ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「倍速で映画を観るバカ」その2

2022-12-10 23:53:07 | 日記

もう10年近く前の話だけど、その頃30歳前後だった若い同僚から、私が所有してる映画のDVDやサントラCDを貸して欲しいと頼まれた事がありました。

それはお安い御用ではあるんだけど、彼が求めたのは私のオススメ作品ではなく、誰もが知ってる人気作や、巷で名作と云われてる作品ばかり。

アニメオタクだった彼は、私とオタク談義する際に、どうやらコンプレックスを抱いてたみたいなんです。アニメよりも映画について詳しい方が高尚っぽくて、世間体が良いとたぶん思ってた。

このギャップはいったい何だろう?って、私はすごい違和感を覚えました。

アニメ好きであることを大声で言えない気持ちはまぁ、解らなくもない。けど、だからって、別に好きでもない映画について詳しくなったところで、いったい何が楽しいの?って。

それ以上に理解しづらかったのが、巷で人気だったり高評価だったりする作品さえ観とけばいいっていう考え方。

どう思います? そんな事して一体なんの意味があるのか、私にはサッパリ解りません。



いつだったか、マイフェイバリット映画のトップ10をブログに書きましたけど、巷で名作と云われてるのはチャップリンの『街の灯』ぐらいで、あとは『リーサル・ウェポン』とか『キック・アス』とか『マジンガーZ 対 暗黒大将軍』とかですよw

巷でどう評価されてるかなんて、まったくどーでもよくて、とにかく私は悪党どもを片っ端からぶっ殺す映画が好きだから、選べと言われたらそれしか選ばない。『万引き家族』とか『ドライブ・マイ・カー』とか全然観たいと思いません。

もし映画評論家になりたいって言うなら、そりゃ名作(と云われてる作品)から押さえていくしか無いだろうけど、そうでないなら好きなのだけ観てりゃええやん!って。

そもそもアニメが好きなら、その道を究めて行けばいいんです。中途半端にかじった名作映画より、私はアニメの話をもっともっと聞きたかった!

新書『映画を早送りで観る人たち』を読みながら、私はその若い同僚のことを久々に思い出しました。世間の話題について行く為に、映画やドラマの粗筋と結末、つまり情報だけを求める若者たち。私にはまったく理解できません。



今、私がいちばん合体したいと思ってる女性はKT Jacksonさんだけど、そこまで好きになっちゃった理由というか、キッカケは『この子の七つのお祝いに』なんですよねw

2022年現在、誰も話題にしてないどころか、公開当時もそんなにヒットしなかったこの映画を、夜な夜な繰り返し観て悦に浸るKT Jacksonさん!

しかも、当時若手のイケメンだった根津甚八さんじゃなく、当時すでに禿げ散らかしてた杉浦直樹さんに萌えまくるKT Jacksonさん! 最高ーっ!!



私はそんなKTさんがあまりに可愛くて愛しくて、直樹にも負けない自慢の舌技で吸った揉んだしたくて仕方なくなっちゃった次第です。

いや、KTさんが普段ブログに載せておられる、全ての画像が巷の話題とかけ離れてるんだけどw、その中でも『この子の七つのお祝いに』と杉浦直樹さんはダントツでしたw

作品を鑑賞するって、こういう事だと私は思うワケです。いや、ちょっと特殊かな?w でも、私の楽しみ方とめちゃくちゃ近い。だから今すぐ合体しなきゃダメなんです。



本来、作品はこうして個人で楽しむものであって、世間なんかいっさい関係ないんです。なのに、なんで世間の為に映画やドラマを早送りで「消費」しなきゃいけないのか?

本当に、まったく理解できません。自分はここまで世の流れと剥離しちゃったのかって、やや愕然としてます。間違いなく、破滅です。


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする