読売新聞より。
ユーミンの実生活なんて、なんか考えられなし、考えたくもないんだけど。
こうやって記事になると、やっぱりユーミンも自分と同じ時代を生きているんだよな。
ハル★
読売新聞より。
ユーミンの実生活なんて、なんか考えられなし、考えたくもないんだけど。
こうやって記事になると、やっぱりユーミンも自分と同じ時代を生きているんだよな。
ハル★
今回紹介するユーミンは、【雪だより】です。紹介するのは二回目ですが、どうしても聞いて欲しい。
たまたま先日、むっちゃ寒い日にダウンジャケットを出して着た。
色はエンジ色系。
♪ 赤いダウンに腕を通したら、それはステキな季節の始まり ♪
ふとクチずさんでいた。
今回紹介するのは、ド定番でもある【ノーサイド 】です。
いやはやラグビーの騒ぎがやっと落ち着いてきたので。
YUMING Movieさん、ありがとう。
ついでにこんな記事も。
ラグビーって犠牲が根底にある競技なの、ってくらい犠牲が連呼されていた。
ここで歌詞を読んでみてください。
ノーサイド
彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った
長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた
肩を落として 土をはらった
ゆるやかな 冬の日の黄昏に
彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った
何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く 興奮よりも速く
走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから
人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ
同じゼッケン 誰かがつけて
また次のシーズンを かけてゆく
人々がみんなあなたを忘れても ここにいるわ
何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた
あなたを 少しでもわかりたいから
人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ
競技には勝敗がある。犠牲のない競技などないと思うんだけど。
それよりも、とにかく『枯れた芝生の匂い』、『二度と かぐことのない風 深く吸った』、この二節にやられてしまう。
もちろんラグビーなどかじったこともないし、今回のラグビー狂想にも興味は全くないけど、ユーミンワールドにはハマりこんでしまう。
まさに言葉の魔法。
ハル★
今回紹介するユーミンの楽曲は【砂の惑星】です。
田中 浩一さん、ありがとう。
砂の惑星
月の砂漠をゆく 遠い異国のキャラバンのように
この世の果てまでも あなたについて歩いてゆくわ
さあ 漂いなさい 私の海の波の 間に間に
ただ 泣きじゃくるように 生れたままの子供のように
恋の雫 ゆれる炎 深い吐息 花の香り
一度きりの愛の魔法
今二人 授け合うの 求め合うの
ああ 誰も知らない 瞳の奥の碧いオアシス
なぜ あなたと出逢い 流れ流れてどこまでゆくの
さあ 安らぎなさい お伽ばなしの夢の 間に間に
まだ 願い忘れた 長い呪文を囁きましょう
ああ ふるさと離れ ここは遥かな砂の惑星
時がこぼれ落ちて 素足の跡をかき消すデューン
金の砂はあなたの未来 星屑まで続いている
銀の砂は私の涙
吸い込まれ 抱き合うの 癒し合うの
月の砂漠浸す 二つの影が寄りそうように
この世の果てまでも あなたをとても愛しているわ
さあ 漂いなさい 私の海の波の 間に間に
ただ 泣きじゃくるように 生れたままの子供のように
さあ 安らぎなさい お伽ばなしの夢の 間に間に
まだ 願い忘れた 長い呪文を囁きましょう
音楽の技術とか、さっぱりの自分ですが、この曲の幻想的なメロディラインに魅了された。
『演歌の花道』のナレーションで有名な来宮良子さんに朗読してもらいたい歌詞。
「…さあ 安らぎなさい お伽ばなしの夢の 間に間に… 」
そう思って歌詞を読んでみた。
「…恋の雫 ゆれる炎 深い吐息 花の香り… 」
演歌の一節にも通ずるね。
ハル★
今回紹介するユーミンは【夕闇をひとり】です。
1981年発売のシングルレコード。【守ってあげたい】に続く曲。
宮崎美子さんへの提供曲ってのも意外な事実。
この後姿、ユーミンっぽいけど、実際は似た体形のモデルさん。
ユーミンの代表曲のひとつと云っても過言ではない【ノーサイド】。
この名曲が、奇しくもラグビーワールドカップで注目を浴びる結果にもなった。
『何をゴールに決めて何を犠牲にしたの』
今回のラグビー関連では、この『犠牲』という言葉ををたくさん耳にした。
この『犠牲』というマイナスイメージを、ポジティブに考える機会にもなった。
ドキュメンタリー映画「君はノーサイドの笛を聞いたか」では、
「ラグビー」とは「一人のヒーローの為に皆が犠牲になれる、だからヒーローもそれを驕らない」と故大西鉄之祐氏{元早大・日本代表監督}は自分の著書の中に書いている。
こう記している。
仲間のために『犠牲』になる。
生半可な精神ではないでしょう。
来週の火曜日は、久しぶりのユーミンナイトです。
幕開けは【ノーサイド】になっちゃうのかな、やっぱり。
ハル★
今回のユーミンは【時をかける少女】です。
超メジャーな曲ですね。
一本気大将さん、ありがとう。
時をかける少女
作詞 : 松任谷由実 作曲 : 松任谷由実
あなた 私のもとから
突然消えたりしないでね
二度とは会えない場所へ
ひとりで行かないと誓って
私は 私は さまよい人になる
時をかける少女 愛は輝く舟
過去も未来も星座も越えるから
抱きとめて
ゆうべの夢は金色
幼い頃に遊んだ庭
たたずむあなたのそばへ
走ってゆこうとするけれど
もつれて もつれて
涙 枕を濡らすの
時をかける少女
空は宇宙の海よ
褪せた写真のあなたのかたわらに
飛んで行く
時をかける少女 愛は輝く舟
過去も未来も星座も越えるから
抱きとめて
ユーミンの歌詞で『時を』が出てくるのは、20曲。
ああ時を越えて…
琥珀色の時を求め…
あたたかさで時を越えて…
何万年も時を飛び越え…
夢見てた…
あなたと時を越えたい…
同じ時を旅している…
過ぎた時を見せて…
時間とかを表す言葉が多い。
そこにもユーミンワールドが広がっていく。
ハル★
今回のユーミンは【9月の蝉しぐれ】です。
アルバム、DAWN PURPLEに収録。一番最後の楽曲。
ドラマの最終回のエンディングに使用されたんだって。
Kショウキチさん、ありがとう。
9月の蝉しぐれ
作詞 : 松任谷由実 作曲 : 松任谷由実
ありがとうと云える日
来ることなんてないと思っていた
どうして どこから
この電話をくれたの
ゆずれなかった恋に
卑怯に見えたあなたの沈黙が
どうして 今では優しさに思える
おしえて 大人になるっていうのは
もう 平気になる心
死にたい程傷ついても
なつかしいこと
学校の坂道の下のバス停
まだ夏服着てた
いっしょに帰った9月の蝉しぐれ
哀しい なきやんでしまわないで
ああ 一途な面影よ
深みどりがまたひと刷毛
薄れるみたい
おしえて 大人になるっていうのは
もう 平気になる心
死にたい程傷ついても
なつかしいこと
学生から大人になるって、自然なことなんだけど、迷ったりする大切な時間なのかも。
歌詞にある『深みどりがまたひと刷毛 薄れるみたい』は美術的な表現。水彩画でも油絵でもイメージできる。
自分も少し美術をかじっていたので、妙に共感できる部分。
タイトルの英語表記は、【The Song of the Cicada In September】。
Song of the Cicada を蝉しぐれって、ちょっと無理がある。
ま、それが情緒ある日本語なんだけど。
ハル★
今回紹介するユーミンは【入江の午後3時】です。
シングルレコードで1978年発売して、アルバムには『流線形'80』に収録。
aoaoao196903さん、貴重な動画、ありがとう。
入江の午後3時
濡れたシャツをしぼって 胸の下で結んだら
照り返す陽差しより あなたの瞳 肌をさすの
気にしないと笑って 傷心をきくけど
美しくできるのよ言葉にすれば 過ぎた恋は
口に出さずにやいてくれたら
私 ホロリと沖を見て Fall in love again
空の青さ深まり この入江も秋になる
その頃は二人とも同じ夕陽を どこで見るの
又 来年会えるよ 珊瑚礁が恋しけりゃ
今はただ いどころも明日も告げず 砂に立つの
髪がまとわる うなじのあたり
あなた見ている気がしたら Fall in love again
口に出さずにやいてくれたら
私 ホロリと沖を見て Fall in love again
Fall in love again Fall in love again Fall in love again
夏も終わり、そして秋へ。
この季節になると、聞きたくなる一曲。
油壺が舞台らしいけど、歌詞には『珊瑚礁』が描かれているので、やっぱり南の海なのかな。
でも『入江』と聞くと、やっぱり神奈川っぽくもあるね。
ま、場所の特定はしない方がイメージがふくらむ。
♪美しくできるのよ言葉にすれば 過ぎた恋は
自分には、ユーミンの強がりに聞こえるけど、いかが。
ハル★