宇宙戦艦ヤマト2199 第二章「太陽圏の死闘」、昨日からイベント上映でした。
日程的に昨日しか見る暇がなく、さいたまMOVIXまで行って観てきました。
家族連れや年長の人も多いのは旧作の威光があればこそですが若い人たちもちゃんとたくさんいました。
大ざっぱな感想としては第一章からクオリティーが落ちていなかったことが嬉しかったです。
雑感をいくつか。
音楽について。
今回は前回よりも宮川彬良氏の音楽がストーリーとはまっていました。
リズミカルな曲と戦闘シーンの相性は良いようです。
キャラについて
新キャラクターも少しすずつストーリー展開に絡めてきましたが絡め方に強引さがなく安心しました。
山本以外の女性キャラはほぼサブキャラなのでストーリーに強く絡むことは無さそうですが、現代風アレンジとして女性キャラを増やしたスタッフの判断の正しさを感じました。
真田さんの食が細いのは身体の秘密の前振りなんでしょうかね。
メカとか戦闘シーンについて
コスモゼロの先端は何故折れ曲がるんでしょう。格好いいから、なんでしょうけど後でストーリーに活きるのかな?
実体弾は着弾まで時間がかかるのもスリリングな表現で良かった。
いろいろな星の地表での戦闘が多く、宇宙戦艦なのに常に地上で戦っている感があった。
次回は宇宙戦に期待。
ストーリーとか映像とか
第一章のダイジェストの編集は甘かった。いきなり第二章が不安になった。
映像表現は前回に続いて秀逸。
初っ端の赤く汚染された地球の下に相対するヤマトには3次元的な広がりを感じていきなりやられました。
土星前後の森雪の古代に対する態度の変化があからさますぎず判りにくすぎずちょうど良かった。
仄かな男女関係の表現もジュブナイル向けとしてのヤマトの役割にあっている感があります。
何故冥王星基地を波動砲で叩かないのかと発議する南部君の台詞は誰もが考える疑問をキャラに声に出させて上手でした。
原作にあったかどうか忘れたけどうまい台詞です。
冥王星攻略前の航空隊への古代の檄が 「ガミラスの手で家族を失くしたものも多いと思うが刺し違えるなどと考えずに生き抜く事を考えるよう」 というのも良い台詞でした。
実写版ヤマトの古代もこのぐらいのことは言ってほしかったよなぁ。
シュルツ司令がヤマト撃沈について上司を飛び越えて総統に報告してしまうことやデスラー総統を前にしておどおどしてしまう姿を見て サラリーマンとして単純に嘲笑えなくなっているい自分がいました。
子供の頃、「情けない奴」とだけ思っていたシュルツに共感してしまうとは。。。
副官のガンツの表情だけでガミラス市民の暮らしぶりと自分の暮らしぶりの差をみせる演出も良かった。
戦闘シーンが多すぎるのが気にかかりましたが30分番組をつなげて映画としてみせているので構成として仕方がないのでしょう。
「僕たちが見たかった宇宙戦艦ヤマト」を最後まで見せてくれるかもしれない、
という喜びと期待で胸をいっぱいにしつつ さいたま新都心から我が家までの映画より長い帰路も頭の中で映画を反芻していました。
次回は10月末だそうです。 首を長くして待つことにしましょう。
ところで予告編で実写版のサイボーグ009?の予告があったけど、あんなプロジェクトも進んでいたんですね。
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