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曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

もういいのかな・・・食べ物スケッチ??

2021-06-07 | 良い加減介護

入院中、食べる意欲を失って、

鼻からチューブで栄養を流してこんでもらっていた夫に

なんとか食べたい気持ちを取り戻してもらえないか

と始めた食べ物スケッチでした・・・ 

手元に届いた食べ物の絵手紙を見て『美味しそうだね・・・』とはいうものの

それが食べたい気持ちに繋がらない・・・そんな時期が続き

それでも、コロナで面会できない中、せめて絵手紙を見て

孤独な気持が慰められれば・・・と

絵手紙を送り続けてきました

それが・・・

リモート面会の日(5月31日)に、何とゼリーを食べたのです

それから一週間

今やチューブは外され 食事を8割くらいは

食べるようになっているそうです

これで苦手な食べ物スケッチは

卒業していいのでしょうか

これからは

楽しい趣味を思い出してもらえるような

絵手紙にしようかしらん・・

なんて、思っています

 

 

                    

 

今朝8時30分から、コロナワクチン接種の予約受付が開始となりました。 LINE予約を始めましたが、生年月日の入力画面でハイフンの入力が上手くいかず、ならば・・・と困った時の包括センター(夫の件の報告もあるし・・・)へ電話をしました。 担当者の方は電話ではうまく教えられないから、こちらに来て・・・と言われ、何と教えて頂きながら予約完了!! 1回目は6月13日、2回目は7月4日となりました。 ホッとしています。

夫のことを心配して下さっているお二人の担当者に、夫のその後の経過報告と絵手紙と鼻チューブが取れたことなどを話すと、『こんなに嬉しい報告を聞かせてもらったことはない!』と大喜びして下さいました。 担当者さんの一人は元看護師だったので、それがどんなに凄いことなのか感激し、もう一人の、元ケアマネジャーだった担当者さんもこういうケースは初めて聞いた、と驚き、二人して喜んで下さいました。 

あらためて、素晴らしいことが起きたのだ・・・としみじみと嬉しさを噛みしめております。

          

見出し画像は「豚肉冷しゃぶ」です。 このほかにも夫に送った未掲載の食べ物スケッチが何枚かあります・・・ どれが夫の食欲を刺激したのでしょう・・・

 

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念ずれば 花開く 💐

2021-06-03 | 良い加減介護

今朝10時頃、電話が鳴りました。 電話の番号表示を見ると、夫の入院先の病院からでした。 また、夫の状態についての良くない話か・・・と暗い気持ちで受話器を取ると、主治医のドクターの弾んだ声が。

『ご主人のことですが、奥さんと話しあってからすぐに対応を変えて様子を見ましたら、なんと食事をぺろぺろ全部食べるようになりました~~ 誤嚥の心配もなく上手に食べて、スタッフ達も驚いています。』と。

「本当ですか! 夢のようです! 有難うございます!!!」

ドクターによると、既に鼻に入れたチューブは外したそうです。 夫に『これでスッキリしましたね、といったら、にっこり笑っていました・・・』と。 奥さんと話して良かったです・・・と仰って頂きましたが、こちらはただ、人生の最後の時期を心穏やかに、余分なストレスは少しでも少なく、ゆっくり過ごしてもらいたい・・・ そのために、胃婁などの処置は避けたい・・・と伝えただけでした・・・

思いもよらぬ、嬉しい知らせに、まだ実感がありませんが、ブロ友の皆さんが願って下さった展開になったことを、奇跡が起きた・・・と受け止めて良いのでしょうか・・・ まさに念ずれば 花開く」(坂村 真民)を実感しております。

 

                    

 

絵手紙の力もあったのでしょうか・・・ コロナ下で面会も出来ない中、ダメモトで自分に出来ることを・・・と絵手紙を送り続けたのでしたが・・・ その絵手紙を、夫はいつも眺めているそうです・・・ ブロ友の皆さんの温かな思いに支えられて描き続けてきて良かった、と思っています。 

いま、ご心配をお掛けしている皆さんに、嬉しいお知らせをすることが出来て、心の底から嬉しいです。 有難うございました。 これからも、一山も二山もあることと思いますが、とりあえずホッとしております。

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5月最後の五月晴れ

2021-06-01 | 良い加減介護

昨日は入院中の夫とのリモート面会の2回目でした。 午後3時からですので、午前中にアレコレ雑用を・・・と思っていましたら、病院からリハビリ担当者と新たに夫の主治医となったドクターから相次いで電話が入り、それぞれ専門の立場からの状況説明と今後の見通しなどについてのお話しでした。 

「今日はリモート面会で病院へ行きますので、できれば直接お会いして、挨拶かたがたお話をするお時間をとっていただければ有難いのですが・・・」と言うと、運よくお二人とも、都合がつくということで、リモート面会後にお会いできることに・・・ 

リモート面会は、最初の時よりずっと上手くいき、表情も明るく、顔色も良くて安心しました。 何より嬉しかったことは、先週まで食事を食べる気がなく、口も開かない・・・と言われていた夫が、『今日は、ゼリーをみんな食べました~~』と。 本当ですか~~と言うと、看護師さんが、新しいゼリーを開けて、実際に夫に食べさせて見せて下さったのです!! 「すご~~い、おとうさん」と言いながら手を叩くと、嬉しそうにまた、一口。 ホッとしました~~ 

『奥さんからの絵手紙を見て、スタッフはみんな「お腹がすいた!」と言っていますよ(笑)』などと喜ばせてくれる師長さん。 有難いです♡♡

面会が終わった後は、リハビリ担当スタッフさんとお会いして、口腔・嚥下機能および身体機能の維持、向上のためのリハビリに引き続き取り組んでいく旨、説明を受けました。 2週間前くらいから、表情もよくなり、特に絵手紙を通してのコミュニケーションに積極的な姿勢が見られるので、何とか自力で栄養補給できるようにしていきたい・・・との力強いお言葉でした~~

最後に、新たに主治医となって下さった、脳神経内科のドクターとケースワーカーさんを交えて、専門的な検査の結果や今後の見通しを話し合いました。 誤嚥に最大限注意を払いながら、なんとか鼻から栄養を取らずに済むようにしていくとのお話しでした。 胃瘻は避けたい・・・と以前ドクターに伝えてあります・・・ ドクターはケースワーカーさんが仰っていた通り、こちらの話や希望を良く聞いて下さる方との印象を受け、ホッと一安心しました~~ やたらと威張るドクターでなくて良かったです(^-^)

絵手紙をスタッフの方達が、それぞれに利用して下さっていることも分かりましたので、苦手だなんて言わずに引き続き食べ物の絵手紙を描き送ろうと思います

 

見出し画像は、季節の野草のドクダミとユキノシタです

 

そして、今日のおまけは、いつものムサビの先輩の絵手紙です

 

 

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リモート面会

2021-05-10 | 良い加減介護

夫が今の病院に褥瘡で入院してから2カ月余り、ずっとコロナで面会できない状態が続いています。 その間、絵手紙を送ったり、看護師さんから写真付きのお便りを頂いたりして、会えなくても、何とか繋がりを保ってきました。

お陰さまで褥瘡の手術が成功し、リハビリを主にした今の病棟に2週間前に移ったことで、リモート面会が出来るようになり、今日がその第1回目の面会でした。

2カ月ぶりに病室のベッドにいる夫の姿が映し出され、先ずは元気な姿にホッとしました。 慣れないせいか、なかなかこちらを見てくれなかったりしましたが、こちらの問いかけに反応してくれましたし、娘からの母の日のプレゼントのブラウスを描いた絵手紙を見せたら、チラッと笑顔も見せてくれました。 来月の父の日には何か欲しいものがあるか・・・と聞きましたが・・・悲しいかな・・・何のことか分からなかったようでした・・・そして10分間の面会時間はあっという間に終わりました。 

相変わらず食事が進まないようで、鼻からチューブで栄養補給していることが心配で、帰りがけに予約はしていませんでしたが、ケースケースワーカーさんの処に寄って、しばらく話をしてきました。 何故食事を食べないのか・・・ドクターも首を捻っていて、もう少し様子を見よう・・・と言うことになっているのだそう。 食事を食べるためのリハビリもやって頂いているそうですが、認知症の症状の一つとして、食事をとるという行為そのものを忘れてしまう・・・脳からの指令が届かなくなっている・・・など原因は色々考えられるが、現在のところはっきりとした原因が掴めないない状態で、しばらく様子を見てドクターが判断すると思う・・・と。 マァ、焦らずに見守りましょう・・・すぐに退院しなくてもいい病棟ですから・・・と。

何と、厄介な病気なのでしょう。 人生の最終段階でこんな病気になってしまった夫が哀れでなりません・・・ 夫が少しでも穏やかな日々を送れるよう、できるだけのことをするつもりでおりますが・・・

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よく見て・・・

2021-05-05 | 良い加減介護

このところ、セッセと絵手紙を描いています

昨年9月9日に夫が緊急入院して以来7カ月の間

夫の夢など見たことがないのに

(大体いつも夢など見ないのですが・・・)

先日、手に余るほど困ったちゃんになっていた頃の

夫の夢を見たのでした~~

 

実は褥瘡がすっかり完治したことを機に

先月末から病棟が変りました

あの温かな看護をして下さっていた病棟の

スタッフの皆さんの元から

リハビリなどの専門病棟へ

「絵手紙もきちんと引き継ぎ事項に入れておきますから大丈夫!」

と前の病棟の師長さんが仰ってくださいましたが

新たな病棟の看護師さんは

前の病棟の看護師さんとはどうも雰囲気が違う・・・

先日も、絵手紙とおやつを持って行ったら

前の病棟より人手が少ないので・・・

などと言われてしまい

チョッと心配しています

「落着いて過ごしておられます

絵手紙のボードも見えるところに

吊るしています・・・」

とのことでしたが・・・

一緒に絵手紙を読んでくれる

などということを

して頂いているのか

食事は

きちんと食べられているのか

等など柄にもなく心配で

せめて絵手紙は

きちんと送ろう

と言う気に

 

病棟が変ったことで

嬉しいメリットがひとつ

リモート面会が出来ることになりました

面会予約は一番早くて

5月10日です

一体どんな感じになるのでしょう

不安でもあり 楽しみでもあります・・・

 

見出し画像は、昨日のブログに載せた、三寸アヤメです。 延岡のブロ友さんによると、九州の草原にこの三寸アヤメのそっくりさんがいるそうで、名前は「エヒメアヤメ」というそうです。 

そう聞いたら、もう少しよく見て描こうと言う気になりました。 ところが、うっかり、墨の吸い込みが悪い水彩紙に描いてしまったため、絵の具が墨に滲んでしまって暗い感じになり、チョッとガックリしています

あいにくの雨ですが、これから病院へ行って絵手紙とおやつを届けて来ます・・・

 

 

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