おたく人生が長かったせいか大学のオタサークルを舞台にした漫画「げんしけん」は未だに買ってしまいます。
惰性で買っているのかというとそうでもなくてちゃんとキャラクターごとに物語があるところなんか長期連載ならではの味わいがあって書店で見かけたら思わず手が出ていました。
女性なのにその人間的な漢っぷりが好感を持てた薮崎さんはそれ故に漫研を追放の憂き目にあいます。
薮崎さんは好きなキャラなので幸せになってほしいんですけどねぇ。
卒業してからも大学の近くに住んでそれなりにサークルと関わりを持っていた斑目先輩は潮時を考えつつあります。
彼もオタなりの人生を頑張っているのですが、うーん、って感じ。
もうちょっと現状に対する危機感とか将来への不安とかを本人が感じるといいんですけどねぇ。
そんな風に群像劇でキャラクターがそれぞれの人生を持っていると読み応えがあります。
劇的な変化というのを意識的に作者が避けている感があって物語はゆっくりと、しかし止まらない時間を描写出来ていると思います。
そのぶんストーリー的にまどろっこしいのが難点ですが初代のげんしけんで上手に物語を着地させたのと同じように二代目のキャラクターにもそれぞれのドラマが生まれていくのでしょう。
波戸君なんかいかにもドラマを持っていそうな引っ張り方しているし。
先は長そうですからファンとしては何年でも待つとしましょう。
ただ、オジサンには男の娘はさすがに追従不能だなぁ。
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