
ノビネチドリの群落。ラン科テガタチドリ属。
山地~亜高山の林縁などに生える多年草。ノビネは「延根」と書く。根を横に伸ばして群落を作るところからノビネの名がつけられる。
属名のテガタチドリは「手形千鳥」と書く。根茎が掌状になるからのネーミングなのだが、ノビネチドリの根はそうならないので、「ノビネチドリ属」とすべきである、という見解もある。

ノビネチドリの葉。
葉は長楕円形で4~10枚つける。葉面には縦に折り目があり、縁は波状に縮れる。上の方の葉は細く小さくなり、苞へと移行していく。

ノビネチドリの花序。
茎頂に淡紅紫色の花を穂状につける。札幌周辺で見られる野生ランの中では大型で豪華な雰囲気をもつ花である。
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