井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

サラシナショウマ雄しべが目立つ花序

2011年12月06日 | 日記
キンポウゲ科の花には、萼が花弁状で美しいものが多いがそうでないものもある。



サラシナショウマ、花のアップ。キンポウゲ科サラシナショウマ属
萼片、花弁より雄しべの方が長く、萼片、花弁は早い時期に落ちてしまい雄しべだけが目立つようになる。
目立つ雄しべは、花被に代わって昆虫の誘引器官となる。



サラシナショウマの果穂。
果実は袋果で、花柱は残存する。



サラシナショウマの袋果と種子。
キンポウゲ科には、袋果または液果のグループと痩果のグループとがある。サラシナショウマは前者である。
このグループにはトリカブトの仲間があって、袋果の長さは違うが形は良く似ている。
左がトリカブトで、右がサラシナショウマ。
種子には鱗片がついていて、風散布の翼の働きをする。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 薬草であり山菜でもあるサラ... | トップ | ショウマ類で開花一番手のル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事