平和エッセイ

スピリチュアルな視点から平和について考える

宗教の正邪を見分ける法

2005年09月23日 | 最近読んだ本や雑誌から
小林一久著『ラブラブ思考で世界は変わる』(鳥影社)より

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〔宗教教育では〕現在信仰している宗教は正しいという前提をすてて虚心坦懐に平等に世界の各宗教を検証して教えるべきである。宗教の正邪を見分ける基本は、それが「人類全ての幸せを願ったものか」、「自分の教団や自民族のみの利益を願ったものか」で区別できる。難しい理屈や聖典があればいいというものではない。・・・

 繰り返すが宗教の正邪を判定する基準はただ一つしかない。「人類全てを幸せにするものかどうか」である。一部の民族や地域の人たちを幸せにするものであってはならない。それではそれから外れた民族や地域の人たちは当然反発するし、攻撃するかもしれない。またその宗教を信ずる者だけが選ばれた者だというのも間違った宗教である。それが信じられない者にはどう対処するのだ。信じられない人は神に背くものとして攻撃してもよいことになったり、不幸になってもかまわないと思ったりすることになる。

 正しい宗教は、まず信じた者を幸せにし、まわりの人も幸せにして、世界人類全てを幸せにして世界平和を目指すものでなければならない。今は世界の一人一人が、どれが本当の宗教なのかキチンと見極める目を持つことが絶対必要なのだ。
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きわめて健全な考えですね。
著者は山梨県在住のお医者様です。