北大路機関

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【G7X撮影速報】第3師団創設57周年&千僧駐屯地創立67周年記念行事(2018-05-13)

2018-05-17 20:00:10 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■千僧の感謝!荒天下の雨具供与
 日曜日の千僧駐屯地祭、豪雨下でM様とH様に助けていただきました、この写真を掲載できるのはカメラとわが身が無事だった、この御二方のおかげです。

 第3師団創設記念千僧駐屯地祭、今年も行って参りました。第3師団祭は土曜日の総合予行と日曜日の本番を両方とも一般公開している日本でも唯一の師団祭です。前日総合予行は国会議員はじめ来賓と師団長は代役ですが、戦車空包射撃始め行事は全て本番と同じ。

 感謝、今回の千僧駐屯地祭はH様に頂きましたレインコートで助かりました。見ての通り、土砂降りの本番を迎えましたが、諸般の事情から土曜日の総合予行の延長で撮影準備していた為、最低限カメラ防滴機材しか手元になく、途方に暮れていたところ、お助け頂いた。

 雨天の備え、と偉そうに北海道や九州に富士へ展開する際には完全防水通気ゴアテックスだの先進複合バリスティックナイロンだの特殊保温素材ヒートテックだの缶肴コンビーフシーチキンだのを万全の準備していると豪語しつつ、肝心の第3師団祭で無防備万端です。

 ありがとうございました、本当に。実はあの直前駐屯地厚生会館に行きましたが自衛隊グッズ土産用に簡易レインコートは店頭になく、70ℓポリ袋10枚お徳用を一つ購入、大雨洪水警報、阪和線豪雨不通、阪急人身事故の日曜日に臨む絶望下、あの一着に救われました。

 第3師団創設記念行事、近畿二府四県の防衛警備を担う師団には、装備として74式戦車にFH-70榴弾砲と81式短距離地対空誘導弾にFH-70榴弾砲と87式対戦車誘導弾や軽装甲機動車と07式機動支援橋に軽装甲機動車と96式装備車輪装甲車とNBC偵察車などが揃う。

 74式戦車が10式戦車に将来切り替わり、87式対戦車誘導弾が中距離多目的誘導弾、81式短距離地対空誘導弾がせめてC型に置き換われば、師団の印象はかなり近代的な装備の師団となるだろう、と思うのですが、現時点では10式戦車については目処が全くありません。

 師団は旧式装備を最大限活用するべく、野外通信システム整備を筆頭に特科情報装置や高射情報装置等、各種装備のネットワーク化を進め、装備の外見ではわからない能力向上に努めています。ですから一見した旧式装備をそのまま師団の能力に直結する事は難しい。

 一方で、第3師団、かつて第45普通科連隊が大久保駐屯地に置かれていた時代には9000名の定員を誇っていましたが、仄聞するところでは非常に人員規模が小さくなってしまい、定員は6600名程度を記憶していたのですが、実員についてはもっと、という状況でした。

 水陸機動団新編や即応機動連隊への拡大改編、考えれば当然で陸上自衛隊全体では統合機動防衛力整備へ新部隊が続々と創設されている一方で、陸上自衛隊全体の定員は百数十名規模しか増員できていません、しかし、あの人員規模で中将にあたる陸将の師団長は、と。

 第一線で頑張る隊員、最強の中隊を錬成しようとする陸曹、戦術で部隊の能力を最大に引き出す幹部、頑張っていると思うのですが師団、Division、つまり一方面の戦域を独力して担う戦略単位の看板を掛けるならば、せめて中部方面混成団を隷下に置くべきではないか。

 統合機動防衛力、という観点から機動運用部隊と地域配備部隊を明確に分けるのですから、第3師団は即応機動師団ではなく地域配備部隊、それならば第49普通科連隊か第47普通科連隊という即応予備自衛官主体の連隊を置いても、有事の動員まで猶予はあるはずです。

 第3師団、わが郷土の師団、という師団ですが、Weblog北大路機関創設時代は第3特科隊がまだ第3特科連隊、戦車大隊も3個戦車中隊基幹という重厚な装備を有していました。部隊規模は人員規模と能力に直結、中央はもう少し、“師団”という意味を考えてほしいですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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