goo blog サービス終了のお知らせ 

井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

道端・野原で見かける花16セイタカアワダチソウの仲間2

2014年11月05日 | 日記


セイタカアワダチソウの茎。
セイタカアワダチソウの茎や葉にはこわい毛が密生してザラザラの手触りとなる。
花序全体の形などから区別できるともいわれるが、茎や葉の手触りで区別するのが一番分かりやすいし確かである。



「オオ」と「セイタカ」の群落。
左:セイタカアワダチソウ  右:オオアワダチソウ
花期はオオアワダチソウの方が早く、セイタカアワダチソウは1か月ほど遅い。
草丈は「セイタカ」の方が文字通り高いが、草丈だけでの判別では間違いも生じる。
セイタカアワダチソウが侵略的帰化植物として騒がれた頃、花粉症の元凶と言われたこともある。
しかしアワダチソウの仲間は虫媒花で花粉を風で飛ばすことをしないから、全くの濡れぎぬである。



オオアワダチソウの果実。
アワダチソウは「泡立草」で、アキノキリンソウの別名。
この仲間の果実,痩果につく冠毛が多く、冠毛の盛り上がる姿が発酵の泡立ちに見えるところから「泡立草」の別名で呼ばれるようになった。
オオアワダチソウやセイタカアワダチソウの帰化種の方が「泡立草」の名が相応しいともいわれる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 道端・野原で見かける花15... | トップ | ウンランとその仲間1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事