井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・ツタ2

2022年12月17日 | 日記

ツタの冬芽。ブドウ科ツタ属。
ツタの冬芽は円錐形で小さく、2列互生する。芽鱗は托葉起源で3~5枚。
葉枕(ようちん:葉柄基部の膨らんだ部分)が著しく隆起し、その上に冬芽、葉痕、時に花軸痕がつく。
葉痕は円形に近く、維管束痕は10個前後環状に並ぶ。
ツタの巻きヒゲ。
ブドウ属の巻きヒゲは先が捩じれて他物に絡みつくが、ツタの巻きヒゲには先端に吸盤があり、その吸盤で他物を攀じ登る。
ツタの巻きヒゲは茎の変化したもので、冬芽と対生する。
長枝につくツタの葉。
ツタには長枝と短枝がある。ツタの葉は変異が大きくいろんな形が見られる。
長枝につく葉は普通3浅裂する。ツタの学名(種小名)の「tricuspidata(トリカスピダータ)」は「3凸形」の意味だという。
長枝につくツタの葉は、1節に1枚ずつ互生し、葉質は薄く葉柄は短い。
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