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曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

庭に花 そして 心にも・・・

2021-04-24 | 良い加減介護

昨日の午前中、夫の主治医との面談に行って来ました 

前回と同様、病棟の看護師さんとケースワーカーさんの立ち合いの下で

先生から傷口抜糸後の夫の病状の説明と

今後の見通しについての説明がありました

 あらためて褥瘡は完治したこと

今後の課題は

食事をきちんと食べられるようになること

そのために

運動機能の回復のためのリハビリと

並行して様子を見ていきながら

退院の時期を

考える

とのお話しでした

 

終始笑顔で終わった面談に、感謝の気持ちが溢れてきます。 突然、この名医の手を見たくなってしまい、

「先生、手を見せて頂いていいですか」と言うと

『先生の手はとてもきれいなのよ』と、ケースワーカーさん

『この手には金がかかってんだから』と言いながら両手を広げる先生

確かに、白くて華奢な白魚の手でした~~ この手が電車事故で取れかかってしまった耳を縫い合わせたりなど、絶望している人を助ける「神の手」なのだ~~ としばし見つめてしまいました(^_-) 女医さんだけあって、手のエステを(もしかして、顔も?_(^_-))怠らず美しさを保っておられる・・・ お手入れでこんなに美しさを保てるものなのだ・・・とシミシワだらけのわが顔が浮かんだり・・・ いきなり、妙なことを言いだされてさぞや先生も内心ビックリされたことでしょう。

『病室に飾ってあるあの絵、全部あなたが描いたの、綺麗ね』と仰って頂いた上、帰りがけに看護師さんが、師長さんから預かってきたと、夫の写真入りのお便りを渡してくれて、嬉しさが何倍にも膨らみました~~

 

写真は3枚撮って貼って下さっていて、絵手紙ボードを手にもって嬉しそうに笑っているものもありました~~ 髭ボウボウ、髪の毛くちゃくちゃですが(^-^;・・・そこまで我儘は言えませんね(*^^*)  多忙の中わざわざ写真を撮って、こちらに夫の姿を知らせて下さった温かな心に感謝です。

 

昨夜は久しぶりにぐっすり眠り、気持ちよく目覚めることが出来ました。 朝の散歩に出る気になって、出かけると、家を出てすぐの公園では、いつの間にかキフジが満開でした。

 

そして田圃には田植えを前に水が張られていました~~

 

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花が駆け足・・・

2021-04-16 | 良い加減介護

今年は春の花が例年より早く咲き始め、次から次へ花リレーが続いています。 アヤメの花芽が上がってきているのも気が付かないうちに、すっきりとした花が開いているし、フレンチラベンダーも蕾が膨らんできたな・・・と思っていたら、もう頭のリボンを伸ばしてすまし顔・・・その姿を絵手紙に描いて、昨日病院へ届けました(うっかり、写真に撮るのを忘れてしまいました~~

病院の中央受付でいつものように、おやつや絵手紙を渡すために、面会票に顔馴染みになった二人の看護師さんの名前を書いて提出しました(いらっしゃらない場合はどなたでも・・・と言い添えて)。 すると、今日は二人ともお休みだとのこと(>_<) そういう時は、大体若い看護師さんが来て下さるのですが、今日はわざわざ受付にナースステーションから連絡が入ったそうで、『今チョッと手が離せないが、15分ほどしたら下りて行きます、とのことです』と。 いつも、20分くらい待たされるのは当たり前なのに・・・どうした風の吹き回しか・・・?? いぶかしい気持ちで待っていると・・・ 

『○○さんですか』

「はい、そうです」(アララ、また初見の看護師さんだ・・・)

『師長の◎◎です』と!! 

大病院の看護師長さんが、夫のおやつと絵手紙を受け取りにわざわざ下りてきて下さったとは 何事か 何か夫の病状などについて良くないことを言われるのでは・・・との思いが一瞬頭に浮かびましたが、それにしても、颯爽として爽やかなこの笑顔・・・悪いことではないらしい・・・ では、何か・・・?

夫の現在の傷の治り具合の話をしたりしている中で、食事が余りとれないので、一部栄養を鼻に管を通してとる処置を一時的にしている。 傷の回復のためには一日1400キロカロリーはほしいが、食事だけだと1100キロカロリー位で、食べ方にむらがあり、食べない時もあるので・・・ということでした。 順調な回復が見込め次第管は外す予定と、丁寧に説明して頂きました。

絵手紙とおやつを渡すと、『この絵手紙、郵便で届いたものは、先ず私の所に届きますので、私がご主人の所に持って行って、一緒に読んでいるんですよ。 ご主人への言葉と共に、いつもスタッフ宛のメッセージを書いて下さっているので、私達も元気を頂いているのです。』と。 その上『プラスチックのボードを吊るして、そこに絵手紙を貼って、ご主人が見えるようにしました』と、思いがけないお言葉。 何とも有難くも勿体ないお話・・・ウルウルでした~~ 退院後の施設などのことなどについても色々話すことができて、お会いできて本当に良かったと、深い安心感に包まれながら帰って来ました。

『何でも気になることや、心配なことがあれば遠慮せずに言って下さいね』との言葉は、顔なじみになった看護師さん達もいつも言ってくれていて、患者と家族の側に立った医療がこの病院の基本姿勢なのだ・・・と納得できた思いでいます。 これまでの病院とはなんという違いなのでしょう・・・

 

絵手紙のラベンダーは写真に撮り忘れたので、以前描いたラベンダーを・・・

 

今年は、椿の花を長い間楽しみました・・・ そろそろ

主役交代ですね

 

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零(こぼ)れ桜

2021-04-01 | 良い加減介護

今年はブロ友さんの多くが、連日溢れるばかりに見事な桜の優雅で艶やかな花姿、あるいは可愛らしい花姿を存分に見せて下さり、毎日のようにあちこちの桜巡りを楽しませて頂きました~~

ご心配頂いた夫の手術ですが、お陰さまで昨日無事に終わりました。 皆様からのたくさんの温かな応援と祈りに心から感謝しております。 有難うございました♡♡

弥生3月は、夫のことで気忙しいままに過ぎ、今日は早くも、4月1日。 新たなスタートの月を迎えました。 我が家では夫の術後の回復を待ちながら、ゆっくりと次なる一歩を踏み出そう・・・としています。

冒頭の絵は、日本画の「一本桜」です。 枝いっぱいにこぼれんばかりに咲き誇る零れ桜を描いた一枚です。 それをソフトフォーカスでぼかしてみました・・・ 今の私の気持ちに一番近いような気がしています・・・

 

ぼかしついでに、こんな春の光景は如何でしょう

パステル画です

 

 

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わが家に咲いた花一輪

2021-03-25 | 良い加減介護

心忙しい2週間が終わろうとしています。 夫の手術の成功とその後の経過が良いことに、内心ホッとする一方、ずっと心のどこかで納得できない気持ちがありました。

なぜ、褥瘡が骨にまで達してしまうまでになってしまったのか、それ以前にもともと褥瘡などできていなかったのに、何故初期の段階で気づいて処置をしてもらえなかったのか・・・そのほか、配膳ミスをはじめ色々気になる点が少なからずあったことを思うと・・・退院後はこの施設に戻せない、という気持ちがだんだん強くなってきたのです。 自宅介護をする場合、ショートステイはこの施設利用が前提となっているプランでした。

で、包括センターへ相談し、元のケアマネさんの意見も聞き、とにかく病院のケースワーカーさんに連絡して話を聞いてもらう事が一番、ということになり・・・

一昨日は、病院のケースワーカーさんに時間を取って頂いて面談してきました。 事情はよく分かった、と仰って頂き、問題は退院後どうするか、ということになるが、それは傷がどの程度まで治った段階で退院許可が出るかによって異なってくるということでした。 更に以前施設のケアマネさんが作成してくれた自宅介護プランはどう見ても無理があると思うとも・・・ ひとまず、退院後は別の施設に入所することにして、その後の様子で自宅介護、または外泊ということを考えていったらどうか、とのアドバイスでした。

昨日は、担当医の先生が、傷口の状態が良く、思いのほか肉も上がってきたので、傷口の縫合手術をすることにした、ついてはその説明をしたい、とのことで午前中にまた病院へ行って来ました。 病棟の看護師さんとケースワーカーさんも同席する中で先生の説明を聞きました・・・ 今度も、高齢なうえに体力が落ちているので、縫合手術をしても、どの程度治るか分からない・・・と言われるのだろう・・・と半ば諦めの境地でしたが・・・ なんと、なんと、先生は前回の時とは打って変わって満面の笑みで仰ったのです!! 

『これで傷はきれいに治ります。』                             「エッ、ということは完治するということですか??」                       『そう言うことです』                                 ん!? ホントか!! ホントだよね・・・看護師さんもケースワーカーさんも聞いているし・・・バンザーイ!! ヽ(^。^)ノ                                                                                                          『糖尿病とかの病気もないので、傷の治りが早いのだと思います』

まさか、完治するなどとは露ほども思ってもおらず、一生床づれと共に生きて行くことになるのだろう(最初に先生の診察を受けた時に、そう聞かされましたので・・・)と半ば諦めていただけに、喜びもひとしおです!! 『これで、施設選びも楽になるわね』、とケースワーカーさんも喜んでくれました。 久しぶりに気分は晴れ晴れ、肩の凝りも吹き飛んだ思いです(^-^) 手術は3月31日の予定だそうです。

ケースワーカーさんによると、この形成外科の先生(女性)は、名医として知られる熱い先生なのだそうです。 以前常磐線の事故で、耳が殆ど取れかかってしまった患者さんの耳を元通りきれいに直してしまったことをはじめ、素晴らしい実績のある先生なのだとか・・・ この出会いにも、ひたすら感謝の気持ちで一杯です。

久し振りに咲く、我が家の喜びの花一輪です。

 

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ラブレターのお返事が♡

2021-03-12 | 良い加減介護

昨日、病院へ行って、新たに描いた絵手紙と夫にとって思い出深いと思われる写真を何枚かピックアップしたアルバムを届けました~~ 荷物を受け取りに来てくれた看護師さんは初対面でしたが(電話で親しく話すようになった看護師さんは夜勤明けということで不在でした~~)、とても感じが良く、絵手紙を喜んでくれた上、アルバムの写真の一枚一枚を丁寧に見て、私の説明を興味を持って聞いてくれました~~ 

『この写真を一緒に見ながらご主人とお話しますね。 ゴルフや旅行も楽しんだり、ご家族や親戚、それに友達とも仲良く交流していた写真を見て、どれだけ思い出してもらえるか楽しみです・・』と。 医療専門の病院でこうして心のケアにつながることをいとも自然にして下さる姿勢に本当に驚き、感激してしまいました~~ 

さらに驚いたことに、帰り際『これ、ご主人と一緒に書いたお返事です。 お母さんの「」だけですが、書いてくれました・・・』と手渡されたA4の用紙には絵手紙をもって嬉しそうに微笑む夫の写真と彼女が書いてくれたメーッセージが

温かなお便りを手にしながら、ああ~~この感じは、まるで、娘が保育園に通っていた時に、保母さんが園児たちの様子を知らせるために色々工夫してお便りしてくれた時と同じだ・・・と半世紀近く前の懐かしい思いが蘇ってきてしまいました~~  まさに夫は今や幼児帰りしているのでしょうか・・・

それにしても、彼女の話から、夫だけでなくスタッフの方々も絵手紙を心待ちにしていることが分かり、「ヨッシャ~~ 腕まくりだ!!」と、先ほど桜餅の絵手紙を投函してきました(^-^)

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