井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

アキノキリンソウの仲間

2011年11月03日 | 日記
アキノキリンソウは変異が大きくて、環境によって大きく姿や性質を変えるという。



ミヤマアキノキリンソウです。キク科アキノキリンソウ属。
アキノキリンソウの高山型で「コガネギク」の別名をもつ。
アキノキリンソウが比較的まばらに花をつけるのに対して、ミヤマアキノキリンソウは頂部に固まってつく。



ミヤマアキノキリンソウ、花のアップです。
花のつき方にはアキノキリンソウと若干違いがあるが、頭花一つ一つを見れば大きさも形もほぼ同じ。
総苞がアキノキリンソウが狭鐘形であるのに対して広鐘形とされ、総苞片そのものについても違いがあるとされるが、中間型もあって区別は難しいという。
アキノキリンソウの1変種または1亜種とされるのもその辺の事情による。



オオアキノキリンソウです。キク科アキノキリンソウ属。
こちらもアキノキリンソウの1変種、1亜種の扱いとなる。
名前に「大」の字がつくが、草丈や花そのものが大きい訳ではなく、茎が太いことやミヤマアキノキリンソウよりは草丈が大きくなるなるところから、イメージ的に「オオ」の名前がついたらしい。「ミヤマ」が高山型であるのに対して、「オオ」の方は海岸草地型である。
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