Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

今年は春なのです

2010年01月29日 | わたくしごと
 3月1日から1ヶ月半の日本帰省で頭がいっぱいです。

 今回はちょうど契約更新のころを見計らって休職としたので、1ヶ月半も滞在できるわけですが、まあでも滞在中は無収入だし、未だ大黒柱なので豪遊もできませんが。

 今、日本でなにをするか色々と構想を練っているのですが…

*美容院へいく
これはもう、必ず。今度はストレートに戻すか、もっとパーマをかけるかで悩み中。

*東北温泉一人旅
昔はよくやっていたんです。車で一人旅。乳頭温泉や大沢温泉、松島へ牡蠣を食べにいったり。ここ最近ずっと中国地方か九州といった、南下の旅ばかりだったので、時間もあるし久々に北へ。
あー誰か東北方面にお友達いないかな~。それかいいところあったら誰か教えて~!
(たぶん、というかまた必ず中国&九州もお邪魔させていただくと思いますが!その時はまた南のみなさま、よろしくおねがいいたします!)

*根津美術館
マイベスト美術館です。長~い改修期間が明けてようやくまた開館したようなので、ぜひいきたい。(行きつけ美容院がすぐそばなので、それとセットで)
今調べてみたところ、国宝燕子花図屏風は4月24日からですと。あーー残念。間に合わない…。
今回密かに、春の屏風(桜)が見れるかと期待していたんですが、やっぱり滅多なことではお目見えしないんですね…。(個人的には秋の屏風が一番いいけど)

*糖尿病学会に参加
機会があったら。もちろん発表の方ではなくw

*母とどこか旅行
ハワイ、という案があったのですが、懐的に厳しいので、国内かな~。沖縄とか?

*レーシック
これはぐっさん、よろしくおねがいします!まだクーポンあり??

*親知らず治療
やりたくないけど…。でも最近デンマークの医療保険に加入したので、料金を比較しつつ要検討。

そしてなんといっても今回のメインイベントは…

*お花見!!
日本で桜を見るのはなんと2004年以来6年ぶり!!
4月5日生まれで、自称「桜前線の子」、そして「お花見奉行」な私としては、もう、この”日本で桜”が信じられないくらい楽しみ。泣くかも、私。桜みて。
コペンハーゲンでも毎年桜はみれますが、やっぱり違うでしょ、本場は。
ということで、日本在住のみなさま、どうか、どうか、そんな私をお花見に連れて行って~!プリーズ!!


 あ~あとなにしよう。食べたいものもたくさん、買いたいものもたくさん(でもお財布は寒い…)、飲みにいきたいところも一緒に飲みたい人もた~くさん!!とにかく東京の色んなところをのんびり歩いてみたいし、母とゆっくり話もしたい。いつの間にか生まれていた兄の赤ちゃん(そう、私はすでに叔母なのです!)も見たい。これまたいつの間にか生まれていた友達の赤ちゃんもみたい。
 来年からはたぶん、日本帰省もお正月近辺で2~3週間てことになりそうだし、一人でこんなにのんびりできる日本滞在も最後かもしれないので、充実した滞在にしたいです。

 あ~~~~~もう楽しみ!!日本へ行くことを考えたら、デンマークの1月2月なんてへっちゃらよ~!マイナス10度でも激チャリ余裕よ~!!

決意表明2010

2010年01月19日 | わたくしごと
 今さらですが、今年の目標というかスローガンを掲げてみようと思います。それはズバリ…

*節酒*節約*減量* です!!

 この3項目をトライアングルとして、2010年をいいあんばいに持っていきます。まず節酒をすることで節約と減量にもつながる、ということで、これはマストです。

 そのために今回決意したのは、「平日月~木曜日はお酒を飲まない」です。

 これまで、ほぼ毎晩夕ご飯と一緒に晩酌、その後TVを観つつ、ネットをしつつ、だらだらワインを飲み続ける、ということがけっこうあり、これはいかんと。しかもお手頃ワインを沢山飲むより、週末に(金曜、土曜。日曜は翌日からの仕事に備えて極力飲まない)ちゃんとおいしい良いワインを一本だけ飲むことにしてはどうか、と。

 そんな決意表明を夕飯を食べつつヨナスにしていると、「…普段飲まないで週末ガーンと沢山飲む方が健康に悪い、っていわれてるよ」と。いやいや、もうなるべく週末も大酒を飲まないようにします。
 もうかれこれ20代前半からよく飲み、特にデンマークへ来てからはバイキングな飲み方にも順応しちゃったもんだから、そろそろこの辺でブレーキをかけようかと。
 というか30代になって、突如これまでの大量アルコールに身体が保たなくなってきた、というのがあります…。飲み過ぎた翌日は「も~う、飲まない…」と大後悔だし、最近では飲んでる最中からぐったりしてきて、深夜までなんて到底保ちません。

 というわけで、お酒は今後、楽しくたしなむ程度に、としていこうかと思います。節約したお金でダイニングセットを買うぞー!おー!

 ちなみに、今日はスポーツショップで水泳用ゴーグルなんぞを買ってみました。クリスマスで食べ過ぎた&暗くてやることないデンマーク人で激込みのジムが嫌なので、近所のプール(うちのアパートの周りは本当にスポーツ関係のアクティビティに恵まれてる)に通ってみようかと思います。サウナもあるしね。

 あとここ数年、野菜摂取量がとても減っていたので、今積極的に野菜生活に切り替え中。生野菜は身体が冷えるので、スープをたくさん食べています。意外におなかいっぱいになるし、いい感じです。

 いつまで続けられるかわからないけど、今年秋にはまた大きな目標というかチャレンジがあるので、がんばってそこまで継続できたらいいなと思います。

打倒ぼったくり歯医者

2010年01月17日 | デンマーク暮らしの知識
 例の歯医者のせいで、週末の気分が台無しです。

 前回、親知らずの隣の歯に小さな虫歯がある、とのことで、超高額の専門医だかなんだかの予約を入れられたのですが、あの説明不足な歯医者で抜かれるのは心配すぎる、そして別の「親切で最高」という歯医者に通う、ヨナス姉マリアさん曰く、「私も前の歯医者では抜くって言われて今のところに変えたけど、抜かずに済んだわよ。痛みがなくて普通に並んでる親知らずの場合、なにも抜く必要ないんだって。歯科衛生士が抜くって言ったの?歯科医じゃなくて?」と、やっぱり私の歯医者はおかしい、と。

 なので治療は日本に帰ってから受けることにし、予約をキャンセルするため電話をかけたのが予約当日の二日前。しかしこの歯医者、歯科電話相談のようなことを同じラインで行っているためか、いつもつながりません。その日も3回かけて「あなたは4人目です」と全然つながらないし、仕事中にそんなに電話持ったまま待てないし、諦めて後日かけることに。

 そして予約前日にもかけたのですが、やっぱり電話の待ち時間が長過ぎて、仕方なく予約当日になって、ようやくつながりキャンセルの旨伝えると、「では、キャンセル料x2なので合計548krです」と。は?!なにそれ?!しかもなんで2回分も払うの?!

 歯医者の説明によると、キャンセルの場合予約当日の最低2日前には連絡しなきゃいけないそうで、それより遅くに連絡した場合、キャンセル料が発生すると…。
 しかも専門医だかなんだかの診察なので、治療時間が2枠(1枠30分)とってあったそうで、そのためキャンセル料も2枠分なんだとか。

 ありえない!だって何度も電話したのにつながらなかったのはそっちの方だ!と抗議してみたのですが、「でも予約は入っていたので」と、一点張り。隣にいた同僚も会話の内容を聞いていて「なにそれ?!」とびっくり。
 「そんなまともでない請求払えません。もう他の歯医者に変えます」と言い切って電話も切ったのですが、なんと翌日には朝一で請求書が届きました。電話予約一つまともにつながらないくせに、そういう仕事は光の早さ。なにそれ??

 そもそも予約が2枠だなんて説明も、前回予約の際一切受けていないし、見積もり書には今後3つの予約も書かれている中、その専門医の予約のところに小さく「2」と書かれているのみ。普通にみたらなんのことだかなんてわかりません。

 あともっと疑問なのは、歯科衛生士にどれだけの裁量を任されているのか知りませんが、最終的に抜くかどうかという診断は歯科医の領分です。まだ全然私の歯を見たこともない専門医のコンサルタントのために、2枠分はおかしい。これじゃあ歯科衛生士の「抜歯」という診断のもと、私の歯をみたこともない専門医が即効抜きにかかる、ということです。だって時間的にも2枠1時間だったら、コンサルタント+抜歯治療てことでしょう?
 もしその専門医が「これは抜かなくて済みそう」と判断したり、私が「抜かないでください」とか言って「抜歯」でなくなった場合、その場合も2枠分予約はしてあるわけで、お会計もやはり2枠分なのです。おかしくない?
 順序的には、歯科衛生士の診断→専門医のコンサルタント要請→専門医のコンサルタント(1枠)→インフォームドコンセント(治療プランの説明の上での合意)→その上で治療開始、もしくは後日また予約、となるべきでは??
 これをすべて一人の歯科医がやってる病院なら、こんな患者にとっても歯科医院にとっても面倒な順序をとらずに済むのに。

 デンマークの歯科衛生士がどこまで治療に関わるのかわからないけど、私には別の親知らずを抜いた後に顎関節症になったという既往がある、ということを説明した後も安易に「抜歯ね」と診断をするのはいかがなものか。これが歯科医ならともかく、歯科衛生士ですよ。看護師がレントゲンをみて「癌ね。手術が必要だから、予約入れとくわよ」と言うようなもんです。それって普通にデンマークの法律にも抵触してると思うけど。(このへん医師法と保助看法と歯科医師法が、どれくらい同じかわからないけど)

 というわけで、専門医の1枠分キャンセル料を払うのは、最悪致し方ないとしても(それも十分悔しいけど)、2枠分を払う必要性はまったくないとして、抗議文を院長宛に送らせていただきます。もちろん、これで向こうが認めない場合、医療に関する患者のクレーム協会にも訴える覚悟がある、とも触れますよ。

 打倒、ぼったくり歯医者。本当は548krでも払ってさっさと忘れてしまいたいけど、この私のキャンセル料と悔しさが、あの待合室の高級デンマークデザインソファーや、診察室の天井フラットTVとか無駄にバブリーなインテリアや、果てはぼったくりシステムをつくった院長のバカンスやフレデリクスベアの豪邸の一部になるかと思うと、悔し過ぎる(って半分ジェラシー?)!
 それに、おじいちゃんおばちゃんとか、全然わからずに払わされてたりしたら可哀想だ。

 てことで、がんばってクレーム手紙を(ヨナスにも協力してもらいつつ)作成します。

ブダペスト旅行3日目~極寒観光&焼き肉王国~

2010年01月17日 | 旅の話
 ずいぶん時が経ってしまったので、かっ飛ばしていきます、ブダペスト旅行。

 3日目、いよいよ観光。前日にこんもり雪が降り、寒さ極まる日曜日。よく観光都市にあるHop onとかそういう観光名所をめぐるバスに乗ろうかと思ったけど、高いので断念。メトロで十分回れる距離だしね。


昭和を感じる激古なメトロ。


トラムもあるよ。

 で、向かったのがブダ地区の丘の上にそびえるかつてのお城、ブダ城です。なんていうかもう、記憶に残ってるのはとにかく寒かった、ということと、ドナウ川とパーラメントの眺めがひたすら美しかったということのみ。なのでどんなだったかは写真でどうぞ。


階段つるつる。みんなそろりそろりと登る。


この銅像の後に見える城壁のようなのの上にも登れる。(もちろん寒いので断念)


その城壁っぽいのの下。寒さのあまり呼吸が浅く早くなるほど…。


城壁?の窓からもばっちり眺めが。


(たぶん)マーチャーシュ教会内部。祭壇の周りにはなぜか、生もみの木(飾りもなにもなし)がたくさんあり、教会の中はもみの木の香りぷんぷん。


道を渡ってたら埋まった。


寒すぎて口とか鼻の穴とかが痛いんす。


お城でしょうか。中は博物館のようです。(日曜で入れなかった)




ブダ城あたりからパーラメントを眺める。


対岸のバジリカータ(カテドラル)こと、聖イシュトヴァーン大聖堂。でかい。

 おそらくマイナス10度近くの中、3時間くらい歩き回っていたので、気がつけば猛烈に空腹。たぶん日本語の堪能なハンガリー人が書いたものと思われる怪しい日本語のガイドブックによると、「焼き肉の好きな方の王国」と紹介されていた、Carne di Hallとかいうグリル専門店へ。
 朝10時頃にブランチをとって出かけているため、ランチと夕飯が混合となった16時台の食事なので、店内は私達のみ。私は前菜にサーモンのクレープロールと、メインはもりもり食べるためにこのお店の名前がついたグリル盛り合わせを頼むことに。
 

意外においしかった…。

 グリルは豚、牛、鴨で、ソースはブラウンソースと、丸ごとペッパーの入ったバーネイズソース(クリームっぽい)の2種類。ビバ!狩猟民族!な、もりもりっぷりで、ヨナス大満足。ウェイターもクールなんだけどとても親切で、「サービス精神皆無、愛嬌なし」なブダペストにおいて、唯一ブラボーなウェイターさんでした。


ご機嫌ヨナス。ジューシーでお肉がおいしいよー。

Carne di Hall(地下鉄駅Batthyány térからドナウ川沿いを南に徒歩10分弱)
Bem rakpart 20
1011 Budapest
06 1 201-8137

 食後、その親切なウェイターさんに「ブダペストでいい感じのパブとかカフェエリアは?」と聞いて教えてもらった、ペスト地区のOktogonというところへ地下鉄で移動。
 またまたあまりの寒さ(そしておいしいワインのおかげ)で、うろ覚えですが、どこかパブに入って、ヨナスはなぜかアブサン、私はハンガリーのスパークリングワインで幸せ…。その後も2軒ほどはしごし、例によってアパート隣のグルメデリで朝ごはんを買って帰宅。


アブサンと砂糖に火を灯すヨナス。

 今回思ったんですが、ホテルもいいけど、アパートでの滞在、気楽ですばらしかったです。いつも安ホテルの小さな部屋だったから、立派で設備も整ってるアパートが余計によく感じられたのかもですが…。

ブダペスト旅行2日目~Andrássyでショッピング、そして押し売り~

2010年01月10日 | 旅の話
 朝、前日アパート隣のグルメデリで買ったパンなどで遅め朝食。その後、今回の旅での重要ミッション、ヨナス家族へのクリスマスプレゼント探しのため、ショッピングへ。


朝ごはん。この時、まだ家は寒い。

 まずはブダペストのストロイエ的メインストリートへ。でもストロイエと同じように、お土産屋とかH&Mとかメジャーブランドの洋服屋ばかりで、あまりめぼしいものに出会えず。なので事前に調べた中で、ブダペストの温泉成分を使って作られた良質な化粧品ブランドがある、とのことだったので、そのお店を目指すことに。

 ツーリストインフォメーションで得た情報をもとに、化粧品屋のあるAndrássyというストリートへ。アパートからもすぐで、徒歩5分ほどですぐに化粧品屋さんもみつけたのですが、ランチ時だからか、なぜか閉まっています。仕方ないのでその近くのカフェでお茶をすることに。

 入ったのはワインカフェ。ワインとカフェというありそうでない組み合わせのお店で、コンセプト通りお店もちょっとおしゃれ。ワインはご当地ハンガリーワインが充実しており、グラスで頼むことができます。



 ヨナスはカフェホワイトチョコレート、私はなぜか、ワインカフェなのにビール。だって気温がすっごく低くて乾燥しているので、ものすごく喉が渇くのです。ちなみにこのお店、デザートがとってもおいしそうでした(私は食べなかったけど。ビールに合わないから)

 カフェでの休憩後、そのAndrássyという大通りをもう少し進んでみることに。この通り、いわばブダペストのシャンゼリゼとでも申しましょうか、いかにも立派な建物が並び、路面には高級ブランドのブティックがたくさん入っています。
 ブダペストに着いてからずっと、くすんだ灰色の、面白みのないいかにも旧共産圏な古い建物と、北欧にはない野暮ださなお店ばかり目にしていたので、私のショッピングテンションは下がりまくり、「もうブダペストでは何も買えないかもしれない…」と悲観的になっていたのですが、ここAndrássyへ来てテンション回復!やっと資本主義社会に戻ってきた!という感じ…大げさだけど。別に高級ブティックで買い物はしないけど、ショーウィンドウを見つつ歩いているだけでも楽しいです。

 そのAndrássyの中で、ちょっとモダンな建物の中に1階が本屋さん、おしゃれなワインショップ、CD屋さん、2階が本屋さん、そして中2階というか3階というか、階段を少し上がったところに大きな、そして豪華絢爛でとっても素敵なカフェが。


写真ではみえないけど、天井がすごい。

 このカフェがすごい。元は何の建物だったんでしょう。高い天井には一面に金と天井画が敷き詰められ、巨大なフラワーアレンジメントや周囲を囲む鏡の壁、ゆったりしたソファー。とにかくゴージャス。お茶をしたばかりだったのが残念、ぜひあそこでお茶をしてみたかった…。


毛皮の金髪マダムが似合います。

 そのナイスな本屋を出ると、隣にAHAVAというイスラエルの化粧品ブランドのお店を発見。ここの製品は死海のミネラル成分を使っており、他にもパラベンや化学成分、香料を含まない、自然派の化粧品が売られています(デンマークでもマガジンで少しこのブランドを置いていた)。
 ここで自然派プロダクトフリークなヨナス姉に、ハイビスカスボディソープ、死海の塩パックを購入。そしてヨナス弟マティアスにはディープクレンジングを、私も自分用にローションとクリームを購入。

 ショッピングが一区切りつくと、ヨナスが空腹を訴えだしたので、AHAVA隣のレストラン、Klasszへ。入る前は「ちょっとファンシーすぎ?」とか思ったけど、ここは、おいしいもの食べまくりだったこのブダペスト旅行の中で、迷うことなくベストレストランでした!(ヤンちゃんとSちゃんとか絶対好きよ~ここ!)
 まずお店の雰囲気がとてもいいし(上のリンクからレストランHP内、GALERIAから店内の雰囲気が見れます)、ワインもとっても豊富。お店の奥、カウンターの後ろはワインセラー兼ワインショップになっており、お店で試したワインを買うこともできます。



 ウェイターは気持ちいい対応をしてくれるし、料理に合ったワインのアドバイスもしっかりしてくれて頼もしい感じ。
 そんなにおなか空いてないし、と私達はメイン料理のみ注文したのですが、あんなにおいしいとわかっていたら、間違いなくフルコースで頼んでいたのに…。


ヨナスが頼んだ、鴨ローストのオレンジソースとカスタニア(栗)とハッシュドポテト添え。超ジューシー!


私が頼んだのはハンガリー固有種の豚マンガリツァ(Mangalica)のグリルとほうれん草のリゾット。びっくりするほどホロホロと柔らかジューシー。

 このお店、おいしくて雰囲気もいいのに、お値段お手頃。私達はメインx2、グラスワインx3、デザートを頼んで合計250krくらい?安い!色んなネットやガイドブックの口コミ評価を見ても、かなり評判もよく、本当におすすめ。人気があってしかも予約ができないお店なので、そのへんは覚悟して行った方がいいかもですが。私達が行った14時半くらいでもお客さんはたくさんいました。

 レストランで大満足の後、大雪の中再びAndrássyを散策。立派なオペラ座をちょっと見て、インテリアショップをひやかしつつずんずんと歩いていくと、いきなりバジリカータ出現。バジリカータはハンガリー語でカテドラルだそうです。雪をしのぐために中へ入ってみると、ちょうどミサの最中。ちょうどクリスマス前ということもあり、厳かなミサを見学し、外へ再び出ると目の前の広場は一面、本格的な雪景色です。


オペラ座前。


カテドラル。


カテドラル前の広場。寒い。


写真を撮るために手袋を外すと、一瞬にして手が凍る!氷点下15度は半端じゃないよ!

 この広場に面した、ちょいスノッブなバーで一杯飲み、その後アパートに戻る前にもう一軒飲もう、と寄ったのが、ストロイエ風ショッピングストリートにあるハンガリー料理のお店。

 ブダペスト滞在中、恐い体験だとか騙されるとか、そういうことはほぼなかったのですが、唯一このお店ではツーリストとして嫌な思いをするはめに。
 地下にあるこのレストランでは、民族音楽かなにかバンドが生演奏をしていたのですが、そのうちのバイオリニストの一人が、なーぜーか、執拗に私達の席に来ては何曲も「リクエストは?」と、フルサービス。いちいちうざったいし、別に巧くもないので、さっさとチップを渡して出ようとすると、そのバイオリニスト、他のバンドメンバーをチラっと素早く確認し、チップを着服(独り占め)。
 そしてお店を出ようとする私達をつかまえて、「今日は本当にありがとう。チップのお礼にこの僕らのCDいかがですか?絶対ににあなたは気に入ると思います」と、いかにもホームメイドなコピーCDを渡してきます。全然興味ないけど、まあタダなら…、と「親切にどうもありがとう」と受け取ると、「4000HUF(110krくらい)です。」って。お金とるの?!チップのお礼って、違うじゃん!!「そんならいらないよ」と返すと、「いやいやいや、絶対あなたはこれ、気に入るはずだから!!絶対いいはずだから!!」と本当にしつこい。あまりにしぶといので最後はもう爆笑。いーらないから、まったく。


押し売りバイオリニスト。

 そんな意外なところで押し売りにも会いましたが、無事2日目終了。
 
*トップ写真は近所のドラッグショップにて、すごい種類のポケットティッシュ。どんだけ鼻水でるんだ、って感じだけど、でも確かに納得の寒さ。