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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

樹木ウォッチング冬から夏へ425エゾノキヌヤナギ

2018年02月12日 | 日記


エゾノキヌヤナギの樹形。ヤナギ科ヤナギ属。
キヌヤナギは本州の栽培種、葉の裏面に銀白色の絹毛が密生するところか「絹ヤナギ」と呼ばれる。
エゾノキヌヤナギは川辺に生える高木で樹高15mほどになる。(キヌヤナギは5mほどの小高木。)
エゾノキヌヤナギも葉裏に絹毛が密生するがキヌヤナギほど目立たない。



エゾノキヌヤナギの冬芽。
エゾノキヌヤナギの冬芽は有毛のグループ。エゾヤナギ、オノエヤナギ、エゾノカワヤナギなどの冬芽は無毛のグループ。
1年生枝にも灰色の毛が密生してエゾノキヌヤナギを同定する上で重要なポイントとなる。



エゾノキヌヤナギの樹皮。
樹皮は暗褐色で縦に裂け目がはいり、樹齢が上がるにつれ裂け目は深くなる。
アイヌはヤナギ類を「スス」と呼び、エゾノキヌヤナギのことは「ペット・スス」と呼ぶ。
エゾノキヌヤナギの学名「Pet-susu」はそのアイヌ語に由来するという。
枝は柔軟で曲げやすく、繊維が強いので細工物に利用され、柳行李を作ったこともあるという。
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