曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

食べ物スケッチ・・・エビグラタン

2021-06-28 | 良い加減介護

昨日からソワソワ落ち着かないまま、今日を迎えました。 今日は施設の担当者3人が、我が家の下見調査にやってくる日です。 約束の10時に、最新式のベッドにもなる車椅子搭載の車に乗せられて、夫が10カ月ぶりに我が家にやってきました~~ 帰って来ました~~と言えないのは残念ですが、私が用意した洋服を上下良い配色で着せてもらい、表情も落ち着いて、笑みも浮かべていたのに、先ずはホッと一安心。

ウェルカムミュージックとして、夫のお気に入りのゴールウェイのフルート演奏によるモーツァルトのフルート協奏曲を流して迎えました・・・分かるかどうかわかりませんが、休日にはいつも聴いていた曲です。 「音楽が流れているのわかる?」と聞くと『分かるよ』と・・・ だいぶ怪しいような気もしましたが、担当者が家の中の様子をカメラに収めている間、ケアマネさんや介護福祉士の方と色々話すことができました~~ 車椅子を家の中に運び込むのに、大分汗をかいたようですので、今年作った梅シロップを冷たくしてお出しして、その間夫にはゼリーを、私の手からスプーンですくって食べさせると、上手に食べました。 あとはリハビリで自分で食べられるようになれば・・・と期待しています。

家の下見が目的でしたので、30分ほどで帰られましたが、皆さんとても温かな雰囲気の方々でしたので、夫も落ち着いて過ごすことができるのではないかと思います。

『帰りたくない、なんて言われたらどうするの』と一昨日地元の友人の所へ行った時に言われましたが、残念ながら、そんなこともなく、「じゃぁまた、元気でね」と握手で別れました・・・ 今週の金曜日はリモート面会の予約を入れて頂きました。

これで、夫は確かに大きな一歩を踏み出した・・・と実感しました。

 

夫への絵手紙を投函しに出たついでに、近くの野生植物園で開かれている「ヤマユリ祭り」へ行って来ました。 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマユリは、私の出身の神奈川県の県花でもあります。 やはり懐かしい気がします。 山百合についての話がのった紙を係の人が配ってくれました。 読むとなかなか面白いので、ご紹介いたします。

「ユリの球根である「ユリ根」は、鱗片を一枚一枚丁寧に剝がして行くと、およそ百枚もの鱗片が重なっています。”百”の鱗片が重なり合っていることから「百合』という漢字が当てられています。 更に山中に生えることから百合に山がつけられました。 縄文時代には既に食用にされていました。・・・」

 

                    

 

見出し画像は、エビグラタンです。 施設の方達が帰った後、大急ぎで描きましたので、今日もチョッと~~ですね

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