平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

祈りの力――月刊『致知』(2005年5月号)の鈴木秀子さんの言葉より

2005年04月23日 | Weblog
クリスチャンである鈴木秀子さんは、文学療法・エニアグラム・アクティブリスニングなど、多彩な活動にたずさわっています。臨死体験の持ち主でもあり、御著書もたくさんあります。

http://www.enneagram.gr.jp/sispro.html

****************************************
 実は渡米時もう一つ印象的なことがありまして、ある時私のいた教会に、大学病院に入院する重度のがん患者40名ほどの名前が配られたんです。この人のために毎日祈ってくれって言われて、祈り続けました。
 半年後、病院内で、同じレベルの症状の患者さんは75%が亡くなってしまったけれど、祈られていた患者さんたちはどんどん回復して、亡くなったのはたった4人。彼らには毎日「教会で毎日あなたのために祈っていますよ」と伝えていたそうです。信仰ある人にとって祈りがいかに力を与えるか。人間の力を超える何かが自分を支え守っていてくれる。「だから大丈夫、安心だ」と確信をもった時、人は生き延びていくんだなって思ったんです。
****************************************

鈴木さんは、祈りの効果を、「人間の力を超える何かが自分を支え守っていてくれる」という安心感にあると見ているようです。

もちろん、人々が自分のために祈ってくれている、とか、神が私を守ってくれている、という精神的支えが、健康回復によい影響を与えることは論をまちません。

しかし、最近の研究では、自分が祈られているということを知らなくても、祈りの効果があることが明らかになりつつあります。祈り自体にエネルギーがあるようなのです。

しかし、祈ってもらっていることを知ったほうが、精神的な安心感も高まりますし、祈りのエネルギーをキャッチしやすくなり、治療効果も大きくなるのでしょう。

最新の画像もっと見る