ミヤマアキノキリンソウの群落。キク科アキノキリンソウ属。
山地~高山の草地に生える多年草、高山植物としては「コガネギク」の別名の方が通りがいい。
ミヤマアキノキリンソウは「深山秋の麒麟草」と書く。和名ではアキノキリンソウの高山タイプの変種という感じになるが、分類学ではミヤマアキノキリンソウの方が基準種で、アキノキリンソウはその1亜種になるという。
ミヤマアキノキリンソウの葉と花序。
草丈はアキノキリンソウより小さく15~40cmほど。
葉は狭長楕円形、頭花は円錐花序に密につく。
ミヤマアキノキリンソウの花。
一つ一つの頭花はアキノキリンソウによく似る。総苞の様子は写真に撮れていないが、総苞は広鐘形で総苞片は3列(アキノキリンソウの場合、総苞は狭鐘形で総苞片は4列になる)となる。
小花は多くが雄性期を終え、花柱を伸ばし始めたもの(全体に閉じている)から、先端を閉じて中間を開き始めたもの、更に先端も開いて完全な雌性期に入ったものなど、各段階も花が見えている。
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