平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

イギリスのテロ事件

2007年07月01日 | Weblog
ブレア氏に代わってブラウン氏がイギリスの首相になったとたんに、ロンドンでテロ未遂事件が起こりました。グラスゴー空港でもテロが起こりました。

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 【ロンドン=本間圭一】英警察当局によると、英スコットランド・グラスゴーの空港で30日午後(日本時間同夜)、炎上した車両1台が空港のターミナルビルに突っ込んだ。

 被害の詳細は不明だが、英メディアは、負傷者が発生している模様だと伝えている。ロンドンでは29日、自動車爆弾によるテロ未遂事件が起きており、警察当局では関連を調べている。

 英メディアが目撃者の話として伝えたところによると、車はジープ型車両で、少なくともアジア系の男2人が乗り込み、このうちの1人は車中で炎に包まれ、重傷を負ったという。2人は突入後、警察当局に拘束された。逮捕者は3人との情報もある。

 空港は閉鎖され、同空港を離着陸する全航空機は運航を停止。空港利用客らも全員避難した。空港は一時、パニック状態に陥ったという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000417-yom-int

グラスゴーはスコットランドの町です。グラスゴーの少し北に、ダンフリースという町があり、その近くにWorld Peace Prayer Societyのサンクチュアリー、通称アラントン聖地があります。

そこで6月末の週末にピースフェスティバルが開かれましたが、大雨だったとのことです。この大雨もイギリスのカルマのお浄めでしょう。

テロ事件がいずれも大規模な被害を及ぼさないですんだのは、アラントン聖地に集まった皆さんの世界平和の祈りが、イギリスのカルマを相当程度、浄化したからだと思います。それこそ、大難を小難に変えていただいたわけです。

イギリスのブレア元首相は、ブッシュ大統領のイラク戦争に賛成しました。イギリス軍は今もイラクに駐留していますが、すでに100人近い死者を出しています。

イラク開戦前に、イギリス軍の上層部がブレア首相に、「対イラク戦争は必ず失敗し、軍に多くの死者が出ても政治的に獲得するものがほとんどない」という警告を出していました。
http://www.binghamton.edu/fbc/86jp.html

まさにその警告どおりになったわけです。そういう警告を受けながら、イラク戦争に参加したブレア首相の責任は重大です。

もしブレア首相がブッシュ大統領を支持しなければ、アメリカはイラク攻撃をしなかったでしょう。今日のイラクの混乱には、アメリカに最大の責任がありますが、その次に責任があるのがイギリスです。イギリスがイスラム系の人々の敵意を受けるのも当然です。

そのブレア首相はイラク政策の失敗の責任を取って辞任しました。イギリス軍がイラクにいるかぎり、イギリスはテロの標的になりつづけます。ブラウン新首相は早急にイラクから英軍を撤退することを迫られるでしょう。

イギリスの次に責任があったのはスペインです。2003年3月にブッシュ大統領とブレア首相と、スペインのアスナール首相(当時)の三者が話し合って、イラク開戦を決めたのです。そのスペインでも2004年3月に大規模なテロが起こって、アスナール政権は崩壊しました。スペイン軍はその後、イラクから撤退しました。

その次くらいにイラク戦争に責任があるのは、日本です。日本の小泉首相も、イラクが大量破壊兵器を保有しているという情報が怪しいということをうすうす知りながら、アメリカの開戦を支持し、自衛隊を派遣したからです。ただし、自衛隊は国土復興活動に集中し、戦闘には参加せず、直接イラク人を殺さなかったので、日本はそれほど強い憎悪の対象になっていません。

自衛隊が海外で戦闘行為を行なわないというのは、正しい行き方であり、日本はこれを変更してはなりません。

現在も自衛隊がイラクにいて、飛行機による後方支援、つまり米英軍の輸送を応援していますが、これは早くやめたほうがよいと思います。日本がイラク戦争にかかわっているかぎり、日本もテロの対象となる可能性があるからです。


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