北大路機関

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【京都発幕間旅情】広島電鉄800系,気候変動の酷暑日増大は市電利用者を遠ざけるか

2024-07-07 07:00:27 | コラム
■気候変動と市電
 七夕なのだから京阪の古い写真から快急おりひめ快急ひこぼし写真でもと思ったのですが時間が無いので熱いので別の話題を。

 広島駅へ続々と到着する800系電車、広電の凄いところは、この利便性を支える膨大な運行本数で、ダイヤグラムの管理と稼働やっているのだろう、という路線網と濃密な運行本数が多数の利用者を支えています、便利だから選ばれる交通手段なのですね。

 路面電車、都市交通とローカル線維持に関する一つの方向性なのかな、と思っていたところなのですが、一つだけ、気候変動の影響を受けやすい鉄道なのだなあ、と。具体的には地下鉄や鉄道駅と比べて軌道線上の電停は夏の影響が大きいのです。

 駅舎であれば、ホームは確かに暑いですが線路とは高低差がありますので、冷房の効いた待合室の無い無人駅でも涼は保てないにしてもある程度風が通ります、地下鉄ならば基本的に地下路線には直射日光がありませんし、たいてい冷房が効いている。

 電停は、そういうことを期待するわけにはいかないのですよね。広島電鉄の様な運行頻度であれば、電車の中に逃げ込んでしまえば、という利便性はあるのですけれども、しかし乗り換えでもある程度急いで鉄路と道路の上の横断歩道を歩く、というのは。

 京都駅前バスターミナルなどでは、京都駅ミストという、スティーブンキングの小説や映画は関係ない涼を保つための霧状散水装置を作動させて、あれ蒸し暑い時には逆効果にも思えますが、やってるなあ、という熱中症対策は行われていますけれども。

 京阪京津線はレールに散水していまして、しかしあの散水は涼を感じるためのものではなくカーブが凄すぎて電車の通過が大変ですので走行を補助するための散水、という事なのですけれども。気候変動による酷暑日増加、こんなことさえ、考えてしまうのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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