1年がやや乗り気でない感じとか、
OPの春っていうイメージはこれか、
など答え合わせ的だったり不穏だったりなどいろいろ混じりつつ、次回へ。


今回はちょっと貯めてしまったので、
GW中に追いついていきたいかな。


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