最近記事を書いていないのでどう作品と向き合えばいいんだっけ、という気分になっているのでリハビリに。
●リコリス・リコイル 13話
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割とふたを外された最終回という気分になったかな。
ミカがヨシさんをぶっ殺して心臓を奪うのとか。
悩んだ最後に親友の夢ではなく、少女の命であるという。
これは千束とたきなの関係の延長線上にある話でもあり。
そういう中で救世主という幻想ではなく、
大人としてなのか父性の発現としてなのか、
千束のために動くキャラクターとしての存在感を最後に見せることで、
愛されるキャラクターとしての千束、
というのがクローズアップされたかなぁ、と。
可愛い女の子が戦って死んじゃう話を求めないおじさんはいる、
というその確かな存在感にグッときますよね。
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千束の言葉で救われるところもある。
こういったセリフと状況の関係性のかぶせ方が今話はだいぶ引き付けられたかな。
真島の話を遮りますけど、飲み物の色が真島カラーで、
真島の飲み物に対する文句から望む形を求めすぎるのはよくない、
と語らせるのがまたヨシさんを否定する形で目を引く感。
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背中を取ったところから、
地上を背にして何度も発砲するあたりクールですよね。
千束の振り子向きや背中描写の多さから最後に撃ち勝つところで、
そういう絵がきたのにちょっとした納得感が得られて個人的に好みでした。
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背中合わせのバディものという感。
ちゃんと千束をたきなが助ける格好になっていてグッド。
ミカが心臓を取り返したことでたきなの存在意義が疑われるので、
ちゃんとらしいところを見せてくれたのが良かったかな。
しかしよくたきな耐えられてるな感が強い感じですね。
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ちょっと意味合いが強くなるかなというカット。
リコリスの謎はベールに覆われた形になりました、
という絵だったのかな、というか。
制服との距離感でそれは描かれている気がしますが。
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絵の後ろに絵があるっていうのはまたアニメっぽい寓話かな、と。
本来あった絵を別の絵で隠している、
っていうは自分たちが見てきた物語に何か引っかかりを覚える表現ですよね。
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花火の意味はヨシさんからのハッピーバースデーだった可能性もありで。
なんで爆弾ではなく花火だったのか、という側面に出てくる考え方。
真島の千束に対する拘りがブラフを呼んだのか、
ヨシさんが真島にやらせたのか、また今一つ見えてこないし、
それもミスリードかなっていう予感もある。
そういう狭間の絵が面白いところだったかなと思います。
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少女が生きながらえて生活できるようにする、
そういう当たり前なことをやろうとしたところにグッとくるかな。
リコリコという家を作り仲間を作ったこと、
好きにさせながら見守る存在になったミカの存在が感じられ、
そういった幸福になる努力が見え隠れするのが良いかなと思います。
本作見ている間に久々に『SoltyRei』とか見ましたけど、
歪んだ日本描写もああいう感じだったのかなと思うと納得できる、かな?
●サマータイムレンダ
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レンダの意味は色々ありますが、
花火が象徴するように何度も出会いそして再会する姿がグッときますね。
個人的に原作で好きなシーンだったので、
ちょっとした改変や髪の描写にグッときました。
最近は自分が原作からファンの作品がたくさんアニメ化されていますが、
本作は指折りの作品という形で毎週楽しく見れて良かったです。
ちゃんと感想書きながら見たかったかな。
●Extreme Hearts
転生した八神はやてがアイドルを目指す話だと思って見てしまっていたな。
ロボットがチームメイトになっているのとかを含めた寂しい感じとか、
でも前向きな感じは『リリカルなのは』を思い出して、
あと主人公の姿が似てるのと仲間が4人+AIマネージャーというのを含め、
守護騎士たちだなぁ、という感もあり、そういう気分で見れたかなと。
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PANダウンで始まるOPとしてtwiterで話題になっていて、
そういう始まり方で思い出すのが『sola』のOPだったりして、
なんだか歴史を感じる作品になったなという感。
15年前の記事ですが、
当時意識してなかった点をついていたのでよく覚えています。
まあもっと皆さん積極的にアニメ語っちゃいましょう。
●機動戦士ガンダム 水星の魔女 1話
配信でしか見れないレア条件の地にいるのですぐ見れないのはやや悲しい。
『鉄血のオルフェンズ』はガンダムが敗北するというのがセンセーショナルな感じで、あんまり受け入れられなかったのかなという気がしますし、戦争や抗争の死はモビルスーツを降りたところにあったりする、いわば名誉の死から遠く離れたものだったのが個人的に好きでした。最終的にマクギリスのようなガンダムという名誉に夢を見過ぎていた感じで敗北しますが、それでも後に残るもの、続くものはある形で締める形で、今作はそういう先にあるガンダム、みたいな捉え方をちょっとしています。
女性パイロットが主役のガンダムも何気にあるようでなかったので新鮮ですね。学園ものというのも。おまけに魔女という要素もあり、『少女革命ウテナ』を連想するなという方が難しい気がします。決闘で花嫁のやり取りをする学園ものですが、ウテナと違うのは最初からヒロインは学園を出ようとしていたところですかね。ただ己が向かう先が描かれていないので、出た先に何があるのか。割とそういう示し方はされているような感じで、先を見るのが楽しみです。
個人的にトマトの描写とか好きかな。かぶりつくと汁が飛ぶようなところとか。AIで動くロボットというと勇者系を連想してしまうのと、女の子が戦うサンライズアニメで舞-Hime系、ゼノグラシアの系統というのもTwitterで見かけてなるほどと思ったので、長井龍雪作品後の作品という感をより強く感じてしまうかな、と。ガンダムでも馴染みの薄い水星をピックアップしていますしどう見せてくださるのか楽しみです。
●ママレード・ボーイ
最近全話見ました。
大体2クールごとに転換点があるので見ていて楽しめました。
1-25話:光希と遊が付き合いだすまで
26-49話:離れてくっついて
50-76話:留学編
だいたいどの話数も楽しめますが、話のメインが兄弟で付き合うという悩みなどではなく、急に迫ってきた相手にドギマギする、ママレードボーイにヒロインの心情が振り回される形ですが、恋愛ドラマとしては友人である茗子と先生がメインだったような気がします。なので茗子があまり描かれない留学編はやや退屈な印象が強かったです。26話以降はダブル三角関係でキャラクターも増えて盛り上がるだけに、後半はちょっと重くて見ていて辛かったですね。
26話以降は負けヒロインや恋のライバルの描写が個人的に目を引いたかな。頑なに太陽をバックにして女の子を見せたりとか。走っていく姿を太陽を背にしながらカメラで追って見せるのはかなり特殊な見せ方で、そういう印象付けが好きでした。ピアノを弾くキャラがピアノに移り込む描写を引く度に印象付けて、繰り返しピアノと向き合う姿に触れたりとか。そういう中で青山一人原画回だったりで演出意図の強い画を描いていたり、馬越回でちょっと浮いた演出を絡めながらしっかりキャラを見せてくれたり、川村敏江回の麗しさだったりなど、画的にグッとくる場面は何度もありました。
個人的に青山回で茗子が新聞の切り抜きを両手で持っている辺りとか記憶に残っているかな。特殊な形をした紙一枚をどう持つかという見せ方で、記事の内容を見せるだけじゃなくてそれがキャラ描写になっているのが演出的に強くて目を引かれたかな、と。
演出的にも安定して楽しめる回が多かったように思います。もっとちゃんとメモりながら見ればよかったかなぁとちょっと反省中です。
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