流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

推しが武道館いってくれたら死ぬ 1話 を語る

2020-01-21 22:31:50 | ■アニメレビューとか

桜が綺麗なのと密着マルチで奥行きのある画面作ってるのがいいですね。
木々の間から主人公見せる絵も洒落ていて好み。
ここ桜に落ちている影も別レイヤーで引いてるみたいで、
立体的な空間作ってるのが特に目を引いたな。
オーラが違う感凄い。


そんなリアルな空間を意識した中での出会い。
アイドルと同じ空間にいること。


アイドルがいる日常、風景。
アイドルがいるのが特別な空間じゃないという前景の置き方や、
いちばん大事な顔を見せないところもモブとしての側面として触れていて、
そういうありふれた誰か、みたいな印象があるのが新鮮だったな。



主観でステージのアイドルたちを見ていく中で、
さっき出会った子と目線があって、手を振ってくれる。
チラシを貰ったときは何ともなかったけど、
ステージという場所から見る彼女にどうしようもなくときめく。
そうして沼っていくというキャラの心情がまたどうしようもなく理解できてしまって、
なんかもここの時点でニヤニヤして見てしまって辛い感。


OP。
綺麗で好みなOPなんだけど、
ポスター見てはしゃいでる主人公が唐突で一気にヤバい人感でていて辛いな、
みたいなところがあったんですが、
今作は完全にそういう人の生き様を描いてるという形なので、
やむなしという感じだったんだろうか。
この辺に関して凄い納得いく解釈をしたような気がするんですが、忘れてしまった。



ここのPANダウン、美術が綺麗ですしインパクトのある画面で好み。
飛んでる人たちは2人で傘を持っている。
そこにちょっと毛色の違う傘がまた別のレイヤーでカメラに向かってくる。


すれ違う2人は傘を一緒に傘を持てずにそのまま。


そういう中から主人公が傘を飛ばす。
2人は一緒に飛べたんだろうか、
というのがOPの主題的な感じになっていてグッと来たな。
アイドルものだとアイドルやってるOPっていうのが前に出るので、
こうしてドラマを匂わす雰囲気が出てくるのが新鮮に感じられたな。
真俯瞰の構図も新鮮かなと。
密着マルチで引いて見せるイメージ的な画から実存感のある変化にグッとくるかなと。


アニメなので傘はクローバーになりイメージ的な画に。
冒頭で作った虹にかかるクローバー。
アイドルものだけど、そこに乗ってくるのは2人の物語である、
っていう印象づけと武道館にいる6人に、
対して7人の物語に乗ってくる大きな存在感を持ったクローバーっていうのも、
作品を象徴するペアとして存在感があってグッとくる感。
武道館が雲の上の存在っていうのも順当な位置という感。


主人公えりぴよ。
原作だと小さいコマで描かれてたんで、
こうしてビスタサイズで思いっきり描かれるとなんか清々しい気持ちになる。
こういうのはアニメ化して良かったなと思えるカットだなと思えたり。



お兄さんわたし推しですよね。
わたしのこと好きでいてくれる人が好きなんです。

なんかもう絵力のあるアップとセリフで完全に落とされた感ありますね。
これ言われたら完璧空音推しになるしかないじゃん、
みたいな、アイドル好きになっちゃう心理つかれ過ぎてニヤニヤしてしまう。
こういうツボをつかれる感じが凄い辛いですね。
下谷キャラ強いって感じになりました。


ダンスはロトスコしてるらしいですが、
大人数の動きがうるさく感じなくて落ち着いて見れてちょっと不思議な感。
観客のコールで顔が見えるので、
そういう近さが作るアバンのような日常に近いもののように捉えてるからかな。
基本FIXだからっていうのが最大の理由な気もしますが。
ショボいアイドルだからって作画がショボいわけではない凄み!
という感じの不思議さみたいな。


急なズームアップとかも目を引いたな。
基本的にFIXの画面やファンの前景があったりするところから、
曲調が変わるとこでカット割ってからの一気に寄っていって、
他のキャラとは違った印象をつける緩急が楽しい。
自パートで2回アップの絵があるのも目を引いたけど、
歌で勝負するキャラなのかなという印象もあって気になったかな。
今のところ空音の次に気になる。


えりぴよさん鼻血出してライブ止めて推しに声かけるとか、
なんか痛さMAXで静寂感に包まれたシーンを見ていていたたまれない気持ちに。
えりぴよを追ってライブが見れないことに対する安堵感が勝る感じ。
主人公をおいてライブ見に行ったらいたたまれない感凄いだろうな、みたいな。
なんかそういうオタク心理みたいなのを突かれてる感が刺さるポイントなのかもしれない。



朝の雰囲気。
広角で広く見せる広場の絵も1枚で街の雰囲気を伝えてる感じで新鮮。




今回は何かしら画面の変化があるとSEで強調したり、
時間経過でだんだ遠ざかっていく演出家と思いきや、
アイドルたちの顔を見せたら今度は会場の雰囲気に寄ってく感じで、
もうすぐ開演だっていうオタクたちの気持ちの向きに従ってる感もあり楽しいなと。





チェキ対比。
なんか凄いガチオタの人たちのは写真で、
そして一番刺さるであろう一般人に毛が生えたオタクは最中を。
ガチオタの人のは客観で見せるけど、
一番身近そうなキャラを、
自分を重ねやすそうなキャラを一番ありえそうな絵、
自分がたってるかもしれない絵で見せられてる気がしたな。
1話の中でアイドルに落とされていってるのがわかる絵面で、
自分も沼ったらこうなるっていうのが一番想像しやすくて生々しい感。
恐ろしい。




背景に建物が見える。


建物が消えてる。

えりぴよのアップは意図的に空を見せる絵になってるのがグッときますね。
カメラワークで空が見える横顔のカットから連続して、
段階を踏んで背景のイメージを置き換えているのが自然に感じるし、
えりぴよの曇りなき信念を描いていてグッとくる感じというか。
3枚目の絵はどういう立ち位置で見せてる絵か不明瞭なので、
先のシーンを引用した画という感があるのもちょっとテクニカルな感。
こういうオタクの熱さを綺羅びやかに見せてもいい時代なのか、
という新鮮さもあったかな。


2話も七夕関連オチだったのでそこ重要なんだろうか。



えりぴよの中の人が歌ってるのを聴くと無条件にダンベルを思い出すので、
確実にアニメ界侵食してるなぁという感。
EDも絵的にグッときますね。
しかしCMでは早見沙織がえりぴよ演じてたのか。
それはそれでおしい感。

個人的に今期1番見てる1話な感じ。
楽しんでシリーズ見ていきたいですね。

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