株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

コンクリート打放し仕上げの高圧洗浄について追跡調査編

2015年05月02日 | その他工事
私のブログの中の検索ワードの中で上位を占めるキーワード

それは『コンクリート壁の高圧洗浄』です。

打ちっ放しコンクリート壁で仕上げたものの

経年による汚れで悩んでいる方が多いのも事実でしょう。

あるCMで2~3万円の高圧洗浄機で洗っているのを見かけますが

当社はそれの約10倍以上の水圧で洗ったことがあります。


水圧250kg/㎡での洗浄
(多分家庭用は20~30kgくらい)
(通常の塗装屋での洗浄は100~150kgくらい)









洗浄完了時







そして3年後












2年前の洗浄前






洗浄完了時







そして3年後





国道沿いでもなく車通りも少ないし、立地条件は決して悪くないです。

しかし3年経てばこのように汚れてしまいます。



ではどうするのが一番良いのか?

撥水剤は簡単に塗布できますが効果は1年間程度なので

3年~5年後には同じような結果になると思われます。

※何もしないよりマシだと思いますが・・・


では効果が持続するように含浸させる塗料がないのか?

あります。

原爆ドームに塗っているコンフックスという材料です。

メーカーデータによると10年以上経過しても効果良好のようです。


しかし材料自体が高価なので中々施工する機会がありません。

撥水剤と比べて含浸度合いが段違いらしく、㎡当たりの材料費が1000円を軽く越えてきます。


もし、施工するチャンスがあればレポートします。


※しかし一番大切なのが、いくら高価な塗料を塗っても、誠意的な知識のある職人が塗ったかどうかが重要です。

断熱塗料のガイナは素晴らしい塗料です。

しかし規定塗布量を塗らないと効果半減します。

ただ回数をこなせばいいのではありません。

施工面積と使用材料数量をキチンと計算できる業者に依頼しましょう。