Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

洗わない美容法

2009年07月31日 | デンマーク暮らしの知識


 と、先ほどの記事を投稿後、夜勤前なのに目が冴えて眠れないので、ちょっくらジムで30分ほど走ってきました。新しいウェアで!
 でも意外とみんなラフな格好で運動してるため、めちゃめちゃ気合い入ってる人みたいでちょい恥ずかしい…。

 ヨナスが晩ごはんを作っている間にもういっちょ。

 最近私的に「洗わない美容法」が流行ってます。
 
 いや、洗わない、では風呂に入らない汚ギャル(死語?)みたいで語弊がありますが、正式には「石けんを使わない」です。
 髪の毛はシャンプーで洗うのも2日に一回程度、あとはシャワーで念入りにゆすぐ&マッサージ、その後トリートメントなどで保湿。顔は洗顔石けんを使わず、クレンジング後ゆすぎ、保湿。身体もなるべくボディソープなど使わず、ゆすぐのみ(時々韓国アカスリが登場)、その後ボディークリームで保湿。

 毎日せっけんでごしごし洗うことが習慣となっていたため、最初はなんだか物足りないというか、ちょっと気持ち悪いのですが、すぐそれにも慣れました。
 で、肌の状態は以前よりいい感じ。今までは保湿を塗っても塗っても乾燥からくるかゆみがあったのですが、それがだいぶ軽減されました。それと同時に顔のニキビや吹き出物も減った&治りやすくなった。

 どこかで読んだのですが、石けんでごしごしと洗うことで、大事な肌の保護バリアも一緒に洗い流してしまうのだそうです。バリアが無くなると細菌感染もしやすいし、表面脂ぎってて中は乾燥というひどい肌状態に。なのでなるべく石けんは使わず、ゆすぐのがいいのだとか。

 ちなみにヨーロッパでは洗顔はクレンジングで拭き取って、そのまま水でゆすがずクリームを塗る、というのが一般的(特に冬乾燥する中央&北ヨーロッパでは)。
 思えばデンマークへ来た当初、日本ではあんなにたくさん薬局で売られている洗顔フォームというものが見当たらず、「まさかハンドソープとかで洗ってるんじゃ…」とデン人にあらぬ疑いをかけたものですが、そういう理由からだったみたいで。
 洗わないの!?気持ち悪くないの?!と日本人にはちょっと抵抗がありますが、これもきっと慣れ?そして実はそうやって乾燥を防ぐ方が、実は肌の持つ防護機能を高めるのでしょう。このあたりでは。

 25あたりまでは「さっぱり」系の化粧品ばかりだったのに、30前くらいからすっかり「しっとり」どころか、こってりしたクリームを使うようになった私。今後はせっけん使わない&こってり保湿でアンチエイジングにいそしみたいと思います。環境にもいいしね。

のってきました。

2009年07月30日 | わたくしごと
 深夜勤ではいつも同じアシスタントの女性と一緒に働くのですが、以前にもちらりと触れたように、彼女はバリバリのマラソンランナー。
 趣味で時々走ってます、という人は周りにもいたけど、大会に出たり、わざわざマラ友(?)と一緒に週末はミュンヘンに走りに行ったりなんて筋金入りの人ははじめて。

 自慢じゃないですが、スポーツからきしダメな私。母親にも「お母さんは昔卓球で県大会までいったのに、あんたはなんでその血を引いてないの?!」と言われるほど、幼い頃からグズでのろまな亀のレッテルを貼られてきました。そうなるとこちらも、もともとないモチベーションが地の底まで落ち、「運動なんて楽しくもないね」と、高校時代には運動会もさぼるほどに。

 そんな私だったのですが、環境の影響というのは恐ろしいもので、ステノに勤め始めてから、マラソンランナーのアシスタントの彼女や、毎日「ツールドフランス」な格好で出勤してくる同僚に思いっきり影響され、片道10kmの道のりをなんなく自転車で通うようになり、会費だけ払っていたジムにも週3日は行くようになりました。
 そしてついに、「一日運動しないとなんか気持ち悪い」という極地にまで到達!ブラボー!脱インドア!運動音痴には変わりないけど!
 ここまでには約1ヶ月くらいかかりましたが、まず始めた季節が夏ってのがよかった。外を走っても爽快だし、汗を流すのも気持ちいい。はじめにガツンと筋肉痛になっていたので、「ここでやめたらまた一からやり直しで、筋肉痛の苦しみもまたやってくる」というのも続けるモチベーションに。
 
 そして何が嬉しいって、筋肉がついたのが嬉しい。最近は腰から下を中心に鍛えていたので、若干股が引き締まった(気がする)かも。とりあえずぶよぶよだった股がカチンとなった。さらにその効果か、姿勢も若干よくなった(気がする)。
 筋肉のせいか体重は意外と変わらないものの、ダイエットのみが目標ではないので良しとします。

 そんな、運動の効果を日々感じていた今日、マラソンランナーの彼女から「今日からウスタブロのランナーズショップでバーゲンなのよ」との情報ゲット。早朝8時から始まるというそのショップに、夜勤後、嵐のような向かい風の中Depeche Modeを聴きつつノリノリ横揺れで自転車をこいでいってきました。
 3ヶ月前には自分がそんなところで買い物をするなんて想像もしていませんでしたが、いかにも「走るよ!」なスパッツやタンクトップ、ブルゾンなどを買い込み、ほくほく。これを来て今夜も職場へ激チャリ予定。

 こういう身軽な状態というのが人生で初めてなのですが、おもしろいことに変化というものは連鎖的に起こるものです。
 運動をするようになったら、どしんとしたパスタなどの小麦粉の塊、あと重たいもの、塩分の多いものを受け付けなくなった(胸焼けがする)、その代わり吸収の早い炭水化物(フルーツなど)を欲するようになった、今まで「運動なんかしてたら疲れて絶対に他のことに気が回らなくなるに決まってる」と思い込んでたけど、肌や爪の手入れなど今まで以上にできるようになった。
 なんていうか、健康的なのって少し意識するだけで、あとは継続の上で必然なんだな、と納得。

 こうあげるととんでもなく健康的になったように見えますが、いやまさかそんなはずもなく、相変わらずお酒はおいしいです。しっかり飲んでます。こればっかりはねえ、やめられないでしょ。今夜を乗り切れば4連続深夜勤も終わりで週末。た、楽しみだ…ビール。

 というわけで、相変わらずなところは相変わらずですが、変化も楽しんでいるこのごろです。
 ああ、こうなってくるとロードレーサーな自転車も欲しくなってくる…。ローラーブレードも欲しくなってくる…。健康的なのはお金がかかる。

情けない男の哀歌

2009年07月28日 | デンマークっぽいもの


 またもや深夜勤な今週。夜勤後ちゃりちゃりといつものように音楽を聴きつつ家路を走っていたとき、もう何度も聴いたことある歌の歌詞がふと耳に入って来て、「のお~!そういう意味の歌だったのか!」と新たな発見。そしてわかる人にはわかる、このユーモア。


「Til provinsen(田舎へ)」by.ibens

オッケー、オッケー
たぶん行きたいと思うよ、”そこ”に
スヴェンボーのちょっと郊外

オッケー、オッケー
僕のためにもその静かなとこに腰を落ち着けた方がいいかもね
スヴェンボーのちょっと郊外

連れて行くがいいさ
でもできれば秋が来る前に
連れて行くがいいさ
家の値段が農家一個分とかじゃなければ

オッケー、オッケー
僕ら都会暮らしをしてきたよね
都会は確かに子供を持つにはひどいとこかもしれない
スヴェンボーのちょっと郊外

オッケー、オッケー
都会だってそこまで楽しいもんじゃないかもね
たぶん”そこ”は想像よりいいかもね
スヴェンボーのちょっと郊外

連れて行くがいいさ
できれば秋が来る前に
連れて行くがいいさ
もし家の値段が農家一個分とかじゃなければ
さあ連れて行けばいいさ、田舎へ
ほら今すぐ
ほら今すぐ

方言もちゃんと習うよ
そして土曜の昼は町で”dav”って村人に挨拶するよ
方言もちゃんと習うよ
このピンクのシャツも脱ぐよ

連れて行くがいいさ、田舎へ
今すぐ、ほら
連れて行くがいいさ、田舎へ
覚悟は決めたさ
連れて行くがいいさ、田舎へ
僕ら二人が来たとこに
連れて行くがいいさ、田舎へ
田舎(故郷)につれて行くがいいさ


 このibensというバンドのボーカルは、ヨナス姉マリアさんの親友のだんなさん。彼が作る曲はスピッツのようにさわやかなメロディー&歌声とは裏腹に、他の歌もなにかとアイロニーが効いてます。そしていつも強いデン女に言いくるめられてたり、ちょっと情けない感じがいい。彼の実際の奥さんはとてもきれいないい人だけど。あ、でもマリアさんの親友だし、やっぱ強い女か…。

おすすめシーフードレストラン

2009年07月26日 | デンマークのおすすめ店
 お友達のhalfkidsさんが、毎年恒例の里帰りでデンマークへやってきたので、一緒に新しくできたレストラン、FISKEBARENにいってきました。

 ここは業者用スーパーマーケットINCOもある、Kødbyenという敷地内にあって、かつての精肉鮮魚市場。内装もまさしく市場!な寒そうな天井や壁を残しつつ、うまい具合にモダンなインテリアをしつらえてあり、いい感じです。

 お店の真ん中にはバーコーナー、そして入って右奥の厨房そばには、フレッシュシーフードをさばくコーナーがあり、中だけでなく外にもテーブルが配置されています。別にすばらしい景色はないけど、夏は外でキリリと冷えた白ワインにシーフードなんて素敵。

 さて、料理ですが。ここの売りはなんと言っても、生もの!コペンのレストランではめったにお目にかかれない生牡蠣やタルタル、魚のカルパッチョなどがいただけます。しかもお手頃なお値段で!!

 私達が注文したのは、ブルターニュ産生牡蠣、鱈のカルパッチョ、サーモンのタルタル、蒸しムール貝の大盛り。そしてお手頃フランス産シャルドネ。

 まず、ブルターニュの牡蠣。超絶品!まさに海のミルク!レモンを絞ってそのまま食べてもいいですが、付け添えのタマネギみじん切り&ワインビネガーのソースをかけてもまた良し。ちなみに牡蠣といえば、なノルマンディー産もありますが、そちらはちょっとお値段お高めです。
 鱈のカルパッチョはスライスした野菜がふんわりと載っていて、これまた繊細で美味。最初、「鱈で刺身~?」と懐疑的でしたが、さっぱりしこしこでツボ。
 サーモンのタルタルは煎った麦?やナッツが入ってて、香ばしい。自家製のおいしいパンと一緒にどうぞ。
 そしてムール貝。これでもかー!とこってりな生クリームにフェンネケル(って日本語でなんだっけ?)と、パスティナックと思われる根菜が入っていて、冬っぽいけどおいしい。たっぷりの生クリームスープにパンを浸して食べて、白ワイン飲んで、なんつーの、これ、幸せ?デブまっしぐら?

 私達はそこまで空腹じゃなかったこともあって、前菜メニューからすべてを選んだのですが、それでもなにげに十分お腹いっぱいになりました。隣のカップルが食べていたメインのロブスター?も実においしそうでしたが。

 しかしAOK(コペン情報サイト)の評価にもありましたが、なぜかワインリストにドイツ系リースリングがたくさんあり、微妙。それ減らしてもっと色んな白ワイン入れればいいのに…。

 ちなみにお値段ですが、以上のような料理と白ワイン(200kr)を頼んで、550krくらい。お腹いっぱい食べたい人には高く付くけど、おいしいものちょっとで飲みたい人には悪くないかと。
 店員さん達の対応も悪くないし、雰囲気も気取り過ぎてなくていい感じ。早めの時間で外の席だったらお子様連れでも大丈夫そう。(私達は18時に予約しましたが、正解。20時頃から満席になっていたので、早めの時間がおすすめです!)

 まだ夏がどれくらい続くかわかりませんが、天気のいい日に外の席で白ワイン&生牡蠣をもう一回くらい楽しみたいな~。


Kødbyens Fiskebar

Flæsketorvet 100
1711 København V

Opening
Mandag lukket
Tir-tor 18-24
Fre-lør 18-03
Søndag 18-23
*日曜日は限定メニュー一種類のみです。

今週の患者さん

2009年07月21日 | デンナースのお仕事
 今日は久々の日勤だったのですが、私が受け入れた入院患者さん二人がすごいギャップでした。

 一人目、Sさん。2型糖尿病、血糖コントロール目的。

 レストラン経営をしていたが、「ある日突然電気を止められたので、やむなく店を畳んだ(本人談)」。その後、コミューンからの生活保護を受けていたが、奥さんも失業し、一家の経済状態は破綻、どっかのお笑いタレントのように、「それじゃ、解散!」と一家離散。
 さらに1ヶ月半の里帰りの後Sさんがデンマークに戻ると、アパートも家財もすべてコミューンに差し押さえられ、一切立ち入ることができず。血糖測定器も没収される。
 コミューンに補助の申請をするも、デン語が理解できないため事務処理が滞り、今までもらっていたすべての補助もストップ。収入が一切なくなり、さらにホームレス。友人の家とユースホステルを点々としつつ、ある日道で寝ていたら、悪い人に荷物を盗まれる。お金がないのでインシュリンも買えず、絶望的になってうずくまっていたら通行人に救急車を呼ばれ、ついでに入院。
 しかし病院からも退院させられ、今度は警察の元へ行き「刑務所でもどこでもいいから、どこかへ連れて行って(保護して)くれ!」と頼むも断られる。
 なぜか突然1年ぶりにステノの外来に現れ、事情を聞いたドクターによって本日入院。
 
 二人目、Vさん。2型糖尿病、血糖コントロール目的。

 Mixtard penというインシュリンを長年愛用し血糖も安定していたが、ノボの一方的経営施策によりMixtardが薬局に置かれなくなったため、やむなく類似品を使い始めたが、それによって低血糖頻発。
 すばらしいコンプライエンスで、食事療法も運動療法もパーフェクトにこなしているので、問題は新しいインシュリンでどう血糖コントロールをしていくか(もしくはまた別の緩徐な作用のインシュリンを開始するか)。
 唯一問題と思われるライフスタイルは、「オバマのせいでTVから離れられなくなった」と、選挙をめぐる海外ニュースを追い続けていたため、以来選挙が終わってからも完全夜型になってしまい、朝起きれなくなったこと。そしてVさん本人が経営をする出版社を共同経営者に今後譲渡するにあたっての諸手続きのせいでオーバーワークなこと。
 悩みは最近親しい友人が次々亡くなっていくこと、そして最近新しく買ったPCへのデータ移動をする際、古いPCの起動がだんだん遅くなり、ストレスなこと。
 その昔結婚してデンマークへ来たVさん、先日デンマークの国籍取得のために政府が要求する、デンマークの文化と歴史に関する試験を受けたが、40問中1問だけ間違えてしまい、満点を逃したことが非常に悔やまれている、とのこと。そんなVさん、御年81歳…。アメイジング80’。

 さて、このすごいギャップの二人の患者さんに、どんな看護をしていくか、していけるか!?今週は5日間日勤なので、みっちり付き合っていきたいと思います。


*トップ写真
家政婦は見た!な、たびキャット。閉め出されつつも、夕飯作りをじっと見守る。



最近、セカンドハンドで買ったオットマン。たびにジャストフィット。

NHK 地球アゴラ

2009年07月15日 | ご報告


 ブログを持っていた関係で、実に色んな人と知り合いになり、今の「糖尿病ケア」のデンナースエッセイや、「ナーシングビジネス」の執筆依頼が来たり、デンマークの新聞にも2度ほど載ったりと、色んなことがありましたが…、今回ついにNHKにまで登場することになりました。

 NHKのBS1で放送中の「地球アゴラ」という番組なのですが、以下のような趣旨の番組らしいです。で、私はデンマークからのアゴラー(デンマークアゴラーはもうひとりシルケボーにおられるらしい)。


『「アゴラ」とは古代ギリシャで「広場」を意味する言葉。アゴラは、政治や経済、哲学の議論に花を咲かせる市民生活の中心地でした。それから2000年以上の時を越え、現代版アゴラがよみがえります。それが『地球アゴラ』です。

インターネットのウェブカメラを使い、世界各地で暮らす日本人とNHKのスタジオを結び、身近なニュースや現地で関心を呼んでいる話題について、お茶の間感覚の会話を楽しみます。そこには最新の情報から暮らしのヒントまでが満載。ネット社会にふさわしく、ワールドワイドな身近な情報を生放送でお届けします。

ウェブカメラを通して番組に集う、海外在住のバイタリティーあふれる日本人。その方々を番組では「アゴラー」と呼びます。』


 さて、このアゴラで私がいったい何をするかというと、あの毎年デンマークで開催される、「世界サンタクロース会議」の模様をリポートするのです。まだ詳しくはスケジュールが決まっていないのですが、サンタ会議(7月20~22日)のVTRと共に、放送日当日(8月2日)はスカイプでスタジオと生会話です。ひー!あのエバラ焼き肉のたれの川平慈英さんと…(慈英さんも好きだが、実はお兄さんのジョン・カビラさんはJ-WAVEの「Good morning Tokyo」からファン)。

 うちの母にメールでまずこのことを伝えたのですが、「近所の人と○○さんにBS録画できないか聞いて来たわ!」と大興奮。夢の病院ステノに採用決定だったときと、明らかな温度差です…。さすが天下のNHK。

 そんなわけで、日本在住のみなさま、8月2日(日)夜22:10よりNHK BS1におじゃましまーす。笑ってやってください…。

*以下、日本の公認サンタ、パラダイス山元さんのインタビュー記事。かなりいい人!がっと心を掴まれました…。

https://blog1.tokyo-np.co.jp/entertainment/community/2008/12/post_33.html

腹、尻、股クラスに参加

2009年07月10日 | おもしろい人・おもしろいもの
 相変わらずはまってます、ジム通い。

 先週半ばより始めて1週間(うち通ったのは5日)、効果はメキメキ現れております!
 まずなんと言っても筋肉痛が治って、その後の運動でも筋肉痛になりにくくなった、発汗量が激増した、ほんの心持ち(気のせいに近いくらい)おなかと背中周りがすっきりした、そして体重が2kg減った!!

 体重減少のうち、ほとんどは水分(むくみ)が取れたというだけかもしれませんが、なんにせよ身体が軽くなるというのはいいことです。持久力もついた気がするし。
 
 今日は20分の有酸素運動で汗を流した後、ヨガに次いで女子に大人気のコース、その名もまさに「腹、尻、股」(すごい簡潔かつダイレクトな名前)に参加してみたのですが、これがまたすごかった。

 踏み台、ゴムバンド、ゴムの輪っか、ダンベル、マット、15kgほどの棒とあらゆる道具を駆使し、ノリノリアップビートな流行のポップソングにのって徹底的にお腹から下(あと腕)を鍛えます。
 かつてサルサを習った時に、ステップを踏む私の横でインストラクターが首を傾げてアドバイスを探しあぐねていたほど、リズム感ゼロの私ですが、この「腹、尻、股」ではウォームアップの踏み台からして、すでに前線から脱落。若者のリズムに追いつけない…。なぜ?雅の国から来たニッポン人だから??(個人で都合が悪いことはすぐにお国柄のせいにする)
 その後重い棒を担いでスクワット、ゴムバンドの抵抗を使ってサイドステップ、ダンベルを使って上腕&足上げで腹筋を鍛え、マットに横たわってピラティスでも使ったスーパーハード腹筋をこれでもかー!と。

 水分補給をしつつ汗だくだく、妙にテンションの高いインストラクターの真似をしつつ、鏡に映る自分のよぼよぼさとO脚にげんなりしつつ。でもまさに手を変え品を変えの50分はかなりあっという間です。

 先日参加したヨガは、最後に瞑想しつつ「むーーーーーーん…」とかみんなで低い声をだしたり、「この心地よいヨガの時間を神に感謝しつつ、周りのメンバーにお礼をしましょう」と手と手を合わせたままナマステと言い合ったり、どうも微妙な精神世界だったのですが、この「腹、尻、股」はハードだけどやりがいがあります。

 そんなわけで、またジム通いの楽しみをひとつみつけた今日でした。

アレルギー爆発

2009年07月10日 | わたくしごと
 花粉症じゃない、ただ風邪気味なだけよ、と自分をごまかし続けてここまで来ましたが、そろそろそれも限界かもしれません…。

 滝のような鼻水、鼻スプレー無しでは睡眠不可能、朝起床時の鼻と目の猛烈なかゆみ(特に窓を開けて寝ると)、芝生に転がると鼻と目だけでなく、皮膚にまで湿疹がでるというこれら症状。そして決定打は、「デンマークは芝生の花粉が飛んでいます」という天気予報。

 かゆい!つらい!そして抗アレルギー剤は眠い!どうしたらいいんだ~!免疫力を高めよう!と自宅でピラティスをしても下を向くと鼻が垂れます。呼吸法が乱れます。
 注射とか打てば効くとも聞いたんですが、ここはデンマーク。かかりつけ医の予約がめんどい。いや、行くべきか、やはり…。

 ホームステイ中のシルガさんが、夜な夜なたびキャットと大運動会を開催しているため、舞い上がる猫の毛もダブル。頻回に掃除しても間に合わない…。実は猫アレルギーな私にW効果はダメージ大だったのでしょうか。でも猫はかわいいから仕方ないし…。


微妙な距離を保ちつつリラックスするお二人。

 とりあえずこのアレルギー症状がすごいので、デンマーク人大好きのNature medicinをこれから買いに行こうと思います…。

ピラティス初体験

2009年07月05日 | わたくしごと
 前回のブログでジム通い宣誓を立てたわけですが、行ってますよ!ほぼ毎日の勢いで!

 一度取りかかってはまると、その期間は妙に集中してしまう私ですが、実に先週の水曜日から金曜までは、深夜勤の後にゲントフテにある職場から40分自転車、その後ジムで1時間弱トレーニング、そしてシャワーを浴び、朝ごはんを食べてから就寝、と「この人誰?!」というほどアクティブ。

 予想外だったのが、この深夜勤の後、というのがかなり爽快。眠くて疲れてるんだけど、トレーニングしているうちに頭がさっぱりしてくるし、時差ぼけのような夜勤後のだるさが減り、かわりに心地よい疲労感が。
 家に帰ってすぐ寝るよりも、運動をしてから寝た方が、眠りの密度が違うのでさっぱり目覚めることができ、なので起きた後も掃除をしたり料理をしたりとハキハキ動けます。

 そんなジム通いもノッてきた日の土曜日、今までなんとなく敬遠していた「Hold」という、エアロビやボクササイズなどのコースに参加してみることに。ていうか、たまたま行ったら「あと1時間くらいでピラティスが始ります」とあったので、おお、じゃあ行ってみるかね、と通常トレーニングの後、気軽にジョイン。

 昔日本のジムで普通のヨガを一回だけ試して「なかなかハードなのね…」と思った私ですが、今回のピラティスは、聞くところによると「スーパーハード系ヨガ」。身体がカチンコチンに固い私、どうなることか…。

 アメリカ人インストラクターの指示に従いつつ、まず基本姿勢から習って行くのですが、「おなかの筋肉を絞るようにして、マットに肩と腰を沈めるように密着させて…呼吸は続けて」など、各細部にまで指示が飛び、ヒーリングミュージックとともに「もっとリラックスして~」とか言われますが、普段意識しない部分に意識しながら姿勢を作るので、否応無しに全身に緊張感がみなぎります。
 そして気がつけば指先までぴーんと伸ばして緊張させており、しかもその手の形がとっても江頭2:50。ふと全身ぷるぷるの自分の姿を鏡に見た時、「え、えがちゃん!!」と、そこにいる誰も理解できない笑いに、ひとりでツボ。笑いをこらえつつ、さらに全身ぷるぷるぷる…。

 で、ピラティスを試しての感想。ヨガというよりは、かなりハードなストレッチ&筋トレという感覚で、でも立つとき、歩くとき、どこの筋肉に集中すればきれいな姿勢が保てるかということを教わり、かなりいい勉強になりました。
 特にピラティスでは、内臓を支えるインナーマッスルとかいう筋肉を鍛えるそうで、基本姿勢と呼吸だけでも、私の場合特に下腹部、なんとなく子宮の周りをきゅっと引き締めている感覚があり、これは続ければきっといろんな婦人病によいのではないかと。

 ちなみに以下はピラティスに関するサイトより、「ピラティスで期待できる効果」です。

○脂肪燃焼効果
○身体の歪みを改善する
○正しい姿勢になる
○柔軟性のある、しなやかで質の良い筋肉が付く 
○ヒップアップ、お腹や手足がスラリと引き締まる
○リラックス効果、ストレスの軽減
○免疫力、体力の向上
○新陳代謝の促進、消化機能、精神機能の改善
○質の良い呼吸により、血液への効果的な酸素供給がなされる
○リンパの流れが良くなる
○素肌を美しくし、より若々しくなる
○腰痛・肩こり・むくみ・冷え性・便秘解消・ストレスに関連した病気の軽減
○スポーツ・オーバーワークによる怪我・身体の悪い癖を正す

って、すべて私が欲しい効果じゃん!

 一日明けて今日は「なぜこんなところの筋肉が!?(胸骨の上とか)」という、普通の運動では得難い筋肉痛もゲットし、効果をばっちり体験。どうやらうちの前のジムでは、毎週土曜日にこのピラティスコースがあるので、またぜひ行ってみたいと思います。ていうか、教室とか通ってもいいかも。誰か一緒に習いにいきません??