クサレダマの花1.サクラソウ科オカトラノオ属。
萼片は三角状卵形で先は鋭く尖る。花冠は黄色で5裂。
雄しべの花糸は基部で合着して筒状になる。雌しべの柱頭はいまだ筒の中で、雄性期の花ということ。
クサレダマの花2.
雄しべの筒の先が拡がり、雌しべの柱頭が伸び出してくる。雌花の働きをする「雌性期の花」となる。
クサレダマの果実。
子房は5個の萼片の中で膨らんでいく。果実は球形の蒴果、先端に長い花柱が残存する。
江戸時代に外来の花木としてもてはやされたマメ科のレダマに似て草本なので「草レダマ」と呼ばれたの。「腐れ玉」ではない。レダマは漢字だと「連玉」と書く。ポルトガル語の「Retama」の音に連玉の字をあてただけで、イメージは関係ないという。
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