東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

宇宙戦艦ヤマト2199

2012年04月11日 | オタ話

新宿に宇宙戦艦ヤマト2119第一章を昨日曜日に見に行ってきました。

オンラインでチケットを取得、午前の部を見に行ったのですが既に夕方まで満員の盛況ぶりでした。

盛況すぎてグッズ売り場に近づけないという旧作のブームを思い出させる現象までおきていました。

観客の年齢層は私の同世代といった感じの人が7~8割、残りが若年層といったところでしょうか。


観た感想を少々。

クォリティーの高さについては予告編のクオリティーを維持していてたいしたものです。

ちょっと肩に力が入っているのかな、という感じは否めませんが
それでもコンセプトを曲げずに今の若者にも共感できるヤマトを作ろうという姿勢はいいと思います。

島君がちょっとちゃらめになっていたり、山本が既に死んでその妹が乗艦していたり、
森雪は艦橋勤務に専任して佐渡先生には別の看護婦(萌え系…)がついたりと
旧作と少しずつ違う設定をしつつ、旧作の持つ優れたコンセプトは貫いている感じです。

台詞のひとつひとつが良く吟味されていて、企画されてから長い期間熟成されていたことが伺えました。

冥王星会戦後の古代進の沖田艦長に対する立ち振る舞いも常識で納得のできる範囲で良かったです。

難点というほどではありませんが
「さらば宇宙戦艦ヤマト」で艦長をする土方校長を登場させたものの立ち位置が難しそうでした。

昭和のエグさをなくそうとしたせいなのか地球に残る人たちのヤマト乗組員への複雑な感情を
どう表すか、というところはニュース映像のテロップでスルーです。
尺との絡みかもしれませんがもうちょっと掘り下げてもよかったかもしれません。

オープニングには微妙に違和感。 
偽装解除直後のヤマトが3D作画(?)なのか悪い意味できれいすぎです。
ささきいさおの声も今回のアニメとはちょっとマッチングが取れていない気がします。 (慣れるのかなぁ。)


この作品のスタッフの中核となるのは私より少し年上の旧作の同人誌を運営していた世代です。

それなりに苦労を重ねているせいか趣味やお遊びを抑えてきっちりとした仕事っぷりを見せてくれています。

旧作の偉大さを汚さないためにスタッフの気合が入っているせいか
出渕裕監督のナチスドイツ趣味とかもまだ悪い形では出ていません。

ヤマトおなじみの銀河水平面も健在で弾を食らうと艦が横揺れしたりしています。

スタッフさんはSFに縛られすぎない空想科学アニメでいいと思ったのでしょう。
私もヤマトはそれでいいと思います。

そのうえでぱっと見で悪態をつかれるような設定の無理を消そうと努力しているのでしょうね。

イスカンダルまでの距離もお馴染みの14万8千光年から16万何千光年かに伸びていたし。
(そういえば昔そんな突込みをした同人誌の類を読んだことあったなぁ。)


テレビシリーズをなぞりつつリアルに進めるということで今後の展開が楽しみです。

冥王星でヤマトが水に潜ったりはできないだろうし、反射衛星砲にはどう対処するんでしょうね。

ガミラス絶対防衛圏での 「コロナを打て」 の名セリフも 「プロミネンスを打て」 とかいうんでしょうか。

バラン星の話も惑星なのに「宇宙の灯台」って言い張るわけにもいかないし、
まだまだ後付けの設定作業はやらなければならなさそうです。

ビーメラ星の昆虫星人の話とかもやってもらえるんでしょうか。

いずれにせよ暫くはまたアニメが楽しみになってきました。

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