■防衛情報-ウクライナ戦争
A-50早期警戒機が先月に続きまた撃墜されました。ロシア軍のウクライナ侵攻には少なからぬ影響を及ぼしそうですが今回使用されたものよりも射程の長いミサイルをロシアと中国も保有する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/52/f1ce2543527d98a693238312998d18fd.jpg)
ロシア空軍はアゾフ海近海のロシア領空圏内においてA-50早期警戒機を喪失しました。ウクライナ軍地対空ミサイルにより撃墜されたものとみられ、ウクライナ政府は撃墜の様子を撮影したという夜間映像を公表しています。A-50早期家回帰はロシア軍が現在8機を運用している早期警戒機ですが1月にも1機が撃墜、その前に地上でも破壊されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/a1/31881ab2401934efd6d1239e4a3d2e1c.jpg)
ウクライナ側が公開した映像には夜間、IRフレアーのような機体自衛装置を連続作動させる航空機付近で爆発が連続し起こる様子が記録、1発は機体をやや離れた場所で爆発しますが2発目が命中する様子が記録、狙われた航空機はミサイルを回避するためにかなり低い高度まで退避しているものの明けきれなかった様子と墜落後の機体が映されていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/93/aaeb462d00c6fbe8ac2d7f29e370283c.jpg)
A-50早期警戒機の撃墜には不確定情報ですが、ウクライナ軍がソ連時代に運用していたS-200地対空ミサイルが使用されたものとみられます。これは1960年代の古いミサイルではありますが、射程が300kmと非常に長くミサイルの機動性は低いものの戦域後方の航空機などや高高度を飛行する偵察機を撃墜する為のミサイルでウクライナから撃たれたもの。
■防衛情報-ウクライナ戦争
早期警戒機のレーダー警戒範囲は400kmから500kmで場合によっては射程300kmの地対空ミサイル圏内を飛行する必要があるし空対空ミサイルの長射程型も存在する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/7c/724a671245c0e3ff62a237838848365e.jpg)
A-50早期警戒機撃墜は実戦における早期警戒管制機運用の様相を切り替える可能性があります。長射程ミサイルの脅威に対応しているのは我が国航空自衛隊で、ロシア軍長射程ミサイルの圏内付近を飛行する三沢基地や中国軍長射程ミサイルの圏内付近を飛行する那覇基地の早期警戒機には空母艦載機で小回りの利くE-2CやE-2D早期警戒機を配備する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/d4/db1d92f599d4954100701b20a0914236.jpg)
E-767早期警戒管制機は後方の浜松基地に配備されていて、本州上空において防空作戦の中枢を担う、としています。アメリカ空軍などは大型のボーイング707旅客機を原型とするE-3早期警戒管制機の後継機として比較的小型のボーイング737を原型としたE-7早期警戒機へ置き換える方針でイギリスやNATOもE-3をE-7へ置き換え、イギリスは完了した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/5f/e8df80dd88e9782d6b8bdabb631a76e3.jpg)
E-7早期警戒機はE-3よりは小型ですが、この他にG-550-AEWのような更に小回りに聞くビジネスジェット機を原型とした早期警戒機の配備を進めるポーランドや韓国、既に導入したスウェーデンやイタリアの事例などがあります。他方、同様の状況で運用される対潜哨戒機は、無人機や戦闘機、高い脅威地域での運用方法などが模索されている最中です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
A-50早期警戒機が先月に続きまた撃墜されました。ロシア軍のウクライナ侵攻には少なからぬ影響を及ぼしそうですが今回使用されたものよりも射程の長いミサイルをロシアと中国も保有する。
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ロシア空軍はアゾフ海近海のロシア領空圏内においてA-50早期警戒機を喪失しました。ウクライナ軍地対空ミサイルにより撃墜されたものとみられ、ウクライナ政府は撃墜の様子を撮影したという夜間映像を公表しています。A-50早期家回帰はロシア軍が現在8機を運用している早期警戒機ですが1月にも1機が撃墜、その前に地上でも破壊されました。
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ウクライナ側が公開した映像には夜間、IRフレアーのような機体自衛装置を連続作動させる航空機付近で爆発が連続し起こる様子が記録、1発は機体をやや離れた場所で爆発しますが2発目が命中する様子が記録、狙われた航空機はミサイルを回避するためにかなり低い高度まで退避しているものの明けきれなかった様子と墜落後の機体が映されていました。
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A-50早期警戒機の撃墜には不確定情報ですが、ウクライナ軍がソ連時代に運用していたS-200地対空ミサイルが使用されたものとみられます。これは1960年代の古いミサイルではありますが、射程が300kmと非常に長くミサイルの機動性は低いものの戦域後方の航空機などや高高度を飛行する偵察機を撃墜する為のミサイルでウクライナから撃たれたもの。
■防衛情報-ウクライナ戦争
早期警戒機のレーダー警戒範囲は400kmから500kmで場合によっては射程300kmの地対空ミサイル圏内を飛行する必要があるし空対空ミサイルの長射程型も存在する。
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A-50早期警戒機撃墜は実戦における早期警戒管制機運用の様相を切り替える可能性があります。長射程ミサイルの脅威に対応しているのは我が国航空自衛隊で、ロシア軍長射程ミサイルの圏内付近を飛行する三沢基地や中国軍長射程ミサイルの圏内付近を飛行する那覇基地の早期警戒機には空母艦載機で小回りの利くE-2CやE-2D早期警戒機を配備する。
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E-767早期警戒管制機は後方の浜松基地に配備されていて、本州上空において防空作戦の中枢を担う、としています。アメリカ空軍などは大型のボーイング707旅客機を原型とするE-3早期警戒管制機の後継機として比較的小型のボーイング737を原型としたE-7早期警戒機へ置き換える方針でイギリスやNATOもE-3をE-7へ置き換え、イギリスは完了した。
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E-7早期警戒機はE-3よりは小型ですが、この他にG-550-AEWのような更に小回りに聞くビジネスジェット機を原型とした早期警戒機の配備を進めるポーランドや韓国、既に導入したスウェーデンやイタリアの事例などがあります。他方、同様の状況で運用される対潜哨戒機は、無人機や戦闘機、高い脅威地域での運用方法などが模索されている最中です。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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