Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

勝手に心配。

2006年10月31日 | デンマークの四季と行事
 来る11月2日はMTV Europe Music Awards Copenhagenの日です。そうそうたるアーティストがやって来て、今年ヨーロッパで人気のあった歌手に賞を贈るわけですが(ジャンルごとに)、先日MTVを観ていたら「VIPなアーティストをコペンハーゲンのどこでお迎えするか」というテーマの番組がやっていました。その時はレストランおよびナイトクラブの特集でしたが…、想像通りしょっぺー感じで…。大丈夫なのか!?

 とりあげられていたのは、Aquaのメンバーがオーナーというバーや、昨年できたUMAMIという和食とフレンチのミックスな店(次期国王フレデリック王子が常連らしい)、UMAMIと同じ通りにあるデンマーク一poshなフレンチレストラン、1日1組限定の王室御用達レストラン、コペンハーゲンで唯一まともなクラブVEGAのバー(ティーン率高し)などなど。poshなレストランや王室御用達とか以外は一般庶民でも十分手が出せる、下手すればアホなデンマークティーンや、その辺で毎週ビール飲みまくって立ち○ょんしているデン男子と鉢合わせしてもおかしくない店ばかりです。う~ん…。

 大国から来た人達には「最高つまんない国」と常々言われており、ヨナスも「デンマークはこういうイベントを企画するのが本当に下手(地味)で心配なんだけど…でも今回はMTVだし、がんばってカッコよくしてくれるかな…」と。だだだ大丈夫なのかな…マドンナとかシャキーラとかレッチリとかビヨンセとか来ちゃうのに。

 なんだかこんな小さな街なのに、そんなビッグネームが一同に会すかと思うと(来ない人もいるだろうけど)関係ないのに心配になっちゃいます。街中もこれといって変わった様子もないし。みんな翌日のクリスマスビール解禁の方が気になってたりして…。


冬支度

2006年10月30日 | デンマークの四季と行事
 学校からの帰り道、すれ違った人が持っているスーパーの袋をみると、もうクリスマス仕様の袋じゃないですか!早い!その後スーパーへ買い物にいくと、ぼちぼちクリスマスグッズ(クリスマスのお菓子やキャンドル、飾り)も売り出し始めていて、ほえ~もうそんな季節かい、と思うのでした。

 周りの友達やヨナスとも「そろそろJulefrokost(忘年会のようなもの)を企画しないと」と話題があがり、ヨナス姉マリアさんからは「クリスマスに実家へ行くための電車チケット、予約しといたから!」と電話はかかってくるし、しかも11月3日はクリスマス限定ビール(Juletuborg)の解禁日です。今年は夏がしっかりあって、秋も9月~10月はじめくらいは天候もまずます、とても温かかったので、もう冬支度かとおもうと本当に「早い!」とびっくりです。

 「2年目のデンマークの冬は(精神的にも)かなり厳しい」と言われており、去年の冬は本当につらかったのですが(特にクリスマス以降)、今年は夏がしっかりあったし、3年目だからかいくぶん気持ちは楽です(去年は「ああ、あと半年以上もオペアか…」と憂鬱だったし)。デンマーククリスマスの楽しみ方を若干心得て来たこともあり、「おお?!始まったか!?」とワクワク感すらあります。デンマーク、夏の1~2ヶ月(仮に夏がちゃんとした夏だったら)とクリスマス前の1ヶ月、この時期だけは最高です(ということは残りの10ヶ月近くは…?)。

 あ!!そんなこと言ってるそばから、今みた天気予報では明日あさってあたりの気温なんと5℃以下…雪のマークが…!(スウェーデンやノルウェーの中部~北部はもう雪降ってます)ガクガク…。

王室速報。

2006年10月27日 | デンマークっぽいもの



 昨日の報道で、王女メアリー(次期国王フレデリックの奥さん。タスマニア出身)が第2子を妊娠したそうです。

って去年第一子が生まれ、先日その子の誕生日が行われたばかり。すごいなあ。1歳児を抱えつつつわりでオエオエなんて…(メアリーにつわりがあるか知らないが)。まあ、召使いも乳母もいる(だろう)から平気なのか?
でも年子って小さい頃は大変だろうけど、大きくなったら一緒に遊んでてくれそうだし、いいかも。

家族もしくは親友

2006年10月27日 | ベビーシッターの話
 最近、学校に行ってる時から、その後のヘレさん家の仕事を楽しみにするようになってきました。明るくいつも何かしらのアドヴァイスや彼女の考え方を見てるだけで勉強になるというヘレさんと話すのも、繊細過ぎて挙動不審にも見えておもしろいトーマスと会うのも、とてもジェントルマンで優しい長男トビアスに会って話しを聞くのも、クリエイティブで破天荒な次男クリストファーに新しい面白いものをみせてもらうのも、そしてとにかく愛着があってたぶん相思相愛のヤコブと会うのも本当に楽しみです。

 最近は特に、前よりも会話が随分出来るようになったこともあって(少しは会話力up?)、話したいこと聞きたいことがいっぱいあるのに時間がなくてなかなか話せないけど、でもちょっとの時間をみつけてどばーーっと色々話したり、家族のやらかしたことで大爆笑したり、移民局や私が遭ったひどい話で一緒に「そうだよね!ひどいよね!!」と怒り合ったり、本当に彼らとのつながりを感じます。

 もちろんここに至までには、すでにこのブログで読んでご存知の方もいらっしゃるでしょうが、不信感や不公平さ、通じ合えない、伝わらないつらさもあって、ケンカのような話し合いや一方的に怒られて悔しかったり落ち込んだこともあったけど、でもそれでも子供たちのかわいさと、ヘレさんの前で「なんでこんなところでメイドのようにこき使われて苦労してるのかと思うと悲しい」とボロボロ泣いた時に彼女が「私達はあなたのことが大好きで、愛していると言ってもいいくらいよ。ちゃんと教育も資格もあるあなたにとって、オペアをするというのはプライドが傷つくことかもしれないことだけど、でも夢に向かうこのつらい時期は1年だけだから、それに私たちはあなたへのリスペクトを忘れるつもりはないから」としっかりきっぱり言った言葉が支えだったと思います。

 ミクシイのオペアコミュニティの中で「ワーホリかオペア、どっちにするか?」と話し合っているのをみたり、個人的に「オペアで海外行きたいんですけど、オペアってどうですか?」みたいに聞かれることもたまにあるのですが、私の場合どうとも言えないです。いい経験が出来るかどうかは家族および自分次第だし、なにがいい経験かも言えないし。デンマークみたいな英語圏でない国でのオペアは、損得で言ったら「海外いきたい、特に英語習いたい」だけの人には特に得ではないだろうし…。

 ただ私自身は、この国に来て一番の宝といっていいくらいの、彼らという存在を得ました。彼らにもらった友情や愛情という感情とか、話し合ってなんぼと理解への話し合いを諦めちゃいけないことや、家族の強さもろさとか、ゆっくりじっと我慢して見守らねばならない時のこと、怒らなければならないタイミングとその理由、子供であっても権利と義務を尊重させる、もしくは尊重していかなきゃいけないこと、主張と譲歩の駆け引き、あとたとえ一人になっても誠実であることの大切さ。これらが実際私の行動になって身に付いているかというと怪しいところではあるのですが、でも忘れてしまう前にこうして記録して少しずつ身につけていこうかと…(この時点もうで怪しい?!)。
 とにかく、今の私はかつてヘレさんに言われた「あなたのことが大好きで、愛していると言ってもいいくらいよ」という言葉を、今度はその家族に言えるほどなわけです。



ハロウィンのクッキーを作るトビアスとクリストファー


ハロウィンの飾りを作るヘレさんとヤコブ。

パフォーマンス好き、その後

2006年10月27日 | デンナースへの道
 昨晩、北朝鮮からの難民のドキュメンタリーを観てて夜更かししてしまい、今朝はまた「学校さぼりたい…演劇だし…」と思ったのですが、でもなんとか行ってきました。で、行ってみて、意外にけっこう面白かったです。というのも、例のボスニア人の彼女が壮絶な演技をしていたからです。

 課題のシナリオは78才のおばあさん、夫が亡くなる半年前まで自宅で夫の介護をしつつアクティブに生活していたが、夫の死後鬱傾向になり、食事もとれず5kg減量、ほぼ引きこもり状態になる。そんな中自宅でふらつき転倒、大腿部と肩を強打し入院となる。入院14日目、一時肺炎もおこしたりしたが抗生剤投与で回復し、今後は退院後の生活を考えリハビリをしていく予定。が、本人は未だ夫の死による淋しさと孤独の中で意欲なし、食事もとれず不眠状態。看護師が訪問し患者との話し合いを試みる…というもの。それ以降の話し合いのシナリオをグループで考え、寸劇をします。
以下はボスニア人他によるグループの演技。

看護師(Ns)「具合はどうですか?」
患者(Pt=ボスニアの彼女)「良くない。まったく良くない」
Ns「どうかしました?あなた夜もよく眠れてないみたいだし、食事も食べれてませんね、何か悩みでも?」
Pt「食事なら少し食べてるわよ!私の出来る範囲でね!もし食べてないからってあなたに指図される覚えなんてないわ!」

と、ボスニア人ここでまずグループで作ったシナリオ外の言動に。

Ns「…(焦りつつ)そ、そうね、確かにあなたは自分のことを自分で決める権利があるけど…でもあなたが何かとても落ち込んでるみたいだから、私とても心配してるんです、私で何か力になれることはありますか?」
Pt「ないね。私はこんなところに一秒だって長く居たくないんだ。夫と一緒にいたいんだ。だから家に帰りたい」
Ns「お気持ち察します…」
Pt「夫のところに逝きたい、逝きたい、私には生きる目的がない」
Ns「誰かご家族と会って話してみるのはどうですか?お孫さんもきっとおばあちゃんがこんなにまた元気になられて、喜ぶと思いますよ?どなたかに私から連絡してみましょうか?」
Pt「家族?!誰も私のところになんて来ない、誰もだ!彼らは上辺ばかりで誰も私のことなんて気にかけないし会いになんて来るはずがない!家族なんてものは私には必要ない!必要なのは夫だけだ!」(シナリオ外)
Ns「…そ、そうですか?そんなことないと思うけど…でも…」
Pt「い~や!そうだ!(Nsの話を遮って)どいつもこいつもみんな自分勝手で、私のことなんてどうでもいいんだ!どうでもいいんだ!私には何も希望がない!とにかく私は家に帰る!夫の待つ家に…。もう私にはなんんんの望みもないんだ!!!!」(どんどんシナリオから外れていく)
Ns「(Ptの剣幕に押され)わかりました…ちょ、ちょっと考えてみます。で、また来ますから…」

そして他のグループメンバーと「彼女勝手に話作っちゃって…どうするどうする?」とひそひそ相談。先生からは「Ns役を他の人とチェンジしてみてもいいわよ」と言われるも、誰もボスニアの彼女相手が恐ろしく、名乗り出ず。みんなに裏切られがっくりとまたNs役の彼女が劇に戻る。

Ns「○○さん、あのですね…」
Pt「家に帰りたいんだ!私には生きる希望も何もない!(以降彼女がいかに絶望的か語る語る。もちろんシナリオ外)」

その後しばし沈黙…。Nsも言葉を失う。「助けて~(泣)」とグループメンバーに視線を送るがみんな無視(ひどい…)。

Ns「そうですか…じゃあちょっと担当医師に話してみますね…(諦める)」終了。

 とにかくボスニアの彼女の即興で突然シナリオが変わり、Ns役がPtが前向きに向かえるよう、傾聴、思いやりの態度を示してもすべて「Haabloes!(絶望的だ!)」とかたくなに受け入れず、会話の糸口が見つからず…、あまりにリアルなボスニアの彼女の演技にみんなさ~っとひいてました。

 まあ、確かに臨床ではそういう患者さんに出くわすことは珍しくはないわけで、いい練習だったけど、でも即興で話の筋を変えられたグループメンバーがかなり気の毒でした。

 しかもその後のコメントの時に先生が、「じゃあそういう患者さんに出会ったとき、あなた達の中で看護師としてどういう話し合いのプランを建てていきますか?どういう方向に持っていくのがいいのでしょう?」と質問されると、ボスニアの彼女、「いいですか?この患者は絶望的なんですよ、絶望的!何をやっても無駄なんです!」って、ええええええ~??!!ということを言い出し、しかも「いいですか?彼女は鬱病なんです、それもひどいひど~い鬱病なんです。だからこういう種類の患者には何を言っても無駄なんです」とまでのたまいました。ちょっとちょっと!!!
 それは違うし共通課題であるシナリオの筋を湾曲、もしくは得た情報から先入観および偏見(誤解?)を持ち過ぎ!なので「この課題の中で患者が鬱病だという記述はどこにもないし、だいたい『鬱病(Depression)』という診断名を医師が診断する前にNsが用いるのは間違ってる!それは医療診断でNsの行うものではない。患者は確かに落ち込んでて鬱に相応する症状を呈しているけど(Depressed)、そこであなたが『彼女は鬱病』という言葉を使うことで余計な先入観を招く恐れもあって、適切な観察、看護診断ができない!」と反論しましたが、まあ(案の定)彼女は受け入れずしのごの言ってましたが、結局先生に説得させてようやく黙りました。
 しかしその後も「この手の患者は(den slags patienter er…)…」と、いちいち看護の常識である(と思う)『個別性(Individual)』に逆行したくくりで患者をみるような言動を繰り返し、そういう言い方によって自分がいかに現場経験を積んでいるナースかということをアピールしており、経験も知識も少ないけど、でも自分自身そういうくくり方をされるのが大嫌いなあまのじゃくな私は(というか自分の大切な人がそういうくくりで看護をされるのも許せない)、普段彼女に食って掛かることは恐ろしくてしないけど、今日はちょっと熱くなって反論してしまいました…。ふーっふーっ(威嚇)。でも明日が怖いぜ!

 ボスニアの彼女は確かに経験も知識もすごくあって、経験上「どの患者もみんなうまく話が通じるとは限らない」とか、難しい場面をよく知っているのだと思います。あとは彼女が母国で看護師として育った病院というのがボスニア戦時下の軍隊病院だったので、よくわかんないけどtriageする癖がついてるのかもしれませんが…、でも前々から気になっていた彼女のそういう傾向を、今回話し合うこと(というか一方的に伝えただけかもだけど)ができて、私自身はけっこうすっきりです。

 ああ、でも言葉がもっとうまく出てくればなあ…。もっと上手に話し合える気がする…。

写真:もう一つのグループの寸劇を隠し撮り(遠い…)。

パフォーマンス好き

2006年10月26日 | デンマーク人って
 元からのぐうたら気質と、来る11月のPD3(デン語検定)に密かにビクビクしつつ、今日学校をさぼりました。と言っても、せっかくの授業を出なかったので今日1日はちゃんと有効に使おうと、しっかり1日分のスケジュールを時間ごとにたて、自己模擬試験を3回も行い、それなりに自習に励んだ日だったのでした。

 そんな自習に燃えていた最中、クラスメイトの一人から電話があり、「明日はコミュニケーションの授業(2日目)で演劇をやるから!」と。どうやら患者、看護師の役割を決めて寸劇をし、そこからコミュニケーション技術を学ぼう、と。

 どうしてどうして、デンマーク人ってこうも演劇とか自作パフォーマンスが好きなのか!ついでにどうしてこんなにグループワークが好きなのか!!小中学校だけに及ばず高校になっても、グループでなにかしら出された課題が発表形式のものだと、踊ってみたり演じてみたり語ってみたりするのです。なんか、こう…恥ずかしい!
 いや、もちろんそういう活動のメリットもわかります、やってる時は意外と楽しいということも実はちょっと知ってます。でも…見てる方はけっこう恥ずかしい…。

 幸いにも私は今日学校をさぼったので明日演技をすることもないのですが、みんなの演技を見てコメントなどせねばならず、微妙~です。

鰻の白焼きおかげさま丼

2006年10月23日 | おいしいもの
 せっかくいただいた貴重な鰻。蒲焼きもいいけれど、もっとさっぱり鰻の味を楽しもう!ということで、白焼きにしてみました。

 鰻はのんさんに教わった通り、まずオーブンで少し焼き、その後蒸し、またさらにオーブンへ。ほっくり!!!炊きたてごはんの上に鰻、その上に大根おろし、柚子胡椒、千切りした大葉、そして焼き海苔を載せ、煮詰め過ぎてカラメルのようになった(それがかえってよかったかも)蒲焼きのタレをかけて食べました。ぜぜぜ絶品でございました!写真はちょっと載せの順番を間違えて鰻が海苔でかくれてしまいましたが…。



 今日はそれに加えて、これまたのんさんにいただいたおいしい豆腐で湯豆腐も。昆布は昨年NASHIKO。さんにお土産でいただいた極上物でございます。熱々の、つるりとした湯豆腐、今回はポン酢まで手作りしたわけですが(残念ながら果汁はレモンで)、
日本人にうまれてよかった~
と、心の底から思いましたよ…。

 私の日本食はかなりの割合で色んな方にお世話になってできあがってるわけですが、ここで改めてお礼を申し上げたいと思います。

 まず今日の鰻&紫蘇他の食材をくださったのんさん、「特上の柚子胡椒お願い!」という私のリクエストのために夜勤明けなのに探しまわってくれたちなっちゃん、おいしくて身体にもいいオーガニックの醤油や食材をいつも送ってくれるRico、生ラーメンやおつまみ、漬け物まで送って下さる、私の和食ライフセーバーのわたなべ家りささん、私の夢のようなわがままを聞き届け、スーツケースや送って来た荷物の半分位をなんとそのお土産で持って来てくれたNASHIKO。さん、「オニヅカの胡麻」をはじめ絶妙なセンスでおいしいヒントをくれるk子さん、引っ越しの際に調味料から生活雑貨までたくさんくださった恒吉さん&中田さんご家族(と、渡邊家)。他にもおいしい、貴重な和食をおすそわけしてくださったみなさま。
 本当に、本~~~当にみなさん、ごちそうさまです!私もヨナスもしあわせ満腹です~!

I hate manday

2006年10月22日 | わたくしごと
 ネットとお酒と一日中パジャマの日々とも今日でしばらくお別れです。幸せだった秋休みの一週間が終わろうとしています。残ったのは読んでいない課題の本と、来月受ける予定のデン語検定の過去問(しかも苦手な作文)です。「まだいいだろう…」と後回しにし、結局やるのは日曜日の夜。小学生の頃から進歩のない27才です。

 現実逃避で床磨きとか、キッチンの掃除とか色々やってしまい、余力もわずかです。しかも寝過ぎなのか、朝目覚めた時から眠いし、だらだらし過ぎて食生活までひどいことにになってるし(ケバブとかチップスとか)…。やっぱり人間、コンスタトになにかに追われつつリズムをもって生活するのがいいのですね(特にわたしのような人間は)。

 でも今晩はこれから、昨日のんさんにいただいた鰻(のんさん家は週末になると港の漁師さんのところへいって新鮮な魚を買って来るのだそうです)で蒲焼きを作りたいと思います!!鰻パワーで来週から(と言わず今夜の宿題から)またがんばるっすよ~。

日本人ナース大集結

2006年10月21日 | デンナースへの道
 コペンハーゲンには私が知っている中でも3人の日本人デンナースがいます。そのうち一人は昨年、色々デンマークのナース事情を教えていただくためにお会いしたことがあったのですが、他の二人は今私が通っている看護学校外国人コースの一期生(昨年)にいたとのことで、看護学校の先生に紹介してもらったのです。先々週、ビザのこと、学校の授業のことなどでもだいぶ参っていた私はさっそく彼女達の一人と連絡をとり、タイミングよくそのデンナース3人が集まってお茶をするというので、そこに混ぜてもらうことにし、お会いしてきました。

 お会いしての印象、まずみなさんもんんのすごくパワフル!!明るい!!おもしろい!!お話ししていて一気にテンションが引き上げられるのを感じるほどです。なんというか、光線のような強さのある人達でした。生き抜いて、闘い抜いてきて得た強さを持っている、という感じです。
 お話を伺っていて、そこまでに至る山のような苦難を、そして今まだ目の前に積まれている問題の山を、ざくざくっと明るくお笑いのように話していて、笑って話されている裏のその苦労が今の私には多少リアルにわかる分、どうしてそんなに明るくいられるんだろう、すごいなあと思うのと、在デン2年目で「疲れた…だって大変なんだもん」と言っている自分がどうしようもないように思えて来ました。とんでもない、上には上がいる。

 今回お話しできたことで「音を上げるにはまだ5年は早い」という事実と陰気に悩むことのつまらなさを知り、日本でだったら大ベテランのエキスパートなナースの彼女達(と呼びますが実際はだいぶ年上)が「まだまだ」とがんばってる姿をみせてもらえてなんだかとても勇気づけられました。こんなに強い先輩がいることは本当にラッキーです。

 今日はこれら感動的なことの他に、病院も経験もそれぞれ違う彼女達が「そうそうそうそう!!」と言っててとても意見が一致していたことに、デンマーク人の仕事っぷりについてで、一言で言うと「権利は主張するが義務は忘れる」というのを聞き、それかーーーー!!と的にど真ん中な発見でした。言い得て妙!
 そして「やっぱり日本人看護師はサービス精神がこっちの人と断然違う。でもだからこそ職場では気がついたもん負けで気が利いちゃう人にしわ寄せが来るの。そこまで働くのはいやだけど無視はできない、その辺でジレンマが生じるのよね」と言っており、老人ホームでもそれらを感じていた私はすごくうなずけるのでした。
 「彼らのディスカッションも大声を出したもん勝ち」でもどうしても意見したい時は?彼らのやり方に合わせて発言します?と問うと、「そういう時には手を挙げたり注意を引くようにがんばるけど、あとはけっこう静かに聞いてる方が多いかな。”そういうもんだ”と思って慣れる(ちょっとあきらめ?)。だんだん慣れてきて、彼らはこういうもんだから、って楽になってくるから」と…。一体その域に至るまで何年かかるのか…。

 そして辛い時期に関し、「在デン5~6年くらいまでは毎年冬になると鬱になったりおかしくなってた。最近はもう慣れたけど…」と。5~6年?!先は遠いです…。
 その他にも「デンマーク人は平気で簡単に病欠で休む。忙しい病棟ほどそうだし、二日酔いとかでも平気で休むわよ~。だから12月なんて病欠の嵐!(こっちも忘年会シーズン)大変なんだから~」と、たくましいデンナースの彼女達には勇気づけられもしたけど、かなり脅されもしました。恐ろし~…。

 でも日本にいた時からそうだけど、ナースとしていることの楽しさは患者さんへの看護以外でも、こういったナース同士での苦労自慢というか、明るくさわやかに愚痴をわーわー言い合うことにもあるような気がします。婦長のぐちとかドクターの悪口(陰険なものじゃないですよ)とか…。なので彼女達が楽しそうに愚痴り合っているのをみて、「ああ、私も早くあそこに参加したいなあ」なんてちょっと思ったのでした。

 そんなわけで、のんびりだらだらした秋休みの今週一週間でしたが、来週からのパワーを今日で満タンに充填できたようなきがします。また来週からがんばりますよ~!

お正月帰省危うし。

2006年10月20日 | デンマーク人って
 年末まで遠い話とのんびりかまえており、昨日やっとこシンガポール航空に日本行きチケットの予約をするため電話をしたら、「12月19日~クリスマス前ですとキャンセル待ちの方でも120人はいらっしゃいます」と。そんな!じゃ、じゃあクリスマス直後~年末は?!と聞くと「う~ん、そちらだと比較的よくてキャンセル待ちも30人くらいですね」と。がっくり。仕方ないのでクリスマス直後からのキャンセル待ちを申し込んだのですが、年末帰れるのかかなり怪しくなってきました。
 せっかく年末帰ることを想定して、実習も1月スタートとしたのに、これじゃあ意味がない~。もっと早く予約しておくべきでした…。

 しかしクリスマス休暇中の人で賑わう東南アジアを津波が襲ったのはまだ2年前だというのに、しかもまだ度々観光客のエリアを狙ってのテロやなんかも起きているのに、どうして北欧人はそんなに南へと向かうのでしょう…。クリスマスの伝統に飽きた人達が常夏ビーチでクリスマス、とか変わったことをしたいのでしょうか?クリスマスくらい家に居ても楽しめるし、行くならもっと2月とか本当につまらなくて辛く厳しい時期に行けばいいのに…(その方が安いだろうし)。でもまあ、日本人もわざわざお正月にハワイ行ったりする人もいるし、似たようなものか。

 とにかく、少しでも多くの人が「やっぱり年末は家でのんびりが一番だよね」と思い直して飛行機キャンセルしてくれることを願います。