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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-伏見,心労の身に沁みる伏見稲荷大社参道茶店お善哉の暖かさ

2024-02-04 18:22:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 入港善哉という言葉が有るのだからお善哉は我が国に古くから親しまれた甘味というところでして、わたしもこれからは入稿善哉を愉しもう。

 胃腸は丈夫なつもりだったけれども、胃腸風邪になってしまった、周りにはノロウィルスではないかとかいわゆる最新型コロナウィルスだとかいわれたのですが、何れも該当せず、しかし、胃腸風邪というのはなにも食べられず辛い、食べると後が怖いのですから。

 暖かいものを頂きたい、そう考えますと思い浮ぶのは。お善哉、暖かい、しかしそう量が多い訳ではなく、それでいてしっかりとした満足感を与えてくれるもの。なにしろふつうに健啖家のつもりでいたのですから断食のような日常が急に来ると、これはもう、だめ。

 お善哉には、焼き餅が、これは注意しないと熱々で舌をやけどしそうになって折角の丁寧な甘みというものが分らなくなってしまいますから、ちょっと気を点けつつも、こう啜るように甘みを噛みしめて、そしてお餅をどう平らげようか、大き過ぎない焼き餅を見つめ。

 御番茶も啜り、すると不思議にもともとそう強すぎない甘みが一新されて基点に戻ってゆくのだから面白いのですが、そして丁寧にお椀の善哉の小豆に砂糖の混じった甘みを一口二口と啜って、そしてお箸を焼き餅にすっと挿し込んで千切るように二つにわけてゆく。

 小豆そのものに砂糖で煮詰めて甘みを冠しているのだけれども、熱いと味覚が刺激されて思いのほかに甘さが、くどくなる前にちょっとした塩こぶが刻まれて添えられるものなのですから一本二本を口に含みまして、そして改めてお善哉を今度は焼き餅とともに頂く。

 餅って、甘いのですよね、そして思いのほかざらざらするけれども噛みしめるとともに満足感がやってくる、そして熱々をふうふうやりながら、当るストーブの暖かさもまた心地よさを。食べ終わった後でも番茶と共に感じる余韻を改めて、ストーブの焔を眺めつつ。

 ここは参道茶屋、伏見稲荷大社の参道にあります茶屋の並ぶ一角にありますちょっと休憩によいところです。大きくあいた間口からはつめたい風が吹き込むのですけれども、そこに即物的な暖かさのストーブとお善哉が、凄くよく心休まり、小腹を満たすのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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