今回紹介するのは【罪と罰】です。
1978年発売、アルバム【紅雀】に収録。
結婚後「松任谷由実」として最初のオリジナルアルバム。
罪と罰
作詞 : 松任谷由実
作曲 : 松任谷由実
So sad, so sad, so sad
だって 人の心覗けない
今あなたを塗りつぶしてるか…
激しく愛したあと午後の引き潮とともに
白く うつろになる
チックタックと時は過ぎてゆく
そんなふうに髪を撫でないで
肩にかかる指先 そのつめの形にさえ
私 死にたくなる
いつもうれしい分だけ あとから哀しみが来る
どんなに 燃えて求めても
決してひとつにはなれないの
もっとつらく かなしくさせてね
私だけにくれる痛みなら…
静かなささやきすら 砂漠の竜巻になり
遥か連れ去られる
いつもうれしい分だけ あとから哀しみが来る
どんなに 燃えて求めても
決してひとつにはなれないの
ちょっとさめたふりをするくせは
傷つくのを うまくさけるため
悪い手管の罪は 情熱奪われる罰
だけど 今度はいや
今度はいや
So sad, so sad, so sad…… ……
ユーミンには珍しく、情事後の倦怠を綴った歌詞。やんわりエロチック。
二番最後の歌詞、『ワルイテクダノツミハ、ジョウネツウバワレルバツ』の部分は、クチに出してしゃべるとリズミカルで小気味がいい。
ハル★