キレハイヌガラシの群落。アブラナ科イヌガラシ属。
田畑や畔、道端、空き地などに生える多年草で、湿った所を好むので「ヤチイヌガラシ」の別名もある。
同属のスカシタゴボウは1、2年草。
切れた根からでも再生できる強い繁殖力をもち、ときに大きな群落をつくる。
キレハイヌガラシの葉。
キレハイヌガラシの葉は羽状に深裂し、「裂れ葉」の名につながっている。ただし、変異はある。
同じアブラナ科のセイヨウアブラナは明治初期に移入された帰化種であるが、キレハイヌガラシの初確認、命名は1963年、ずっと新しい。
新しい帰化種ながら、切れた根からでも再生する繁殖力で、田畑に入り込むと駆除が困難な大変厄介な雑草となる。
キレハイヌガラシの花。
萼片(4個)長楕円形で明らかに花弁より短い。花弁(4個)は黄色の倒卵形。
果実は円筒形の長角果。種子による有性繁殖が主とも言われるが、まだ確実なところは分かっていないとも言われる。
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