ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「倍速で映画を観るバカ」その1

2022-12-09 23:45:09 | 日記

『映画を早送りで観る人たち』っていう本(稲田豊史著、光文社新書)を読んでます。

以前から書店で見かけて気にはなってたけど、まぁそういう人たちが沢山いるのは知ってるし、自分も早送りする時はあるから、そんなに問題視する事じゃないと思いスルーしてました。

けど、多くの若い人たちがしてる早送りと、私がしてる早送りとは、どうも意味合いが違うらしいんですね。

それはもしかすると、このブログの決まり文句「(世の中は) 破滅です」に繫がりかねない、けっこう深刻な問題かも知れない。

っていうようなことを書いた本だと読者さんに教えてもらい、それなら読んでみたい!と思い立って購入した次第です。



まだ導入部しか読んでないけど、映画やドラマが倍速視聴されるのが今や当たり前になってたり、作者に無断で切り刻まれた「ファスト映画」が大人気になってるのは、どうやら多くの若い人たちが「世間の話題について行くため」なんですよね。

私が早送りするのは、ブログでレビューする為にセリフをメモしたり画像を撮ったりする「作業」に伴うもので、最初に「鑑賞」するときは絶対そんな事しません。

ちゃんと本来のスピード、っていうか「間」を体感しないと鑑賞した事にならないし、感想なんか書けないですよ!

けど、多くの若い人らにとって、作品を観て自分がどう感じるかは、別にどうでもいい事らしいんです。

彼らの目的は前述の通り、世間の話題について行く事なんで、粗筋と、ポイントになるセリフさえ知っとけば充分なワケです。この本じゃそれを「鑑賞」じゃなく「消費」と表現してるけど、まさにそうですよね。

そんな観方されたら創り手はたまったもんじゃないけど、創り手の側が世間の人らをそんな風にしちゃった側面もある筈で、この問題の根っこは相当深い。

けど、私が今回言いたいのはそこじゃなくて、お前ら、なんでそうまでして世間の話題について行きたいねん?ってこと。

ただコミュニティの会話に入って行きたいが為に、観たくもない映画やドラマをわざわざチェックする、その行為こそが私は気持ち悪くて仕方がない! ほんと、バッカじゃないの?

ちょっと長くなりそうなんで、この話は連載形式で書いていきます。


 

コメント (6)
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