今日からまた 実家行きです。
週末の桜見物を予定していたのですが、
老いた両親がまだかまだかーと 私達の来るのを待っています。
じっと我慢の長~い冬ごもりからやっと開放され
桜の花便りが聞こえ出すと
ちょっと近場のドライブに出かけてみたくなるようです。
また 帰りましたら更新しま~す。
せっかくのご訪問 ありがとうございました。
で、いつもの一年遅れの DVD鑑賞 です。
もう既にご存じでしょうが、お時間がありましたら
ひと休みしていって下さいませ!!
『チェンジリング』
2008年 クリント・イーストウッド監督のアメリカ映画。
日本では2009年2月20日より公開されました。
これも約1年前です。
見直してみると、初回よりも また感じ方が違い
だいたいストーリーは覚えていたので、
内面的なところがじっくり見られ、改めて感動しました。
作品を発表する度に絶賛を浴びる 映画作家クリント・イーストウッドが
アンジェリーナ・ジョリー主演で贈る
アメリカで起こった、実話を基に描いたサスペンスドラマ。
一人の母の愛を綴った感動の物語です。
時は1928年。
ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子ウォルターと幸せな毎日を送る
シングル・マザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)。
だが ある日突然クリスティンの勤務中に、
家で留守番をしていたウォルターが失踪。
誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き
クリスティンは眠れない夜を過ごす。
そして5ヶ月後。
警察から息子が発見されたとの朗報を聞き
クリスティンは念願の再会を果たす。
だが、彼女の前に現れたのは最愛のウォルターではなく
彼によく似た、見知らぬ少年だった。
クリスティンは、自分の子供では無いと幾度訴えても
警察は、既に終わった事と取り合ってくれない。
再三、捜査のやり直しを懇願しても
精神に異常をきたしていると精神病院送りに。。。
凋落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動。
そんな警察から、事実をひん曲げてでも認めろと強制させられる事に対し
クリスティンは決してひるむことなく、立ち向かって行く。
そこには、まだ生きているかも知れない息子を、
何とかして助け出したという 母親としての一途な気持ちなのです。
クリスティン・コリンズの不屈の戦いは、ここから始まっていくのです。
相手は腐敗した警察組織。
当時のロス警察の実態といい、これが実話だったとは
なんと恐い話です。。。
見知らぬ少年を警察に押し付けられた母親の心情を
アンジェリーナはエレガントながら 強さを内に秘めた母親を熱演していました。
母親の愛の強さと深さ。
見終わった後 どう表現していいのか言葉が見あたらないけれど、
静かな感動が残りました。
*チェンジリング changeling とはヨーロッパの民話で、
妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供、
取り替え子の事だそうです。
You Tube チェンジリング 日本版予告編