
エゾイチゴの樹形。バラ科キイチゴ属。
山地~亜高山に生育する落葉低木、樹高は1mほど。
本州中部以北にも分布するとされるが稀で、北海道~カラフトなど亜寒帯に分布し、そこから「蝦夷イチゴ」の名がつけられた。

エゾイチゴの葉。
エゾイチゴの葉は奇数羽状複葉、3小葉が普通だが、5小葉のものも混じる。
頂小葉は側小葉より大きく、菱形状卵形~広卵形~楕円形で先はとがる。基部は円形~浅い心形、縁には不整な重鋸歯がつく。裏面には淡軟毛が密生して灰白色になる。

エゾイチゴの枝の刺。
エゾイチゴの枝には刺、針が密生し、上部には有柄の腺毛と短軟毛がつく。
キイチゴ類の刺は枝につく毛が変化したもので「剛毛針(ごうもうしん)」という。
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