Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

軟弱モノ

2009年06月30日 | わたくしごと
 以前、お友達ふゆちゃんと「コペンサウナ部」改め、「コペンギャルトレ部」を発足したものの、活動回数1回。「こんな、ジムの目の前に住んでて行かないのは罪だよ!」とふゆちゃんに言われた言葉を真摯に受け止め、そのままそっと熟成させて1ヶ月以上が経ちました。
 夏が来たデンマークで半袖など肌の露出も増えて来たことから、そろそろまた行きますかね、と重い腰を持ち上げた昨日。さっそく今日は筋肉痛で再起不能です。

 来る8月の南スペインバカンスに向け、引き締めるべきところはたくさんあるのですが、あれもこれもと欲張っていると、結局また挫折しかねないので、今回は目標を決めてみました。

 まず、水着を着て胸よりも出かねないおなかは絶対。そしておしりのたるみ。これらは日頃のビールと姿勢の悪さの賜物ですが、ビールは仕方ないとして(?)、姿勢の悪さは常に気をつけていかねばなりません。そして気をつけるにもやはり、多少の筋肉をつけておかないと疲れます。てことで、胸から下、腿あたりを集中トレーニングしていこう、と決定。
 あとつま先立ちヒップアップ効果を期待し、ハイヒールでなるべく出かけようと。(結局自転車で移動しているので、効果があるようなないような)

 今週は月曜~金曜まで深夜勤なので、夜勤から帰って来て早朝にトレーニング、シャワーに入って睡眠をとろう、と壮大で爽快な計画を立てました。そして今日はさっそく「だって、だって、筋肉痛なんだもの~明日からいくわ~」と予定変更。「こんな心身ともに軟弱な自分で情けない!」と口では言いつつ、本当はそんな自分もゆるくてちょっと好き、という、とことん自分に甘い30歳。イージーにゴーイングよ。

 ちなみに、今週一緒に働いている40代後半のアシスタントの女性は、趣味はマラソン、のアマチュアランナー。職場まで片道14kmを自転車で、たまに走ってやってきて、夜勤明けは2時間の仮眠の後、再びジョギングするのだとか。
 「どこに住んでるの?え?夜勤の時は電車で来てるの?私より近いじゃない」という彼女に、いや、ほら、途中誰も通らない暗い道とか自転車で怖いし~など、もっともらしい言い訳をしてみたのですが、「じゃあLyngbyvejを通ってくればいいじゃない!あそこなら倒れてても車通りが多いから、すぐにみつけてもらえるわよ!」と、あっさり却下。「若いんだし、こんなにいい季節に運動しなくてどうするの!」と喝を入れられてしまいました…。
 マラソンが死ぬほど嫌で体育の授業をさぼっていた私ですよ?そんな私にランナーの彼女のアドヴァイスはなかなか痛いです。あ、自転車用ヘルメットがないって言い訳はどうだろうか?(買いなさい!で終わりそうだけど)

 ともかく、ぐーたらアイスを食べつつブログで「トレーニング計画」ばかり立てていてもあれなので、明日はしっかりジムトレを敢行したいと思います。いや、ちゃんといくってば!


 

 

歓迎シルガ様

2009年06月29日 | 猫の話
 先週からうちにゲストが来ています。ゲストの名前はシルガ。友達の愛猫です。友達が日本へ帰省している3週間を預かることになったのです。

 シルガは小さくてか細い超おくびょう猫なので、熊のようなたびキャットとの共存が心配されたのですが、今のところうまくやっています。

 最初はたびが近づいていっても微動だにしなかったので、「お、なかなか肝が据わっている?」とか思ったのですが、後にわかったところでは、あまりの恐怖に固まっていただけかも、と。
 今ではたびキャットが後ろからそろりそろりと忍び寄って、急に「遊ぼうよアタック」をしようものなら、「なにしやがる!!」と猛烈に怒りの鉄拳をくらわしています。女子はそうやって強くあらねばね、うんうん、とシルガの成長を私は喜んでおりますが、飼い主は箱入りシルガの変貌をどう思うのでしょう…。


シルガがソファーの下から出てくるのを虎視眈々と狙うたびキャット。

 まだ緊張しているようで、日中のほとんどをソファーの下でひっそりとしているのですが、夜になると元気になってたびキャットと遊んでいるシルガ。ヨナスが食べていたフライドポテトにものすごい惹かれていた彼女。

 早くシルガとたびが一緒に毛繕いをしたり、ごろごろ寝たり、仲良しになってくれるといいなー。

子供と庭とサマーハウスと

2009年06月29日 | デンマーク人って
 ステノに入ってもうすぐ4ヶ月。早いというか、まだ?というか。

 慣れて来て、病棟以外の外来ナース達ともごく普通に話すようになったのですが、やっぱりちとつらい、こればかりはなじめん、ということ。それはランチタイムおよび雑談タイム。100%デン語で、かつての女子、今は熟女なおばさん同僚達のエンドレストーク。

 会話の内容はだいたい子供(ティーンエイジャー)と庭付きの家、そしてサマーハウス。はっきりいって、どっこも共通点のない私には退屈極まりない話題のみ。
 だいたい、サマーハウス=Loveデンマーク=コンサバ=海外旅行もしないし、そもそも海外にあんまり興味もない、というパターンの人が多く、参る。共通の会話のテーマがない。
 あと子供の話をする人の中に、所と相手かまわず子供の話題ばかり話しまくる人がいて、これはかなり迷惑。別に面白い話だったらいいんだけど、大概、So, what?なものばかり…。オチ無しはますますきつい。

 そんな「かつての女子、今や熟女」な彼女達とのトークに付き合うのも疲れるので、できることならランチくらい一人でゆっくり食べたい、と思うんだけど、「後で一人で行くから先行ってて~」なんて言おうものなら、「一人で食べるなんて絶対淋しくって無理!だめよ!みんなでおしゃべりしながら食べるのがヒュゲリで最高よね!」と、がっしり腕を組まれてキャンティーンに連行されるので、毎日顔を引きつらせながら、息子の誕生日パーティーの話と、サマーハウスの垣根の話を聞きつつ、「ナ~イ、ヒュッゲリ~」とか、かなり適当に相づちをうちつつサラダをもぐもぐするのでした。

 はじめは「まだ慣れてないし、みんなのことも知らないから、いつかは楽しく会話できるかも」と思って耐えていたのですが、いつまでたってもトーク内容は変わらず、だんだんランチが憂鬱に。別に政治経済の話をしたいわけなじゃいけど、いい加減に「他に話題はないんかい!」とむかついてきます。

 ああ、誰か…。どうか子供と庭とサマーハウス以外の話題を…。「だからどうした!」と突っ込みたくなる話にオチを…。

人体実験は必要?

2009年06月24日 | デンナースへの道
 準夜勤の今週、恒例の患者さん向けの授業の中で、「低血糖、その原因と対策」というテーマで同僚と二人でレクチャーしていたときのこと。

 1型糖尿病歴ウン十年の男性患者Tさんが、「君たちはさあ、こうやってセオリー通りに授業やってるけど、実際低血糖がどんだけつらいものかって、わかってないでしょ?一回インシュリンわざと打って体験してみるといいよ。どんだけ患者がつらい思いをするかって、メンタリティーの上でわかった方が今後の指導のためにもいいと思うよ」と。

 彼は私達の授業に腹を立てたというわけではなさそうで、「なぜ低血糖に」という理論よりも感情の部分で、もっとそのつらさを共感してほしい、という感じでした。

 実際に「糖尿病として」体験したことはないけれども、がっつりお酒を飲んで思いっきり二日酔いになった状態というのは、理論的には「低血糖」の状態です。なので、いわゆる低血糖の症状というものは同じで、「もちろん病的に発症、というわけではないけど、その症状がどういうものか、ということはわかりますよ。あれはつらい」と私が答えると、他の患者さん、

「そらーあれだ、ティーンエイジャーの自業自得症状。そんなもんじゃーないんだよ」と。うっ、自業自得は確かに…。

 さらにTさんが「そういうわざと低血糖を起こさせて、っていう実験を糖尿病を生業としている職員ならするべきだ!」という話に発展。低血糖どころか常に血糖が天まで届きそうな2型糖尿病のおしゃべりおばさんまで巻き込んで、「そうだそうだ!普通の人にもこのつらさを!」と大騒ぎ。

 同僚のLは「前にドクターの一人が実際そういう実験をしたことがあるけど、今は倫理的にも法律的にもたぶんだめだと思う。ていうか低血糖がどんなものかはなんとなくわかるし、すべての苦痛を医療者が共有する必要はないわ。ていうか危険で苦しいとわかってて、あえてやりたくないわ」と、ニコニコ対応していたのですが、名案だ!よりよい医療と看護のためにぜひ人体実験を!と引き下がらないTさん達に、だんだん表情が引きつり気味に。

 なんだか収集がつかなくなってきたので「Prøv hør!(ちょっと聞いて)」と出ていって、「私達はどうしたって病気ではないんだし、患者さんのつらさや痛みをそのままわかることはできないよ。みんなそれぞれ痛みや感じ方が違うという上でも、完全に理解するなんてできないよ。でも私達はそれぞれ異なる、色んな患者さんを毎日たくさん見て来て、いろんな人の色んな苦しさを見て、看護してきてる。本当に状態の悪い人の苦しみも目の前で見て来ているよ。一人の本当の痛みを完全には理解できないけど、ここまでで得た経験で、できるところまで共感している。もしここで私がインシュリンを打って苦しんだって、それで本当に他の人の痛みがわかるとは限らないし、経験からの共感だけで看護するのは、そんなに悪いことじゃないと思うよ」と私が話すと、みんなシーン…。
 せっかく盛り上がってたのに…て感じですが、とりあえず医療者への人体実験のデモは終了し、授業を続行することに。

 普段静かなガイジンの私なので(そうでもないか)、たまに「聞きなさい!」とか、大きな声でしゃべると、みんなが一斉に注目してくれます。よくも悪くも場を沈静化、正常化するのに役に立ちますが、楽しくみんながわいわい盛り上がっている時も沈静化させてしまうので、これは問題…。
 でも今回は珍しく、ちょっと行き過ぎに盛り上がっていた患者さん達には効果があったようで、たまには声も出してみるもんだ、です。

 しかし、患者さんへの共感がうまく伝わらなかったのは残念というか。看護学校で習った、「看護とはアートである」という言葉を思い出します。目に見えないもの(感情とか)を感じて、察して、目に見える形にして表していく(時には見えないままで)という、実にセンスも要求される職人技。それが看護です。

 ステノに来る患者さんというのは、だいたいそこまで重傷でもなく、けっこう元気はつらつな人達(その分コンプライアンスなどに難あり)なので、日常起きる低血糖だったりする場合、その共感をなかなか示せずにいたりするかも(「あ、低血糖?はい、ジュース飲んで~」とさらっと対応しがち)。

 患者のTさん達が要求した人体実験はせずとも、少しは初心に戻って、と勉強になりました。


*写真はジョギング用ベビーカーを押してジョギング中のお父さん。赤ちゃんにすごい振動が伝わりそう…。

マニュアル教習

2009年06月24日 | わたくしごと
 週末はヨナス母の彼氏、ライフさんの60歳誕生日パーティーのため、彼らが住むフュン島にいってきました。

 実はライフさんの誕生日は12月で、すでに誕生日プレゼントも渡してあったのですが、10年ごとの区切りで盛大に祝うデンマーク人。しかも「12月なんて寒いし暗いしいやだ!」ってことで、いい季節になったときを狙ってパーティーのみ行うことにしたのだとか。
 別にライフさんに特別な思い入れはなく、彼のためにわざわざフュンくんだりまで電車代払っていくような関係ではないのですが、今回はとある訓練のために田舎へ出向く必要があったのでした。

 それは、マニュアル車の練習のため。

 私の日本での免許はオートマ限定ですが、こっちの免許に書き換えたらごく普通の免許になってしまいました。ヨーロッパではほとんどオートマ車を見かけることもないし、免許にもそんな区分はありません。
 毎回、旅行でレンタカーを借りる際、私がマニュアル車を運転できないばかりにヨナスに負担がかかっていたし、「いつか練習してマニュアルになれなきゃ…」と思っていたのです。

 実は去年、イタリアはポリニャーノでマニュアル車の練習をしたのですが、さあ走るわよ!と出てみたシチリアで、シチリア人のあーまーりーの運転のひどさに、「私が運転したら生きて帰って来れない」と判断。それ以降マニュアル車運転は封印されたままでした。(おっと、結婚式ブログもその後封印?凍結したままだ!)

 しかし今年の夏休み、友達とマラガに行くにあたってレンタカーを借りようと思っており、レンタカーの値段もマニュアルとオートマでは倍ほども違うので、いざ特訓再開。

 昨日はヨナス母の車、フォルクスワーゲンのポロで北フュンの田舎道をぐるぐるまわり、坂道発進をこれでもかと練習し、だんだんとクラッチの切り替わるポイントを体得。マニュアルってほんとに身体でというか、感で覚える感じなのね。うちの母が「あんたは運動音痴だから無理よ」と昔言っていましたが、確かにそういう感覚が必要かも。

 はじめは何度もエンストしてがくんがくんしていた私の運転ですが、訓練後なんとか無事に走れるようになりました。ほとんどオートマ車の日本にあって、マニュアル車にわざわざ乗っている奇酔な人達は、「マニュアルの方が運転しているって感じがあって楽しいよ」と言っていましたが、確かにわからなくもない。

 さて、実技はオッケー(たぶん)、あとは標識です。この前行った北スペインのバスクではイギリスのようにラウンドアバウトだらけでしたが、南もそうだったら困る…。ぐるぐる回り続けることになりそう…。


王様を味わう

2009年06月19日 | おいしいもの
 水曜日、最後の英会話教室のあと、アラブな通りNørrebrogadeを自転車で走りつつ、軒並み続く移民系八百屋さんに目を光らせていると…、それらしきものを発見!!

 キキーッと自転車を急停止し(コペンハーゲンでは自殺行為。後続車にまじで怒られる)、八百屋のおじさんに「そそそ、それ、パキスタン産ですか?!」と聞くと、コクリとうなずくおじさん。

 てことで、意外にあっさり幻の王様マンゴー発見。さすがノアブロ…。



これがそのマンゴー。


 夕食の後にわくわくどきどきしつつ試食。おお~甘い!味は日本で売っているフィリピンのマンゴーに似ていますが、もっと糖度が高くて味も濃い。そしてなんだかとってもクリーミー!ちょっとココナツミルクのようなクリーミーさです。これは確かにおいしい。贅沢だけどこれでカクテルなんか作ったらかなり最高なはず。


見た目はフィリピンマンゴーよりやや大きい。

 翌日、王様マンゴーの情報源である、患者さんのHさんに「見つけたよ!食べたよ!おいしかったよー!」と携帯で写真を見せつつ報告すると、どれどれ、と箱の生産者を見てHさん、「あーこの農家ね。大きな農家だよ。まあかなりヨーロッパやアメリカでは稼いでるみたいだけど、僕らからしてみれば彼らのフルーツのクウォリティーは…って感じだね(手のひらを水平にひらひらさせつつ)」と、幻のマンゴーにもさらにグレードがあることを示唆。むむー奥が深いのね。

 さらにHさん、「ロバって動物がいるでしょ?あいつらこんなにおいしいマンゴーなのに、あげても食べないんだよ。だからパキスタン人のことわざで、バカなやつ(みすみすおいしいことを逃がす、食わず嫌いとか)のことを”マンゴー食わずのロバ”っていうんだよ」とか、「おいしいマンゴーの食べ方でね、皮がついたままのマンゴーを丁寧にゆっくり、皮の上から揉みほぐしていくんだよ。で、しっかり皮の中が柔らかくなったら、最後にヘタ(トップの枝の部分)を取って、吸うんだよ。そうするとスムージーみたいに吸えるんだよ」とか、もう、いくら聞いていても飽きないほどの面白い話が次から次へと出てきます。

 「僕はムスリムだけど、お祈りは適当に時間を合わせてやってるよ。だってここはデンマークだよ!日の出と日の入りにお祈りなんてやってらんないよ~。イスラムだってうん百年ものの宗教なんだから、こだわり過ぎたり忠実過ぎるのは危ないって」とか、なにげに適当でおいしいものとハイテクなものが好きで、いつもジョークばっかり言ってはひゃっひゃっと笑ってるHさん。超大好き。
 きっとこれからも私は、マンゴーを見るたびにHさんと王様マンゴーのことを思い出すことでしょう…。

幻の王様マンゴー

2009年06月17日 | おいしいもの



 今週私が受け持っている患者さんの中に、Hさんという人がいるのですが、パキスタン移民の彼と話していて、ひょんなことから「王様のマンゴー」の話に。

 王様のマンゴーとは、もともとパキスタンのとある地方でとれていたマンゴーのことで、うん百年前に、あまりにおいしいと有名なので、インドの王様への貢ぎ物として輸入、インドでも栽培されるようになったというマンゴー。今ではHさんの出身地でもある、パキスタンのその原産地と、インドの一部が「王様マンゴー」の2大産地となっているのだそうです。

 なんでも、マンゴーがとれるのは6~7月の一ヶ月間のみで、デンマークのスーパーで一年中売っているような大きくて緑(熟すと赤)のアフリカ産の大きなマンゴーと違って、黄色く、すぐに熟れてだめになってしまうというデリケートな代物で、アラブの人はこの旬の果物、王様マンゴーを心から楽しみにしているのだとか。

 Hさんは故郷の名産をとても誇りに思っているらしく、うっかり彼に「日本でもフィリピンのマンゴーとか黄色いの食べるよ」と言ってしまったのですが、「あー、”ただの”マンゴーね」と軽く受け流し!そんなもんじゃあ~ないんだよ!王様マンゴーは!と言いたげです。

 そんな王様マンゴープレゼンターなHさん曰く、デンマークでもその幻の王様マンゴーが手に入るという情報を入手。なんでも、マンゴーは日持ちしないので、収穫期(6~7月)にパキスタンから空輸で運ばれてくるそうで、しかもそれが週に一回、毎週水曜日の早朝4時。
 王様マンゴーはアラブ系の人達の間でも人気のようで、デンマーク中(というかたぶんコペン近郊)のアラブの八百屋さんが、毎週水曜日、早朝に空港へ出向き、行列を作って王様マンゴーの到着を待っているのだそうです。しかもそんな希少なマンゴーなので、ふるさとの味を味わいたい人々が店先に並んで待ち、店頭に並ぶと瞬く間に売り切れてしまうのだそうです。

 どうです?食べてみたいでしょう!!私はすっごく食べたい!!!

 ど、どどどこで手に入るんすか?!ノアブロに住んでて、周りにいっぱいアラブのお店があるけど、無理かなあ?!とHさんに詰め寄ると、valbyにある彼の行きつけのお店ではだいたい買えるが、ノアブロにもいろんなアラブ系(イランでもイラクでもトルコでも)の八百屋さんがあるので、もしかしたらあるかも、とのこと。
 
 もう私の頭の中は幻のマンゴーでいっぱい。インドの王様に捧げられただなんて、なんて魅惑的な響き…。超食べたーい!明日はノアブロの八百屋をくまなくチェックです!

 ていうかそんな幻のマンゴーをはじめ、「手作りできたて水牛のバターをたっぷりつけて、黒砂糖をふった、お母さんのパンケーキ」の話とか、どうもグルメ話で盛り上がってしまう2型糖尿病のHさん。そして食事指導をしつつ、「うわーうわー超おいしそう~!」と完全に乗せられてしまう私…。

 嗚呼、グルメな人への指導って難しい…。


*トップ画像は「ターバン野口の世界」より。お札ってこんなすてきなことにも使えるんですね。

こんなすごいこともできます。





ブログ4周年半弱

2009年06月13日 | わたくしごと
 前回の記事でちょっとへこんでいると漏らしたら、たくさんの方から励ましや「おしゃべり付き合うよ!」というSMSやメールをいただきました。

 うれしいい~~~~。あーブログやっててよかった、というか、周りにいい人ばかりでしあわせです~。本当に、なぜか私の周りには優しいいい人しかいないので、いつかこの幸せの分の不幸が回ってくるんじゃ…と恐ろしくもなります。

 こんな場であれですが、私とお付き合いくださってるみなさま、本当にありがとうございます。kanaheiは幸せですっ(70年代アイドル風に)。

 ブログをはじめてかれこれ4年半弱ですが、このブログを通じて本当にすてきな人達との交流が始り、未だにそれは続いています。私生活をかなり開けっぴろげに公開しているので、時々oops!なことも書いちゃったりして、注意を受けたりしたこともありましたが、その開けっぴろげさで、けっこう初対面の人でも気楽に声をかけてもらってもいるようです。適当な性格なので、そうやって声をかけてもらえるのってうれしいです。

 毎日いったいどちらの、どんな方が読んでくれてるのかわからないけど、最近では1日多いときで800人くらい、更新がない時でも平均して300~400人の訪問者が来られているようで、私が把握している中ではせいぜい1日30人程度なので、残り270名様とは一体どんな人達なのか…。

 まあそれだけ人の出入りも多いので、気をつけなければいけないなと改めて思ったこと。それは、いくら個人の日記とはいえ、誰かを不愉快にさせたり悲しい思いをさせるようなことが書かれては絶対にいけない、ということ。当たり前のことなんですが、時々わーっとなって忘れてしまうこともあって、大反省。大人になりましょう、Kanahei、です。
 言論の自由は他者へのリスペクトの上に成り立つ、というのは反面教師としてデンマーク人に学んだこと。気をつけます。
 
 ブログもうすぐ4周年半(中途半端)の決意としては、以上のようなことを守りつつ、そして今後はもっと色々役に立つ情報なんかも別口で(その方法は追々考えていこうと)紹介していければいいなあと思っています。(よく駐在や引っ越しで来られた方に”ブログ見てます!役に立ちました!”と言われ、しまった!またいい加減なことしか書いてない!と毎回焦っているので)

 それでは、こんな私とブログですが、これからもよろしくお願いいたします。


おじぎ。

Blue thursday

2009年06月11日 | わたくしごと
 まるで梅雨のようなコペンハーゲンです。

 昨日一緒に働いていた同僚は、「この湿気…頭が重くなる…寒いし秋みたい…悲しい…」とかなりINになっていましたが、気持ちはわかる。
 日本人の私としてはこれで紫陽花でも道に咲いてれば、ちょっと心がしっとりとしたりもするんでしょうが。

 しかしこう天気が悪いと趣味の洗濯もできず、しかも月~木準夜勤(15~23時)、金曜日勤(7~15時)という鬼のような勤務の今週、さらにちょっと悲しいこともあったりで、気分的にはかなりLowです。

 なんか悪夢も2晩目で、昨日は恐ろしいことに、まだ生きているたびキャットをナイフとフォークでぎりぎり切りつつ食べる夢を…。じーっと痛みに耐えてるたびキャットをみて最後わーっと泣いて食べるのをやめるという、一体どうしてこんな夢になったのでしょう…。

 看護職ってのはなかなかやっかいで、こんなときでも患者さんに元気に接していかなきゃだし、笑いたくないのに気分とは裏腹で超オートマティックに笑顔で対応。うーん、参る。

 こういうときはとにかく日本語で友達と話したいです。

 今日と、あと明日を乗り切れば…。あとちょっとです。
 

こんな雨の日はこんな曲。ストーカーの幽霊に豹衣されて無意識の間に作ったという、奇妙な曲(Emiliana本人はまったく覚えていない)。

Emiliana Torrini - \"Me and Armini\" - Live at The Troubadour



自家製サングリアのススメ

2009年06月07日 | お酒の話
 この前スペインにいって以来、私のサングリア熱が再燃。今年のデンマークは天気もいいので、こういうすっきりしたものが飲みたいね!ってことで、最近自家製サングリアにはまってます。

 ちなみに参考までにKanaheiサングリアレシピは…

材料:
広口の瓶…私はIKEAで買ったパスタをいれる瓶を使用。
赤ワイン…スペインやチリのものが合う。超安いので十分。
果物…りんご、青リンゴ、洋梨、オレンジ、すもも、レモン、ライム、マンゴー、さくらんぼなどなんでも!
スパイス…シナモンスティック、ナツメグ、粒の黒こしょうなど
ハーブ…ミント、レモンバーム、ローズマリーなど
はちみつ…お好みで

 作り方はいたって簡単。ざくざくっと切った(大きくていい)果物とワインをつけ込むだけ。果物はよく洗って、皮ごと漬けます。冷蔵庫に入れて24時間ほど放置。それ以上漬け込む時は、果物を出して濾し、別容器に入れて保存します。

 果物の組み合わせやスパイスで色々風味が変わるのでおもしろいです。最近、金曜日に職場のフルーツバスケットにあまった果物を持ち帰っては、せっせとサングリアをこしらえています。ちなみに今日漬けたのは、りんご、洋梨、レモン、オレンジ、上記スパイスとレモンバーム。ワインはSuper Bestで、2リットルワイン x2箱で150krだったスペインの赤ワイン。明日が楽しみー。