ヨナスとしばらくお別れの今夜、久しぶりに外食してきました。
場所は友達のヘルガ&シモンの住むアパートの近く、ノアブロ地ビールホールやおされなお店がぞくぞく進出しているRavnsborggadeにあるギリシャ料理レストラン「Graesk Taverna PHILOXENIA」です。けっこう新しい店のようで、店内はきれいで、こざっぱりと落ち着いた感じです。
今日はヨナスとまず、ギリシャの特産ワインというロジン(Retsina)入りの白ワインと共に、ガーリックトーストにギリシャヨーグルト&ガーリック、ブラックオリーブペースト付きの前菜を注文。ワインはかなり辛口で、ロジンからの樹の香が強くするもので、初めて出会うワインの味。オーナーがギリシャから特別注文してるにも関わらず、1本170krはお手頃。
ガーリックトーストに付いて来たブラックオリーブペーストは、パリのおいしいカフェでランチをとった時に食べたものと同じで、野菜やバゲットに合う合う!たぶん、ブラックオリーブをミキサーで細かくしただけ(もしくはオレガノなども入っているか?)なので、今度家でも作ってみようかと思います。
そしてメインですが、ヨナスは鯛の仲間の魚丸々一匹をハーブ(魚の下には葡萄の葉が敷かれている)と共にオーブンで焼いたもので、付け添えにオーブンで焼いたほくほくポテト(ハーブ風味)、マリネ野菜、ベイクドトマトです。私はギリシャ風ラザニアで、付け添えにはギリシャ風ヨーグルトサラダ、マリネ野菜、ベイクドトマトです。こーれーがーもう、お皿の中のもの全てが全ておいしかった!!
ヨナスの魚はわざわざそのギリシャの特別な漁港から輸入しているとかで、輸入ものなのに新鮮かつほくほくジューシー。ハーブの組み合わせも絶妙です。私のラザニアは、底にラザニアパスタ、その上に牛ひき肉の層、その上にスライスのナスとズッキーニ、その上にマッシュドポテトとベシャメルソースを混ぜてほわほわにしたものを載せ、またナスとズッキーニを載せオーブンで焼いてあり、その周りはトマトとセロリのソース。絶品。付け添えのレタス1枚に至まで、おいしいドレッシングがかけてあり、きれいさっぱり食べちゃいました。
食後はヨナスがギリシャのリキュールを使ったアイリッシュコーヒー風の飲み物、私がギリシャコーヒーを注文。ギリシャコーヒーは飲んだ途端びっくり。エスプレッソのように小さなカップに入ったそれは、なんだかもんのすごく濃く煮詰めたほうじ茶のような味わい。なんでもコーヒー独特のアロマがないのが中東および地中海近辺のコーヒーの特徴なのだとか。コーヒーの粉も見せてもらったのですが、ココアパウダーのようにさらっさらの粉で、独特のコーヒー煮詰め用の銅製の小鍋で煮出すのだそうです。フィルターなど一切使わないのでカップの底にはとろりと粉が残ります。
そういえばホイスコーレでスロベニア人の友達が飲んでいたコーヒーも、やはり同じような胴の小鍋で煮立て、粉コーヒーで飲んでいたっけ。アロマの高い普通コーヒーも好きだけど、この地中海近辺コーヒーも私は結構好きです。アロマが強くない分、何杯もいけちゃうかも。
デザートも注文したかったのですが、この日は品切れとのことでちょっとがっかり。でもお店の主人がサービスでギリシャのデザートワインを出してくれました(ポートワインの白版という感じ)。
ワインボトル1本、前菜1品、メイン2皿、食後コーヒー(ヨナスのは普通よりやや高め)を頼んで500kr以下。しかも大大満足のお味でこれは安い!こんなに外食で満足したのはフランス旅行以来、デンマークではクリスチャニアのspiseloppen以来でしょうか。お店のご主人もかなり親切な紳士風だし、月曜でお店が混んでないこともあって料理のことなど質問すると、地図を持って来て詳しく説明してくれたり、すごく好印象(内緒話みたいに話すので聞き取りづらいけど…)。
かなり、かなりおすすめのレストランです。コース料理でも188krで食べれます。
Graesk Taverna PHILOXENIA
Ravnsborggade 16B
2200 Koebenhavn N
Tel: 35 36 36 40