ただ勝機を祈るしか出来ないが・・・

2007年05月21日 | ヤンキース


昨日の日本国内は様々なスポーツで盛り上がった。何と言ってもマンシングウェアKSBカップで石川遼君が世界最年少15歳Vは圧巻だった。神宮の杜では、祐ちゃんフィーバー健在で満席となり、実力も見せて春のリーグ戦優勝に大きく近づいた。日本プロ野球もほぼ僅差の試合展開でファンにとっては楽しい1日だっただろうが、王監督誕生日に勝利のプレゼントをして欲しかったな。
海の向こうでは、強豪アトランタをねじ伏せた松坂の好投が光り、打線もそれに応えて6勝目と「伸び伸び野球」でボストンはさぞ盛り上がったに違いない。
さてさて、ヤンキース。相次ぐ怪我人が続出し、首脳陣も頭を痛めている。いろいろなデータを出してくれるが簡単に言えば、投手陣不安定と打線が「線」になってくれない。あと10日で5月も終わるが首位に10.5も離されると尋常ではない。もう普通に見ていても「今日、ヤンキース勝てるのか?」と正直、思う日々。開幕からなんとか結果を出しているのがキャプテンとポサーダの生抜き二人だけ。デーモン、アブレイユ、4月の勢いは?Aロッド、そして昨日のあのエラー、エラー、エラーのカノーは見ていて目を覆いたくなる。松井がなんとか打線奮起のキーマンとトーリ監督が発言しているが、故障と若手はチャンスなのに悪夢が多い。焦る必要はないにしても、後、4ケ月で大体ペナントが決まるならクレメンスも井川も早く上に来る準備をして欲しい。ムース、ペテイットも今季しかない危機感があまり見えないし頼りは王建民しか僕には映らない。昨日メッツ戦で序盤に点を挙げた時、あのグラビンの球を良く見ていた。初球からとか、3-0からでもメジャー選手ならイケイケ。でも今のNYYはOBPを重視して相手に球数を投げさせ、守備機会を長くして、ベンチで相手投手の今日の調子を見なければいけない。長いシーズン波はある。その波に乗れるチームだけに見ていて、なんだかどんどん沖に流されていくサーファーのように見える。まず早打ちと、一番ならないのはエラーやミスだ。解説者は「野球にエラーはつきものですからね」と言う。そんなのは分かっている。いろいろな怪我と仲良くしながら戦っているのも分かる。でも、エラーは俺から言えば「出来るプレーが出来なかった」と言いたい、そしてその傷口はどんどん広がる怖さを知っているはずだ。代わりはいくらでもいる。切羽詰った胃が痛そうな野球と伸び伸び楽しくやっている野球。「大丈夫!」!と4月後半までは言い続けたが、その言葉は「今はない」我々は祈り、応援するだけ。でもそれが何かの形で選手に届いて欲しい。
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