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平成三〇年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2018.05.19-20)

2018-05-18 20:17:47 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 悪天候に奇襲されるとその次数週間は落ち込むもの、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 静浜基地航空祭、T-7練習機を運用する第11飛行教育団が所在し静岡県焼津市に位置する航空自衛隊の基地です。本年の航空祭は基地創設60周年&大井町焼津市合併10周年航空祭ということで、ブルーインパルス、F-2,F-15,RF-4,KC-767等が飛行展示に参加し盛大に実施されます。ブルーは土曜日に予行実施、最寄駅は東海道本線藤枝駅、距離は5kmほど。

 海軍航空隊藤枝基地として静浜基地は1944年に創設され、航空自衛隊が受け継いだものです。藤枝基地は水上偵察機要員を中心に編成された芙蓉部隊根拠地、精密航法を得意とする水偵要員を中心に当時の最新鋭機彗星艦上攻撃機を駆使し、500kg爆弾を搭載し空戦能力さえ有する彗星にて特攻の最盛期に航空打撃戦を展開、夜間攻撃を得意とした部隊です。

 和歌山駐屯地,第7施設群隷下の第304水際障害中隊が置かれている陸上自衛隊駐屯地で、7.18紀州大水害を受け和歌山県が自衛隊誘致運動を積極的に実施、第323地区施設隊分屯地として創設の後1966年に駐屯地となりました。和歌山市ではなく御坊市、最寄駅は紀勢本線御坊駅、和歌山駅ではありません、南へ電車で一時間以上要するのでご注意ください。

 第304水際障害中隊には94式水際地雷敷設車が装備されています。本車は沿岸部に小型機雷を連続敷設し水際障害を構成する車両で、着上陸阻止に用いられるほか、東日本大震災では水陸両用車として沿岸部の災害派遣に重宝されました。駐屯地は駐屯地最小といわれる程手狭ですが、市街パレードや海岸での水陸両用体験乗車等、過去には行われています。

 ヘリコプター搭載護衛艦かが、大阪港一般公開が行われます。海上自衛隊最大の護衛艦かが、は満載排水量27000t、ヘリコプター搭載護衛艦くらま後継の護衛艦であり、全通飛行甲板を有し旧帝国海軍空母加賀の名を受け継ぐ呉基地の護衛艦です。大阪港は天保山岸壁に入港、一般公開の時間は0900から1600時まで、ただし受付は1500時までとのこと。

 和歌山駐屯地祭へ行こうとして和歌山駅に一泊し翌日御坊駅まで54kmあると知り呆然とする、流石に当日気付く事は中々ない事なのでしょうが、一丁行ってみようか、と思い立ち、交通手段を探すうちに実は地名と駐屯地の位置が遠い、という事は少なからずある。和歌山と御坊を結ぶJR紀勢本線は、まだ、30分間隔で普通列車があり特急もありますが。

 確認というのは本当に重要で、この他にも高知駐屯地、第14旅団隷下の第50普通科連隊駐屯地ですが、高知市ではなく21kmほど離れた香我美市にありまして電車で40分程、しかし土讃線の運行頻度は列車運行本数が毎時一本程度、気を付けなければなりません。徳島駐屯地も徳島駅から特急で20分ほど南の羽ノ浦駅が最寄、徳島市ではなく阿南市にある。

 師団祭、旅団祭、混成団祭、方面隊行事、と色々探訪する機会を重ねますと、当方の行った事のある普通科連隊行事は第3師団の信太山や福知山に第10師団の金沢久居に昔の豊川と第1師団の大宮に板妻と昔の武山、この3個師管内のみ、全国の普通科連隊行事等をもっと広く散策してみたいのですが、意外に遠かった高知、等々、迷ってしまいますね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月20日:静浜基地航空祭…http://www.mod.go.jp/asdf/shizuhama/shizuhama.html
・5月20日:大阪港ヘリコプター搭載護衛艦かが一般公開…http://www.mod.go.jp/pco/osaka/
・5月20日:和歌山駐屯地祭…http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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