Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

けつこんしきアルバム

2008年09月24日 | 結婚関係
 ようやっとイタリア結婚式ツアーに突入!と思いきや、先にウェブフォトアルバムが仕上がったので、そちらを先にご紹介。後々、追々、ぼちぼちと、ブログで詳細をピックアップした写真と共にアップしていきますので...。

http://picasaweb.google.dk/jkirkegaard/BryllupWeddingAndHoneymoon#

Kanahei母のデンマーク生活3

2008年09月23日 | 結婚関係
  8月24日。母と兄のデンマーク滞在3日目。前日の雨風が嘘のように快晴です。

 この日は午前中私の職場である、Bispebjerg hospitalへ。Bispebjerg hospitalは築100年ほどの歴史ある建物で、よく手入れされた美しい庭園に囲まれたとってもヒュゲリな病院です。
 日本にはないこのレトロできれいな病院を、ぜひ母に見せたくて、そして「一応ちゃんとナースとして働いてるのよ...」ということを証明するために、ずっと母を連れてこようと決めていました。

 まあ病院を見ての母の感想は「病院だね」という、きわめてシンプルなものでしたが、さらに職場である病棟がこの日は激!忙しい日だったようで、誰もせんべいを土産にやってきた私とその家族に目を向ける余裕もなく、すごすごと退散。あー、学生担当ナースである、ハーフ日本人のAnnaに会わせたかったなあ(普段職場では日本語でしゃべらないので、しゃべってみたかった)。

 病院をさっくり見て回った後は、バスに乗ってセンターへ移動。コンゲンスニュートウにて「デンマークで一番おいしいもの」とヨナスの勧めにのってホットドックを食べ、その後カナルツアーへ。
 本当は歩いてアメリエンボーだとか人魚姫だとか回ったほうが母の血糖にもいいのでしょうが、前夜、前々夜と寝不足(結婚ツアーの準備のつめやウェディングワルツの練習)だったため、のんびり船旅とさせていただくことに。
 海から運河からコペンハーゲンの色んな名所建物を見つつ、でもやっぱり人魚姫で一番反応していた母。やっぱり王道とはいえ人魚姫像の前で写真でもとってあげればよかったなあ、と今後悔...。きっと親戚とかに見せたかったんだろうな。

 1時間ほどのツアーの後、今度は王子フレデリック&王女メアリーの結婚式が行われたドムキアケへ行き、ここでギブアップのへたれヨナスを先に帰して、母、兄、私はボタニスクヘーヴ(植物園)へ。
 ここで母は植物に囲まれとてもリラックスし、天気もいいしビールまで飲んで、すっかり高血糖のショックから立ち直ったようでした。

 さて、短かったコペンハーゲン滞在も終わり、いよいよ25日からは、ボンジョールノ!な結婚式ツアーの始まりです。

Kanahei母のデンマーク生活2

2008年09月17日 | 結婚関係
 8月23日。デンマークらしく雨と風の日。案の定早起きしてしまった母が、朝ごはんを作ろうとキッチンでごそごそしています。慣れないガス台や湯沸しポット、小さな母には高すぎるキッチンの台と格闘しつつ、「まったくなんにも野菜がないんだから」と、さっそくお説教をしつつ、ごはんにお味噌汁、サラダ、いり卵などを作ってくれました。あー、母がいるしあわせ。
 居間では自閉症の兄清ちゃんが、これまた慣れないデンマークのTVと格闘中。日本のTVのようにチャンネルが1~12で収まらないので、ヨナスのリモコン操作をものすごく凝視しています。ちなみに、言葉がわからないしつまらないだろうな、と思ったデンマークアニメも、とりあえずアニメならなんでもいいのか、飽きずにずーっと観てました。

 朝食後、みんなでコペンハーゲン観光です。雨なのでインドアなものがいいだろうと、とりあえずローゼンボー離宮へ。お城の中を見学しつつ、母は「へー、デンマーク人っていい生活してんのねー」と。いや、母!ここ王様のお城ですから!!普通のデン人の家じゃないんすよ!!と、相変わらずの母の天然(?)っぷりに汗。
 その後もよそ見をして歩いて衛兵さんに体当たりはするし、なかなか目が離せない母です。

 ローゼンボーの次はショッピングということで、まずは歩くのにあまり適してない靴を履いてきた母のために、eccoへ。いつも安い靴しか買っていない母に、やわらかい子羊皮の、足に良い靴を買ってあげました。その後、いつもお世話になっている母の親友に、彼女が好きなロイヤルコペンハーゲンでティーポットのお土産を購入。 
 そしておなかも空いたしと、デンマーク伝統料理、オープンサンドのレストランへ。日本人には受けの悪い黒パンとその具たち。母もどうかなーと思ったのですが、「おいしいおいしい」と全て食べていました。特にお気に入りはレバーパテとシル(ニシンの酢漬け)。1枚食べればけっこうおなかいっぱいになるオープンサンドも、パン好きの母はなんだかんだで4枚ほど食べ、さらにあまった具も完食。
 そんな母、実は飛行機でもらったラクリスも気に入ったようで、普通においしそうに食べていました。娘よりもデンマークの食生活に順応しちゃってます。

 本当はお決まり観光スポットである、アメリエンボー宮殿や人魚姫なんかも見に行こうかと思ったのですが、あまりにもどしゃぶりで断念。スーパーマーケットへ行ってあとはのんびりすることに。

 しかしこのスーパーマーケットが母にとってはローゼンボーよりもずっと楽しかったようです。私も海外旅行での楽しみは、ローカルなスーパーで見慣れない食材をあれこれ見たり、その土地のおいしいものを買うことなのですが、母もそうなようで、しかも食に関わる仕事をして40年余の母、生き生きしていました。
 残念ながら翌々日から2週間家を空けるため、食材をあまり買うことができませんでしたが、母はここで職場および近所の人たちに30個もクッキーを買っておりました...。いくらみんなに海外へ行くことを言いふらしてしまったからって、30個...。イタリアでもさらに20個くらいなんだかんだと買っていたので、一体お土産にいくら使ったんだか。

 この日の晩御飯は、ヨナスが唯一得意なデンマーク伝統料理、フレスケスタイを作ることに。オーブンで焼けるのを待っている間、糖尿病の母の食前血糖を計ってみると、とんでもない値が!昼間のオープンサンド食べすぎのせいで、すごいことになってしまいました。
 ここまでデンマーク滞在を楽しんでいた母も、一気に落ち込み、「大丈夫だよ、時差と旅の疲れのストレスもあって少し高めなのもあるし、黒パンは血糖保持しやすい食品だから。超速攻型インシュリンをいつもより少し多めに打てばいいから」と励ますのですが、どどーんと自己嫌悪の母は、雨の中「歩いてカロリー消費してくる」と言って聞きません。
 発症してからかなりタイトに運動と食事療法を続け、主治医も認める「がんばり屋で優等生の糖尿病患者」である母。これはもう止めても無駄なので、「じゃあ私も一緒に歩くよ」と、母、清ちゃん、私でレインコートを着てウォーキングへ。

 いつも一人でつつましいものを食べて、血糖が上がるからと色んな好きなものをがまんして、週に5回もプールに通ってる母。せっかく海外に来て、久々に一人ではない、みんなとの楽しい食事で、おいしいものを我慢する、罪悪感を抱くなんてかわいそうです。
 ここはいっちょ、デンマークで学んだ、食べたらその分打つ「許す糖尿病治療」で、私が徹底管理していくことに。日本に戻ったらどうせ普段の厳しい生活に戻るんですから。私がいる間くらい、たっぷりおいしいものを食べさせてあげたい。

 ウォーキングをしてやや気が済んだのか、少し落ち着いた母ですが、結局黒パンの食べすぎによる胸焼けで少ししか食べれなかったものの、フレスケスタイも喜んで食べていました。

 そんなわけで、母のデンマーク滞在2日目も終了。3日目は私の職場訪問です!

*コペンハーゲンでの写真は、どあほうのヨナスのミスですべて消えてしまいました...。あーもうショック!

Kanahei母のデンマーク生活1

2008年09月17日 | 結婚関係
8月22日午後、そろそろ母の飛行機が到着するころだなーと、ネットで到着予定時間をチェックすると、画面には「LANDED」の文字が。え?!着いてる?!

 旅行会社からもらった旅程表では、16時35分着とあったのに、ネットの予定時刻には16時15分着(変更あったらなんで教えてくれないの?!)。ていうか今15時45分ですが?!早まりすぎです。超あせってシャワー浴びたばかりのぬれた髪で家を出て、空港へ。

 空港へ着くと到着出口にはすでに荷物の排出も終わって、まだのんびりしている日本人観光客がちらほら。
 まだ中にいるのか、すでに出てきているのか、おろおろしつつ待っていると、とーおく(しかも出口とは逆のホーム行きエレベーター)の方から「かなえっっーーー!!!!」という絶叫が。よみがえる記憶。小さい時からいつも街中とか人ごみ関係なく大声で叫ぶ母の声...。恐る恐る振り向くと、カートにこれでもかと荷物を積んだ、まるで移民のような母と兄の姿が...。
 「!@#$%^*――――!!」ともはや日本語ではない奇声を発しながら近づいてきて、「もーあんた心配したじゃないのー!待ってるって言ったのにー!お母さんもうどうしようかとおもったわよー!!!」とかなりの興奮状態です。あまりに声がでかいので、「...今回は来て下さってありがとうございました。お帰りはあちらで...」と誘導しそうになるほど。

 母によると、飛行機が着いた後、無事に入国審査もパスし、荷物をピックアップするところまで来たものの、「友達にもらったばかりのスーツケースだったから」と、流れてくる荷物の中、自分の荷物の色を忘れてしまい、「ない、ない!」とまずはそこで大騒ぎ。どこぞの窓口の人に日本語で必死に説明を試み、なんとなく状況を察したその人が、親切にも母のスーツケースを見つけ出してくれたのだとか。(実はそのレーンにずっと流れてた)
 さらに!出口を出ても私の姿が見えず、心配した母はトイレに行きたくなり、「トイレ行きたい!でもここを離れたら香苗とすれ違いになるかもしれない」と悩み、しばらく葛藤したものの生理的欲求には勝てず、トイレを目指すも「ていうかトイレどこ?!」と新たな問題へ。めいいっぱいのボディランゲージで「ト・イ・レ!どこ?!」とそこらへんにいる人に聞きまくり、連れて行かれた先が実は男子トイレだったにもかかわらず、ダッシュで駆け込んだそうで...。人間、緊急事態にはなんでもできるもんですが、うちの母の場合やりすぎです。だいたい「こうやったの!」と見せてくれた「トイレ」のボディーランゲージがすごかった...。

 ともあれ無事に合流し、ノアブロのアパートへ。1週間の滞在で、途中結婚式があるとはいえ、ものすごい量だった母の荷物。開けてみると、まずスーツケース1、5個にまるまる日本食材(たしかに「うどんが欲しい」とは言ったけど、20袋も持ってきた!)、もう一つのスーツケースの半分にはヨナス家族へのお土産がこんもり。自分たちの洋服やら旅の荷物は手荷物に詰め込んで持って来たそうです。自分よりも子供や誰かのためを先に考えるのがとても母らしいです。

 荷解きを終え、お茶を飲みつつのんびりしていると、デン帰省中のスコットランドのあやちゃんが「おばちゃんいらっしゃーい!」とビール持参で登場。私の友達が大好きな母は、長旅の後にも関わらず、すっかり気分上場であやちゃんとの晩酌を楽しんだのでした。

コメントのお返事です!

2008年09月17日 | 結婚関係
 ヨナスのPCで入力しているのですが、なぜかコメント投稿ができず...。なので以下はいただいたコメントへのお返事です。



しんた父さま*
デンマークではなかなかお付き合いできず、すみませんでした。でも久々に父と飲めて楽しかったですよ!
今度はまた日本でがつんと飲みましょう!

satomiちゃん*
今は日本なんだっけ?ホイスコーレは終わったの?長いようで早かったねえ。
次またデンマーク来るとき会えたらいいね!

ふーみんちゃん*
いやー大変だったよw!まじで!
でも色々いい思い出になりました。
10月まで日本なのね!秋のおいしい味覚、存分に楽しんできてね!帰ってきたら忘年会しましょう!

Nanaちゃん*
いやー天気は最高だったよー。暑いは暑いけど7月のような死にそうな暑さでなかったんでよかったっす。
また海の写真などアップしていくのでお楽しみに!

さわさわさん*
ふふふ、ヨナスは一応田舎のインテリなので...。田舎のインテリ&酒飲んだたら「もうなんだっていいじゃん」な私。二人仲良くがんばりますよー!

りんごちゃん*
その節は大変お世話になりまして...。その後臭いはハイター消毒にてだいぶよくなりましたです。もう災難だったわ...。

ゆきこさん*
写真は残念ながらほとんどラスムスのカメラに入ってるんですよねー。私たちのにはシチリアのしか...。
ラスムスが今画像修正中なので、それもらったらどんどんアップしていきます!

hanaちゃん*
もう盛りだくさんすぎてイタリア日記書き終わるのがクリスマスとかになりそう?!記憶が薄れないうちにがんばって書くよ!

kathyさん*
お久しぶりです!お祝いの言葉ありがとうございますー!
いやー2世ですかー。どんな顔の子になるんでしょうねー。ヨナス似でひげが生えてたりしたらヤダな...

rama.ちゃま*
2月!!ちょうど私が日本にいるときでないの!やったー!あなたの結婚式もとーっても楽しみよ!

ふゆさん*
最後までどたばたで式を楽しむ余裕半分だった私といい差がでているコメントですな...。
でもあれから彼はずーっとラブラブモードですよー。幸せなやつめ!

理江ちゃま*
ちょっとちょっとー!ご無沙汰じゃないのー!
また新屋家に行くから祝杯あげようぜー!
やせたって、反対だわよw
結婚式の写真はどれも生理前でむくむくでーす!泣

Gさん*
いやー確かに夢のような式でしたわよ。あともう2日くらいみんなでのんびりしたかったなー。
南イタリア、特にプーリアはほんとおすすめです。

えいこさん*
結婚式って同棲が長い二人にはけじめの意味でもやっておくといい、と聞いたけど、どうなんでしょうね?とにかく大変だったけど面白かったのでよかったですよー。

きのこさん*
お久しぶり!
神社もいいよねー!白無垢とか着てみたかったなー。日本で写真だけ撮りたいけど、ヨナスはぜーったい袴とかはきたくないらしい...ちっ。

Meguちゃん*
日本にかえってどうよー!?
挙式にはなるべくお金をかけないようにとしてきたけど、お金なくてもけっこうどうにかなるものね!と思ったよw
2月日本に帰ったら遊んでね!

NVさん*
ドレス、着る1ヶ月前くらいに「もう少しウェストを締めようか」と詰められてしまい、体型維持できなかったらどうしよう...と思ったけど、セーフでしたw
裾を切ってワンピースとして着れるんだけど、なんかもったいないような...ていうか子供生んだりしたらぜったい着れなくなるだろうなー。
写真、今しばらくお待ちをー!

JUNKOちゃん*
デザイナーのカミラさんが、なぜか私を見たときに「黄緑!」と思ったんだって。デパートの化粧品コーナーとかでも妙に黄緑をすすめられるので、人からはそういうイメージなの?と不思議な感じ。

のんさん*
お久しぶりでーす!大人ーって感じですか...32歳の年齢に見合う大人っぷりを見せてほしいですけど...まだ家ではゲーム三昧、野菜が嫌いなヨナス君です。
1月か2月に3ヶ月ほど日本に帰ります!そのときはぜひ遊びに行かせてくださいね!

結婚してきました!

2008年09月09日 | 結婚関係
 さまざまな問題もあったりしましたが、8月29日、無事ポリニャーノアマーレで結婚してきました!

 いやー、母が来てから式まで実に怒涛の1週間で、しかもその後さらに壮絶なシチリアハネムーンもあったもので、ブログのネタも写真も満載なんですが、私のPCがついに危篤状態となり(涙)、ヨナスのPCから更新などしていくことになります。なるべく早く詳細を更新していこうと思っているので、今しばらくお待ちを!

 とりあえず無事結婚、そして帰還のご報告でした。


市庁舎から出てきたところでライスシャワー


サマーハウスに戻ってシャンパンで乾杯。